テラーノベル
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rbru/nmmn/ご本人様関係NOTHING
誤字あるかも 腐要素少なめ 痛めのシーン多め
rb『』 ru 「」
mbrbと感じてしまう方もいるかも知れないので
地雷だと思ったらすぐお逃 げ下さい。
ただ私がrbru要素入れないとお話を作れないのでrbru要素はきちんとあります。
一応ハピエン
ーー rb side
鑑定の仕事が終わり、帰路につく。
今日は長引く依頼が多くもう24時を超えてしまっていた。
『⋯小柳くん心配してるよな、早く帰らないと』
そう言い歩くスピードを少し速める。
仕事の疲れに疲弊しながら歩いていると、
突然、口が塞がれた。
何がなんだか分からなかったが、とにかく抵抗しようとするが俺は目を閉じてしまった。
今思うならば、きっと睡眠剤が含まれていたのだろう。
強烈な横腹の痛みで目が覚める。
『っ⋯ッく、かは、ッ、げほ、ッゴホ、っ、』
血を吐きながら目を覚ますとは、どれだけ最悪な目覚めだろうか。
腕は拘束され吊るされていて動けない。
およそ6メートルくらい離れた所には黒い服を来て顔を隠した誰かがいた。
しかも触手が生えている人が。
『⋯誰ですか、貴方』
〈うっせぇな、黙っとけ〉
低くどすの利いた声だった。
小柳くんくらい低い声なのに、可愛くも安心感も全くない。
言う事を聞き黙っていると、突如腹を殴られた。
触手で殴られているからまだ良いものの、痛いのは痛い。
『⋯ったぁ、⋯何するんですか、』
そう言い放っても、返事は来ない。
何を話しかけても殴られるわ、刺されるわ。
理不尽過ぎではないかと思う。
『⋯っく、っか、ハッ、っ、ッく、た、っ、』
俺の服はもう血だらけだ。
「っ、ぐ、っか、は、っッ、」
痛い痛い痛い痛い、なんて叫びたいところだがそんな事をしたって余計殴られるだけ。
まるでサンドバッグかのように俺は動かず殴られ刺されを繰り返されるだけだった。
『⋯っ、ぐ、ッふ、ッは、か、ハ、ッ』
そろそろ気を失いそうだ
『⋯く、っか、、っ、は、?』
突然触手が俺の首に触れてきた。
その触手は自分のものではなく、目の前にいる”その人”の触手だった。
そのまま、俺の首を締めてくる。
『⋯っ、っ”〜っ、ふッ、ぅぅ”〜っ、』
『か、ハッ、く、⋯っ、』
死ぬ直前で触手を離され、
また触手で絞められ、
また死ぬ直前で⋯、
意識なんてとうに消えていた
吊るされているのはただの抜け殻だ
いっそ
もう死なせてくれ
そう考えることしか出来なかった
『⋯っ、っ”ぅ〜っ、く、っ、ッは、』
『っ、ふ、っぅ、か、ハ、ッ、』
痛い
痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
さっさと死なせてくれ
ずっと俺の首を絞めておけばいいのに
なぜ離すんだ
俺の前頭葉は不良品になってしまっている
『⋯く、っぅ、カ゚、は、っ』
『⋯っ”っ、ぅ、く、っか、はっ、』
もし、助けが来ると言うならば
もう来ないでくれ
こんな苦しい思いをしたならもう死にたいと願うことしかできないのだから
「⋯⋯こんの、クソ野郎!!!!!死ね!!!」
聞き慣れた声が俺の頭に響く。
『⋯っは、っ、、?』
〈ぐ、が、は、っ、〉
俺の首に纏わりついていた触手は力が消え離れていった。
「星導!!!!!大丈夫か!!! 」
さっきまで助けなんて来るなと思ってたのに
安心感で涙が溢れた
俺の事を苦しめてきたその人はもう死んで
目の前にいるのは小柳くんで
小柳くんは俺の手を拘束してきたその物を
壊してくれて力が入らなくって倒れかけた俺を瞬時に支えてくれた。
『⋯っ、か、こや、⋯ぎくん、』
「無理して喋るな」
「⋯っ、こんなんになるまで見つけれなくて」
「⋯本当に、本当に、ごめん」
『⋯⋯っ、あ、り、⋯と、ね、』
「⋯本当にごめん」
彼の綺麗な涙が血だらけの俺の顔を綺麗にしてくれた。
彼の涙に安心して俺の意識は途絶えた。
