テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私と蒼の出会いは小学6年生の時だ。この頃の私と蒼の性格は反対だった。私は友達とワイワイ楽しみたいタイプ。蒼は友達なるべく静かにいたいタイプ。周りから見ると合わなさそうな2人だが、意外にも私達はすぐ仲良くなった。
月)何書いてるの?
蒼)犬
蒼)できた。
蒼)いる?
月)せっかくだし貰おうかな
始めはこんな風に学校で他愛のない話をしていた。
そこから次第に放課後一緒に遊びに行くようになった。
月)今日の放課後遊べる?
蒼)うん。遊べるよ
月)やった!
月)じゃあ帰ったら○○公園で待ち合わせね
蒼)了解
そんな生活をしていたある日、私は友達との関係に悩んでいた。
モヤモヤした気持ちでいると蒼が何か察したのか私に話しかけてきた。
蒼)なんか、大丈夫?
月)うん?どうした?
蒼)なんか顔が死んでた。
月)失礼な…
月)私は生まれてからずっとこの顔なんですけどー?
蒼)それはそう。
蒼)でも悩みは溜め込むものじゃないよ
月)じゃあ1つだけ聞いてくれる?
蒼は黙って私の話を聞いててくれた。私が一通り話し終えると蒼が口を開いた。
蒼)そんなこと考えるだけ無駄でしょ
月)無駄ってなによ…
蒼)結局月は友達がいなくなりそうで怖いんでしょ?
蒼)それなら心配ないよ
蒼)俺はずっと友達だから
その時私の頭の中で彼の言葉がこだまする。それと同時に私は今まで感じたこと無い気持ちに襲われた。
その日私は____恋をした