………僕ってもしかして天才……?
ふふふ……こうなったら早速実行です!
『……さっきからニヤニヤしてどうした』
「え、あ、いや!なんでもありませんよ!」
……本当に勘が鋭いんですから……
ここはしっかりさりげなく……作戦立てますか、、、、……なんかめんどくさっ(ボソッ)
おっと、心の声が……
「とりあえずアップルパイ……」
突然、身体が包み込まれる。ミヒャが後ろから抱きついてきているのだ。
……いつも君からだね、スキンシップをとってくれるのは
「ミヒャ?」
『………』
……可愛いなぁぁぁぁあ!?僕が甘えなくても良くない!?もういいよね!?
……とりあえず作業を続けることにします。
ミヒャが大きな林檎を取ってきてくれたし、パイの生地なんて……多分なんとかなります、、
「…よしっ、後は焼きあがるのを待つだけですね」
『……本当にこれが……?火を通すと、、その…あっぷるぱい?というものになるのか?』
「そうです!!その…ファイアーパワーみたいな!!」
『クスッ、笑』
「わ、笑わないで下さいよ……」
語彙力が無いのは仕方ないもん……
頬をぷくーっと膨らませるアレク。そんなアレクを見てミヒャは呑気に美味しそうだなーと思いながらつついてみた。
________すご、、もちもちしてる……、、、。
そのままミヒャの指はすぅっとアレクの唇をなぞる。少しビクッと震えたアレク。また照れているのかと愉快に視線を向けてみる。
……が、
ミヒャの目に映ったのは、、頬を火照らしながら少し熱を持った目で見つめてくるルビーだった。
あまりにも珍しい光景に目を見開く。そんな彼の心情に気づくはずもない子供は言葉を紡いだ。
「………みひゃ……」
「きす、して、、」
『……い、、いいのか?』
「………お願い……」
弱弱しく、上目遣いでお願いされたらもう……我慢なんて出来るわけねぇだろ、クソ、、、。いつからこんなにエロくなったんだよこいつ…可愛すぎんだろ。てか、コイツから言ってくるの珍しすぎないか…???
そんなことを頭フル回転(0.01秒)で考えたミヒャはアレクの唇を貪った
「んっ……」
思わずぶつけるように口付けるとそれを受け入れるアレクの唇が開き、舌を誘導してきた。
……1ヶ月前まではキスすらマトモに出来なかったくせに
舌と舌を絡めて、卑猥な水音を部屋に響かせる。暫くすると少し苦しそうな息をもらし、ぎゅぅっと背中に手を回して抱きしめてきた。そろそろアレクの表情が見たくなって唇を一旦放せばアレクが幸せそうに微笑んだ。
「……だ、大好き、だよ……///」
少し照れくさそうに呟いた彼はものすごく……可愛かった。頭がクラクラしてしまいそうだ。
『……珍しいな、お前から……そんなことするなんて』
「…………///」
変かな、と少し首を傾げて上目遣いで言われてしまい思わず目を逸らしてしまった。
「あ!焼きあがった!」
パタパタとかける姿はまるで犬のよう、、、
…………じゃなくて……
『凄くいい匂いだな』
「でしょぉ〜」
一緒に暮らして1ヶ月も経つと流石に人間のこと……まぁ、アレクのこともわかってくる。お皿とフォークなどをきちんと用意する。撫でろ、と頭を差し出すとヨシヨシと撫でてくれた。最高。
「いただきます」
『……いただきます』
「……ほら、ミヒャ」
『?』
「あーん、して」
『は、、』
「?食べないの?」
『いや……』
……あーん、、俺は子供か
『ŧ‹”ŧ‹”』
「美味しい?」
『……美味い』
「良かったぁ!」
「もう一口いる?」
『……自分で食べるからいい』
「そう……?」
流石に恥ずかしい気がするので断っておく。それにしても今日のアレクは少しおかしいような………そういう時期か?可愛いが。
「ねぇ、ミヒャ、」
『あ?』
「僕にもやって」
『………………』
『……あーん……?』
パクッ
ŧ‹”ŧ‹”
「おいひぃ〜」
……別におかしいとかないか。いつも通り可愛いし。
……あ?俺、さっきから何言ってるんだ
可愛い________ってなんだよ。コイツ男だぞ。
……
『ŧ‹”ŧ‹”』
美味い。アップルパイ美味いな。ネスが作っているからか、、?
真剣にかぶりつくミヒャ。それをじっと見つめるアレクはハッと何かに気づいたようで、、、
「!ミヒャ……」
『ん?ŧ‹”ŧ‹”』
「ここ、ついてるよ」
『!』
「あははっ、笑」
「ミヒャも意外に子供っぽいよね〜」
『……何千年も生きてる悪魔だが?』
「それはねぇ〜笑」
「………でも」
「ミヒャはヨシヨシしてもらうの好きでしょ?」
『……それは関係ない……』
…………多分。
「思わず、甘やかしたくなっちゃうんだよねぇ………」
『……お前は、、俺に甘えないのか?』
……まぁ、この間、、アレクのやつを抜いた時はバリバリ甘い声で甘えてきたけどな。
……それ以外、、つまり普通の暮らしの中で甘えられたことはない気がする……
アレクは少し目を見開いた。そして笑い出す
「あはははっ!」
『……?』
「気づかなかったかぁ……」
「今日は僕からキスしたり、あーんしてもらったりしたんだけど……」
「やっぱりこれじゃダメか……」
『?どういう事だ?』
ムスゥ、と少し頬を膨らますアレクを見て俺は呟く。
『………べつに、、』
『別に甘えようとしなくてもお前は可愛いだろ』
「!」
少し固まった後徐々に顔が赤く染っていく。
本当に面白い。
「そ、そんなこと簡単に言っちゃいけません!!」
『事実だろ』
……………
アレクは俯いてボソッと呟く。
「………僕だけドキドキしちゃって……勘違いするでしょ……」
ボソッと呟かれた一言。この一言は地獄耳でもない限り聞こえないはず……だった。
『……………』
ガタッと席を立つミヒャ、そしてすぐ様外へ出ていってしまう。
「え?、え???ミヒャ!?」
…………
建物を出てすぐのところにうずくまる。
『………………』
少しだけ心臓が痛い気がする。
『クソッ………』
『なんだよアレ………///』
どうでしたか?
久しぶりのカイネスだと思う……(?)
やっぱりカイネスは最高やね!!!もう書いててもニヤニヤしてまう。困る。
後聞いてくださいよ……
「カイネス、潔ネス、士凛、冴凛、太中」この5つが見たくて見たくてたまらないです……、、どうでもいいですねすみません。
……早くR18書きたいなぁ、、、
……ありゃま、センシティブつけられちゃった
コメント
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……、へ、?え、ま、いや、可愛すぎるって……、︎ ネスがわざとカイザーに甘えてるのもめっちゃいいんだけどさ!! ってかアップルパイ作ってる時のネス想像したらもう……、破壊力抜群すぎる……、 気づいてなかったカイザーも可愛すぎるって……、でも最後よ、ネスにバレないようにして照れてるのまじで可愛すぎる、カイザーはカッコイイ系とかもいいんだけど可愛い系も沢山あってまじで好き……、
ああすきぃぃぃ やっぱかいねすって最強︎👍🏻 💞