ーー ru side
こんなんになるまで見つけられなくって
俺はどれだけ最低なんだ
彼の恋人なのに
彼の事を支えた俺の腕で眠った彼の脈は
儚く止まってしまいそうで怖かった
彼の背中と足を支えて俺は動く。
一度彼を床に寝かせる。
彼の事を苦しめたクソ野郎を再度刀で刺した。
こんなんになるまで恋人を苦しめた奴なんかに慈悲なんて一切沸かない。
一番大事な彼の事を忘れ必死に刺した。
〔ロウ!!〕
理性を失った俺を呼び戻したのは
一緒に星導を探してくれていたライとカゲツだった。
滅多刺しにされた敵を見て
ライとカゲツは驚いていた
〘⋯すまん、遅くなって〙
〔⋯こっちは俺達に任せて。〕
〔⋯こいつであってるね?星導を⋯こんなんに、 〕
「あぁ」
〘ほら、タコ病院に急いで連れて行ってやれ〙
「⋯そうだ、急いで連れてく」
「また連絡する」
〘お願いな、〙
〔⋯頑張って、行ってらっしゃい〕
〘⋯タコも勿論やばかったけどさ、〙
〘ロウ、あいつ⋯、〙
〔⋯なんだよ、あの目〕
〔見たことねぇよ⋯、息止まるかと思った〕
〘⋯腰抜けるかと思った〙
〘てかこの死体⋯、〙
〔だなぁ⋯、本当間に合って良かった〕
〔ロウの理性が壊れると本当に⋯〕
〘⋯タコもだけどロウのあんな姿も見たくないぞ⋯、〙
〔⋯とりあえずこの死体どうにかしようか〕
〔⋯もう死んでるだろうし〕
〘⋯多分KOZAKA-cの仕業やろうな〙
〔だね⋯、もう一回本部に連絡しようか〕
〘頼むわ。とりあえず⋯、〙
彼を支え持ちながら急いで病院へと向かう。
血だらけの彼を見ながら涙を流す。
「本当にごめん⋯、こんなんになるまで見つけられなくて⋯、」
rb side
『やっぱり痛いですねぇ〜』
[逆にこんなに動ける患者さん見たことありまそんよ。来たとき血塗れだったんですよ。]
『はは、そうですか』
[もうちょっと安静にして下さいね。お付きさんも心配していらっしゃるんですから。]
「⋯はは、本当こいつなんでこんな動けるんですかね」
『やだなぁ、小柳くんのおかげじゃないですか』
そう言って俺の手を握ってくる包帯だらけの彼。
「⋯おま、人前で何してんだ」
[ふふ、いいですよ。微笑ましいですから。]
[あんなにボロボロだった星導さんがこんなに回復してるんですから良い事です。やはりヒーロをされているからなんですかね。]
『かもしれませんね〜』
「⋯あ、そういえば入院っていつまでですかね」
『一応明後日までの予定ですよ』
「星導には聞いてねぇぞ。お医者さんに聞いてるんだ。 」
[星導さん、勝手に入院期間縮めないでください笑。回復次第ではありますが、1週間の予定となっております。]
「⋯あ、そうなんですね」
「有難う御座います」
『寂しいんですか〜?』
「おめぇ⋯人前でさっきから⋯」
[ほら、小柳さんも落ち着いて笑]
[小柳さんも気を病んでなさそうで安心しました。こういう場合、どうしても精神に病を患ってしまう方が多いので]
「⋯あ、そうですよね」
[まぁ、お二方とも元気ならこちらとしても安心です。また入院期間の変更などありましたらお電話しますね。]
「はい、ありがとうございました」
『ありがとうございました〜』
「病室まで遠いけど、車いす借りる?」
『えー嫌です、小柳くんに支えて貰いたいなぁ 』
「⋯まぁ、痛くないならいいよ。 」
『⋯⋯⋯んふ、そうですか』
本当は心細いんでしょ。寂しいんでしょ。
⋯でもあんなにボロボロにされたのに生きてる俺って確かに凄いかもなぁ。
「⋯毎日お見舞い来てやるから」
『⋯やったぁ、嬉しいです』
ちなみに退院してからは、
小柳くんが家でずっと介護してくれた。
またこういう事があったら危険、ということでヒーロー全体で長期休暇をもらって、その間は色んなことをした。
まだ、傷は痛むし、夢も見る。
でも、その度に小柳くんは支えてくれた。
でも、まだ怖いな
コメント
5件
最高すぎていいね連打してしまった、、神作品すぎます。ありがとうございます!!!!!😭🙇♂️🙇♂️
最高でした😭👏✨