コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
それからはあっという間だった。ミアの葬式では泣けなかった。
家に帰った瞬間ミアがいない現実を受け入れざるおえなかった。
散々泣いて落ち着いた頃には住んでた高層マンションの屋上にいた。
風が心地よく感じた。
ミアがいつものようにそばに居てくれているみたいで。
その時だった。
目の前に死神と名乗る人物が現れて
白道臣は死神として生きることを決めた。
_ミアにもう一度会える事を祈って。
死神になって数年が経つと能力を使えるようになった。
亡くなった人と会話ができる。
使えると気づいてからすぐにミアを呼んだ。
ミアも俺もあの頃とは変わらない見た目で笑いあった。
また数年が経つと
璃梨ちゃんに出会った。
何故かあの頃の自分と重なって。
この子だけは絶対に死神にしたい。
見えてたんだ、死神の自分が。
『会える、そう言ったら君は死神になってくれるのぉ?』
これからはこの子の師匠として。
死神として。
守ってみせる。
性格を変えてまでも。