前回の続きです
今回はGuest×Chanceになりますわ
r-15程度(キスシーンあり程度)ですわ
次はマフィチャンのr-18書くから許して〜
すげぇどうでもいいがこれを描き始める前見た時、前々回の話が閲覧数1で♡550だったもんで爆笑してた
……スーッ(゜-゜) 高評価ありがとう ございます!!
それではどぞ!!
あ、Chance視点→Guest視点です!
目が覚めると、見覚えのある天井が見えた
起き上がって周りを見る。
……間違いない。Survivor拠点だ。
いつの間に帰ったのか?それとも…全部……夢だったとか?
あんな羞恥を他人の前で晒していなかったんだと心の中で安心していたはずなのに、何故か不安になってシャツのボタンを急いで外した
腹の前を開けると、無数の刺し傷。
それがさっきの出来事が現実だったことを証明した
そこに何故か、安堵の息を漏らした
g「おいChance……起きたのか?」
c「Guest…?」
扉が開くと同時にGuestが部屋に入り、あっという間に目の前に来た
手を近づけたかと思ったら、首に触れてきて、思わず目を閉じた
…別に恐怖とかではない…けれど、きっと…期待していた
g「……熱はないな」
c「……お、おお?」
そのまま締めてくれるのかと思ったが、単に熱を測られただけだった。
少しガクリと肩を落としそうになる
まぁ、仕方がない。普通はこんなものだから
g「入口で倒れていたが、何かあったのか?」
c「………は?入口で?……どういう…」
g「……覚えてないのか?」
c「……全く」
そういえばMafiosoにヤられて首を絞められた状態からの記憶がない。多分あの時は酸欠で気を失ったんだろうが……その後どうやってここに来たんだ?
g「……まぁ、いい。体調が悪いなら、明日の試合の時は休んでるか?…俺らが守ってるから、ゆっくり寝ていても大丈夫なはずだから」
c「……いや、体調は多分大丈夫だ。……少し貧血なだけだろ……。」
g「……そうか。とりあえず今日は試合がない。寝れるなら寝ろ。あと、一応これ飲んでおけ」
c「あ…あぁ。ありがとう……」
g「何かあるならいつでも呼べ。俺は晩飯を作ってくる。……そうだ、食欲はあるのか?」
c「ま、まぁ……」
g「そうか。わかった」
そう言ってGuestは部屋から出ていった。
渡されたのは経口補水液。これ不味くて嫌いなんだよな〜とか思いつつ、一口だけ飲む。
想像以上に美味しかった
塩気のあるスポーツドリンク?のような感じで美味しい。一口だけのつもりが半分くらいまで飲んでしまった。
……これ確か美味しいって思えていたら危ないんだっけか
……本当に体調悪いのかもな。まぁ分からないけども。それに体調悪くてもこの世界には関係ないが
改めて思い返す。気が動転していたとはいえ、自傷行為を手伝ってもらってしまった。
罪悪感は確かにあるのだが……Mafiosoのゴツゴツとした手の感触がどうにも忘れられない。
またあの感覚を求めてしまう。
……そして、その後の行為も。
男同士なのに…やってしまった。…自分にそんな願望があったことにも驚きだし、あいつもその願望に了承した事実も信じられない
…流石に次はないだろうか…。
…いや、そういえば”ご褒美”がどうとか言っていたような。
あれが本当なら……また……。
いや、借金関係とかその辺りだろう。
流石に…また………あれを…。
現実と妄想が入り混じり、喧嘩する。でも確かに期待を寄せていた
しばらくしていい匂いがした。
その香りは少しずつ近づき、方向を見るとまたGuestが部屋の前に立っていた
g「Chance。起きてるか?」
c「………ああ」
g「シチュー作ったが、食べれるか?」
c「…多分。すまん…わざわざ」
g「別にいい。」
温かそうなシチューに目をやる。匂いもよく、美味しそうだ。
でも一口食べようとした時、喉を通らなくて、そのままむせて吐いてしまった
c「う…うぇ…ゲホッ……はぁ…、はぁ…。あ…」
g「…」
毛布にびちゃびちゃと垂れる吐瀉物。…ほぼシチューだけども。それをGuestは黙って見ていた
