※ attention ※
・ stnm
・ 青紫
・ 青大二×紫高三
・ 青さん屑
・ R-18 (紫さんの自慰)
なんでも許せる方向のみどうぞ
性欲というものは、三大欲求の中で一番抑えることが難しい『欲』だろうとおれは思ってる。おれも実際そうで、しかも男としては少しシビアな条件付きだから、中々欲を抑えられない。
その条件は何かと言うと、普通の男ならムラムラした時にはAVを見たり、はたまたは男性向けのエロ本でちんぽを扱いてオナニーをするものだと思う。だがおれは違う、それではイけないのだ。
分かりやすく簡潔に説明すると、おれはちんぽで扱いてもイくことができない。ならどうやってオナニーをしてるのかと言うと…
くちゅ…ぐちゅ……っ
「ん、は…ぁ゛、あん゛……っ、♡♡」
部屋に響く自分の喘ぎ声に混ざって、水っぽいいやらしい音が一人の部屋で丸聞こえ。恥ずかしい、けどこれがいい。この羞恥が一番興奮するのだ。
今、おれは指をおしりの穴…通称アナルに挿入れながら自分を慰めている。優しく、でもそれじゃ満足できないクソマゾだから確実にイイ所を探って、自分の指で前立腺を攻める。
(ゆび…足んない……、♡♡)
もっと太くてゴツゴツしている、雄の臭いが漂うつよつよ勃起ちんぽで攻められたい…♡
自分の指はもう三本も挿入っているのに、おれの指が細すぎるせいか。はたまた、自慰をしている間に淫乱に成り果ててしまったのか。どちらかも分からないし、このどちらかの選択肢に答えがあるかも分からないけれど、ただただ今は男のちんぽでおれのアナルを攻めて欲しかった。
「メスみたいに子宮ガン開いてザーメン受け入れろ」とか、「俺のちんぽ、膣できゅうきゅう♡締め付けちゃって可愛いね」みたいなエロ漫画のようはセリフで言葉責めされながらおれのアナルを攻めてほしい、♡♡
「っん゛……♡♡♡♡」
そんな欲望は山ほどあるのに、おれは彼氏を作ろうともパパ活をしようとも思えなかった。
理由なんて単純だけど、相手に引かれるほどの淫乱マゾさを知られたくないし、正直ちんぽの当たり外れがあるだろうから。
「……はぁ、」
足りない。
さっきイったばっかりなのに、おれの使えないちんぽはまだ快楽を求めて半勃ちしている。でもおれはそれを無視してベッドに倒れ込んで眠りこけた。
(…欲しい、)
まぁ、ムラムラし過ぎて自然じゃ眠れなかったから、睡眠薬を飲んで無理矢理寝る羽目になったのだけど。
「はーぁ゛……」
結局、睡眠薬を飲んで寝れたのは良かったけど、朝起きたら夢射しててパンツの中がぐしゃぐしゃに濡れてて最悪の目覚めだった。
この体質のせいで最近は睡眠の質が悪くて最近肌が荒れ始めているのが何よりも最悪だ。
「どうしたんなぁくん、おっきいため息ついて?」
「ジェルくぅん……」
おれがため息をついてボーっとしていると、いつの間にかおれの隣にいた親友のジェルくんに話しかけられた。
ジェルくんはおれの自慰事情を唯一理解してくれて、笑わずに相談に乗ってくれる良い友達だ。
だから一回ジェルくんに相手をして貰おうかと思ったけど、ジェルくんはそんなつもりないだろうし、おれもジェルくんとは仲のいい親友のままでいたいから、その話はしない事にした。
友達と愛人に持つ感情はどっちも愛だけど、形は全く別物でしょ?
