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side大森
今日は一年前のこと…
若井と僕の関係が拗れたきっかけになった日のことを話そうかな
その前に
特別にちょっとだけ。
「若井?悪いことしたらなんていうんだっけ」
「ぅ”、、、ひっ、、ごめっ、なさ…」
「ねぇちゃんと言ってくれないとわかんないよ」
「ふ、、ぁ、、もう俺っ、イけなっ、」
可愛い若井をみるのはこれくらいにして
一年前のことだよね。
(1年前)
さらに仲も深まり同棲にも慣れてきた頃。
「元貴ただいまぁ〜今日のご飯何に…」
「……なよ」
「ん、?」
「ふざけんなよ」
「なっ、どしたの、?」
「え、自覚ないの?」
「ごめん、わからない、」
若井が帰ってくる前、いつもと同じように部屋を片付けていると僕と若井の共通の友達から連絡が来た
ーーーーー
元貴、言いにくいんだけどさ〉
〈どした?
滉斗と女が歩いてるの、見た〉
そのままラブホ入ってた〉
【写真】〉
〈なにこれ
〈若井がこんなことするはずない
そうだよね、まぁ話してみろよ〉
〈うん、ありがと
ーーーーー
友人は浮気を目撃して写真まで撮っているようで
若井が浮気なんて
信じられなかった
信じたくなかった
でもどう見てもこの写真は若井
冷静を保とうとするがなかなかコントロールがきかない
若井に送られた写真を突きつける
「これ、何?」
「…え、何っ、これ」
「いやどう見ても若井じゃん」
「…いやでもこんなの、、」
ちゃんと話し合いをするはずだったのだが、
怒りが収まらずテーブルや椅子に当たってしまう
「っ、正直に言えよ、これお前だろ?」
「本当に違うって、俺だってわかんねぇよ!」
あぁ腹が立つ、
冷静になれ…どうにか感情を、、
そう思うがやはりこの写真はどうみても若井で違うと言われても納得できない
「元貴だって信じてよ!」
「じゃあこれ誰だよ、」
「本当にわかんないって」
「そんなわけないだろ、何で…何で」
「あぁもう良い、じゃあ俺出てく」
「、っは?」
予想外の出来事に急に我にかえる
僕…ちゃんと話し合いしたくて…
離れられたくない
1人になりたくない
咄嗟に出て行こうとする若井の腕を掴む
「っ”、待てって、!」
「離せよ!信じてくれないならもういい」
腕を振り払われ、それと同時にパチッという音が聞こえる
あれ、僕…若井を…、、
叩いた、?
数秒経ってから状況を理解する
若井自身もびっくりしていて、少し怯えたような目でこちらをみていた
「ごめん、俺もう出ていく」
出ていくと言うワードが自分を焦らせる
(若井がいなくなってしまうんじゃないか)
(逃げられる、嫌だ)
どうにかして抑えないと、、っ
若井の服をひっぱりそのまま壁に押し付ける
「うぁっ、何すんだよっ”!」
自分で感情がコントロールできない
こんなはずじゃなかった
なのに衝動で手が出てしまう
「僕だって…僕だってこんなことっ”!!」
「もう俺らうまくいかないよ、別れよう、手出すようじゃ続かない」
「…は、?そのきっかけ作ったのは誰だよ」
「俺は浮気なんかしてない!」
浮気なんかしていない、わからないの一点張り。
ただ説明して欲しかった
もう若井は別れるとまで言っている
どうすれば、、若井とは別れたくない
浮気したからって別れるつもりはなかった
(でも浮気を疑うような行動をしたのは若井…僕は…悪くないよね)
若井のポケットに入っているスマホを取り出して思いっきり投げた
バキッという音とともにスマホは起動しなくなる
「元貴”、!?何してんだよ!?」
「…全部若井だから…スマホなくなったらもう何もできないよね…?」
「何で壊すんだよ、ふざけんなって、!」
「若井がっ、!若井が別れるとか言うからっ!!」
「別れるって言ったら俺の携帯壊すの、?」
「…離れないでよ、浮気なんかしないで僕だけみてよ、」
「だから浮気なんかしてな…」
「その説明をくれって言ってんの!、別れるなんてもう2度と言わせない」
今まで若井に見せたことがないような視線を送り、ドアにはいつか買っていたチェーンをつけてカーテンを全て閉めた
若井はしゃがみ込んで唖然としている
「もう誰とも連絡とれないね」
「ぁ、、」
「若井はずっと僕と話しておけばいいんだよ」
「若井が悪い。怪しませる行動をとった若井が悪い」
何回も繰り返し若井に罪悪感を植え付ける
最低なことをしていると
その時は全く思わなかった
「…このチェーン外せ、、」
「…まだそんな口きけるんだ」
驚くほど静かでドス黒い自分の声が部屋に響く
少し反抗していた若井も動きが止まり、そのまま僕は腕を引っ張り若井がソファに沈む
「そこから動くなよ」
そこから玄関へ向かい、わざと音がよく響くように鍵を締め、チェーンにも鍵をつける
部屋へ戻ると、若井が立ちあがろうとする
「動くなって言ったよね…動いたところでどこにいくの?もう外には行けないよ」
若井は睨み返してくる
でもその奥には恐怖と不安が入り混じっているのがわかる
それでいいんだよ…そうやって黙ってればいい
もう居場所はここしかないんだから
この瞬間から僕の気は狂った
(主)
一旦区切ります!
まとめると、
仲良く暮らせていたと思っていた元貴だが若井の浮気を疑いはっきり説明してくれない若井と少し余裕ぶっている姿に腹が立つ。
若井の出ていくと言う言葉に焦り衝動的に逃げ場を消していく
みたいな感じですかね…
次回は回想シーンから現在に繋げようと思ってます!
個人的にはやっぱりDVとかクズ化が好みすぎる…🫣
いいねもよろしくお願いします🫶