「昨日アナニーしてたんだけどさぁ…もう自分の手じゃ全然っで、どうしようかなって感じ」
「あぁ、欲求不満だったんやね」
本当にこの話を笑わず真面目に聞いてくれるジェルくんには感謝しかない。他の人が相談相手だったら笑われるか引かれるだろうし、おれは本気で悩んでいるのに。優しい親友を持てたことに感謝しながらも、おれは昨日シた事の愚痴を話す。その間とジェルくんは真剣に相槌を打ってくれた。
「んー……あ。そういやさ、なぁくんって彼氏とかパパ活嫌って言ってたやん?」
「え、うん。そうだけど……」
いい案を思いついたのか、それとも単純に確認をしたかっただけなのかそんなことを不意に聞いてきた。
おれのことを十分に理解してくれた上で犯されるのはいいけど、ただの性欲処理としてしか見てくれない下半身ザコちんぽの奴とセックスするのだけは絶対に嫌だし、ナンパされてついでにお持ち帰りだけは本当に勘弁。昔、一回だけされそうになった時は全力ダッシュして逃げたものだ。
「ほんならさ、これどう?」
そう言ってジェルくんはスマホの画面をこちらに向けてきた。何だろうと思って画面を覗いて見ると、こんなことが書かれていた。
「何これ…『ゲイ専用♡レンタルセフレ』ぇ……?」
彼氏とパパ活がしたくないって言ってるのに、セフレならいいとでも思ったのか?という念を込めてジェルくんを見つめると、「ちゃんと考えあるから聞いてや!」と言われたので、とりあえずジェルくんの考えとやらを聞くことにする。正直あまりいい応えが返ってくる気はしないけれど。
「ほら、レンタルやから欲しい時には呼べるやろ?それに、無干渉やけどちゃんと相手の要望に沿ってセックスしてくれるっぽいから契約解除も気軽に出来るやろうし…」
「うーん……」
気軽に呼べて契約解除も好きなタイミングで。おれの要望も叶えてくれる。条件は中々いいけど、少し矛盾してくると思うのが、『無干渉』という所だ。
おれの要望を叶えるためには、予めおれのことを知る必要があるし、理解してくれないとおれが安心して身を任せられない。
「……あと、この『青』って言う奴、俺の知り合いなんやけど、セックス上手いっぽいし、何回もシてきてるって聞いた事あるから、良ければ俺からこいつに連絡するけど、どうや? 」
「え、この人ジェルくんの知り合いなの?」
なんでこんなサイトを知ってるんだろうと脳裏で思っていたら、知り合いがやっていたのか。ジェルくんは凄くいい子だし、ジェルくんと仲が親しいと言うなら、まだ信用出来るかもしれない。
「まぁ、昔からの馴染みやし…俺らより二個歳上なんやけど、フッ軽な奴やから、大丈夫やと思うで」
「へぇ~…!」
青さん……歳は二個上で、セックスが上手くてフッ軽な性格。しかもジェルくんの昔馴染みの知り合い…
「いいかも!連絡お願いしてもいいかな…?」
「おん、勿論大丈夫やで!」
早速連絡するなぁ~。と、スマホを操作し、耳に当てる。今は昼休みなのに電話をかけるなんて度胸あるなぁ。と、他人事に思いつつもそんなジェルくんを眺めていた。まぁ、人が寄らない角席だから会話も聞こえないし、昼休み中はスマホを弄っても大丈夫な時間ではあるから別にいいんだけれど。
「あ、もしもし〜。俺やけど」
『ー、ーーーーーー?』
「茶化しちゃうよ、今日は依頼があって掛けたんや!
『ー、ーー。ーーーーー…?』
「え、ちゃうちゃう。俺が用事なんやなくて!」
ジェルくんとセイさんの会話を聞いていると、歳上なのにタメ口だし、仲良しだけどフラットな関係の幼なじみなのかなと思う。
セイさんが何て言っていたかは全く聞こえなかったけど、ジェルくんが弄られてるということは、まぁまぁ意地悪な性格をしてるのかなとも思う。
(弄ってくれるんだ……)
正直、そういう相手は好きだ。マゾヒストな気質があるおれには、いじりやすい可愛げのある男の子よりもこっちを求めてる。
(…聞きたいな)
話してみたい…どんな声でどんな風に攻められるんだろう。
触れられてみたい…どんな風に触って、どんな風に焦らして、どんな感じで虐めてくれるんだろう。
さっきまでは「ちょっといいかも」という感情が、段々『欲しい』という欲に染まってくる。これはマゾヒストなおれの本能だろう。だって今、最高潮に興奮している。
「…よし。セイ、今日放課後迎え来てくれるって!」
「……うん、」
どうしよう。
(放課後、早速会ってくれるんだ…)
この胸の高鳴りは緊張からか、興奮からか。それとも__……
キーンコーンカーンコーン…
放課後を知らせるチャイムの音。この音がこんなにも恋しく思うなんて、多分無邪気に外で遊んでいた小学生ぶりくらいだろう。
「あ。セイ、駐車場に着いたっぽいから、一緒に行こうや」
「う、うん……」
ドキン…ドキン……
足は一歩、一歩。駐車場に近づいている。皆はスマホを見て首を座らせているのに、おれはただ足元しか見れなくて俯いていた。
「…なぁ、なぁくん」
「んっ!?な、なに…?」
明らかに動揺していると分かる返事を返してしまったが、それをジェルくんが笑うことはなかった。寧ろ、何故か少し…いや、だいぶ。下手したらおれよりも不安そうな顔をして見つめていた。
「今更何言うとんねんって感じなんやけど…セイに変なことされたらすぐ契約解除するか、俺に相談してな?殴ってでも止め行くから 」
「え……??」
何、それ。
さっきまで楽しみで胸を高鳴らせていたのに、今度はその言葉に不安でしかなくてドクン、ドクン…と心音がおれの中で響いた。
「……いや、でも万が一の可能性や。あいつが本当にすると限らんから、でも俺と約束してほしいのは、絶対にセイに絆されんといて。あいつは蛇や、油断してたら喰われるで?」
一瞬、何を言っているのか理解出来なかった。冗談でしょ。では笑い飛ばせないほどの威圧感を感じたかは、本当に真面目な話なんだろう。
正直、セイさんがどんな人かは知らないから、絆す絆されない以前に、そもそもそんな相手を信用しようとも思えないけど、ジェルくんがこれだけ心配して言ってくれてるんだから、常に相手には警戒心を抱いておこうと決心した。
「うん…わかった。」
本当に、なんで今更こんな警告を言ったんだろう。
ジェルくんを恨むつもりは全くないし、信頼がこれっぽっちで欠けることもないけど、これだけは解せなかった。
「お、ジェルくん、対面で会うのは久しぶり。その子が相手の子?」
そんなことを思っていたら、急に知らない声が正面から聞こえてきた。俯けていた顔を上げて見ると、おれよりも少しだけ背丈が高くて水色の髪を七分分けにしている、いかにもチャラそうな大学生っぽい男の人が立っていた。
「せやで、なぁ。『なな』?」
「う、うん…」
『なな』というのは、おれの本名である『ななもり。』から取ったニックネームだ。なんでこんなニックネームを付けたのかというと、これは契約を交わす上での必須事項だったから。
相手に干渉しないことをモットーにしているレンタルセフレアプリらしいから、レンタルされる側もする側も、住所以外の本名や電話番号等の個人情報を探ることはまず禁止にされている。連絡はアプリ以外でしてはならない、プライベートに干渉することは固く禁じる。などと、レンセフアプリのくせに手堅い企業情報が書かれていて、案外ちゃんとしてるんだな。と思った。
「…ふーん、『なな』って言うんだね? 」
「は、はい…よろしく、お願いしま……っ」
貫くように見つめる鋭いサファイアの視線が怖くて、全然セイさんと目を合わせられない。一瞬見てまた視線を逸らしの繰り返し。流石に怒られるかなと内心ビクビクしながらセイさんに返事を返している、その最中だった。
ちゅっ…
「……は?」
唖然としているジェルくんの声が隣で聞こえた。
何、おれは今、何をされてるの?
何も分からなくて困惑していると、唇ににゅる…とした『何か』が当たった感覚がして、視線をセイさんの方へ向けると、さっきとは比べ物にならないくらい顔が近くなっていて、そして気がついた。
「っあはは。ちゅーされたの初めてだった?真面目そうな見た目してるもんね、可愛い~」
キス、されたんだ。と。
「っ…セイ!段階踏んでからそういう事せぇや、なながビックリしてまうやろ!!」
「ごめんごめん。そんなウブな反応してくれる子久々だったから、ついからかいたくなって」
ドキドキした。突然のことだったからか、羞恥からかはよく分からないけど、自分で触れずとも分かるくらいに顔が熱く火照っていることだけは自覚していた。
いつの間にか手を繋がれていて、更に指まで絡められていた。
「これからよろしくね。『なな』くん」
声は風邪でも引いてるのかと思うくらいガサガサで、特にイケボでもないし、顔だって可愛い寄りでおれの好みではないけど、この態度とさっきのキスだけで分かってしまった。
ジェルくんの言う通り、セイさんはプレイ上級者なんだろう。
きゅん…
「は、ぃ……」
「そんな固くならなくていいよ。って、違うか」
手を繋いでいた手をするりと解き、その手をおれの腰に当て、ぐいっ。と抱き寄せてくる。手馴れた手つきで手を腰からお臍の下くらいまで持ってきて、人差し指と中指で軽くぐっ…♡と抑えてきた。それだけでおれは期待してしまって、きゅんきゅんする穴が止められなくて。
「期待。してるんだよね、もうななの子宮…きゅんきゅんして止まんないんでしょ。んふ、ウブなくせに淫乱な兎さんだね?」
「ぁ…っ、う……♡♡」
絆されるつもりなんてない。ジェルくん曰く気をつけた方がいいことなんて分かってるけど、性欲を前にはそんなこと考えても警戒しようとならないくらい無力で、弱くて。
(ごめん、ジェルくん…)
今だけは、警戒できないや。
NEXT…♡1000
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コメント
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リメイク版きたー!私の好きな作品の一つだから嬉しいすぎる。リメイク前と内容変わってるからこの先どんな感じなんかめちゃ楽しみ^ ^
めちゃくちゃ大興奮の最高すぎる この青紫めっちゃ好きー!!!