c「わ、悪い…!わざとじゃなくて」
g「わかってる。大丈夫だ」
Guestはおれの背中をさすり始めた。でも顔を覗き込んできて、少し気まずいというか…恥ずかしいというか……。
c「ごめん…俺、後で食べるから…もう、大丈夫だから…」
g「……大丈夫じゃないだろ?」
c「いや、……そんな…こと…」
g「その首の跡…」
c「!?」
g「誰かにやられたのか?それとも…自分で?」
c「…違っ…、その……これは…っ…、…」
g「…どっちなんだ?」
c「…………」
g「…まさか、Survivorの誰かに」
c「それはない!…、違う…違うんだ…」
g「………」
しばらく沈黙が続く。正直本当気まずい。
首の跡…まだ残っていたとは…。
いつもなら1時間もすればもとに戻るのに…
まだそんなに時間が経ってないのか、マフィがやったからなのか…
とにもかくにも…この跡を誤魔化さなければいけない…けど、誤魔化せる気がしない。
自分がやったと言おうが、マフィにやってもらったって言おうが…詳細を聞かれて、余計な心配をかけさせてしまう。
…なにより、バレたら二度と自分を傷つける真似ができないかもしれない
…それは嫌だった
g「……Chance」
c「…な、なんだGue…!?」
突然Guestが抱きしめてきた
だが抱擁は思ったよりも軽く、
驚きはしても呼吸が妨げられるほどでもなかった
g「…言えないなら言わなくていい。けれど、助けが必要なら、どんな事でも言ってくれ。言える範囲で…。俺達は、Survivorっていう…仲間なんだから」
c「……ごめん…」
g「…謝らなくていい。お前が謝ることなんて何も無い。…大丈夫だ。」
誰よりも大きな背中、太い腕。
今までどれだけのものを背負ってきた男なのだろうか。抱きかかえられるだけで、こんなにも酷く安心できるなんて
…けれど、それでも言えないんだ。
特にお前だけには。
この世界…Forsakenや、ここに来る前にいたであろう戦場で、いくつもの命を見送ってきたお前は、俺のこの行為を酷く嫌うだろう。
最悪の場合、この行為を禁止されてしまう…
皆が敵なわけじゃない。けれど、今の俺にとって、この行為はゆういつの心の拠り所なんだ…
しばらくして抱擁は解かれた。
飯を食べてもいないが、身体がぽかぽかとする。
g「シチューがきついなら他のものを用意しようか?スープとか」
c「いや…。………大丈夫だ。後で食べるから」
g「……そうか。…下の奴らが待っているから少しだけ席を外す。またすぐ戻る 」
c「え、?別に、気にしなくていいんだぞ? 」
g「その状態で、気にするなっていう方が無理だろ。」
そういうとGuestは吐瀉物の付いた布団を別のものに変え、部屋を出ていった
視点変更(Guest視点)
Chanceのいる部屋から出て下へ降りると、随分騒がしい喧騒が聞こえた
s「だーかーらー!あれは幻覚で間違えただけでお前らを狙っていたわけじゃねーの!」
2「いや僕が言ってるのは、なんでAzulの格好して 攻撃してきたの?ってことで! 」
s「知らねーよ!どうせ035の幻覚だろ?! 」
どうやらさっきのラウンドでの話で喧嘩に発展していたようだ。
まぁ、あの試合はいつもと違っていたからな…。
KillerはNoli、その中の035だった。
いつも通りの幻覚を利用した戦闘をしてくるものだと思っていたが……
035「これは一つの実験だ」
*
*
その言葉と共に、景色が変わった。
血に濡れる戦場、食料も水もなく、周りの人間は死んでいく。
喉も掠れ、視界も霞んで全てが無に還ろうとする
後悔と悔しさ、罪悪感…様々な想いを抱えて死んでいく。
…そんな幻覚だった。
幻覚に気を取られてる隙にかなり攻撃されてしまったし、結局死んじまったが…
他の奴らも同じように強い幻覚を見せられたのだろう。恐らく…TwotimeはAzul…昔の親友関係か。
…もしかしたら、Chanceも何かしらトラウマを抉られるような幻覚でも見てしまったのかもしれない。…残念ながらChanceの過去はさほど詳しくしらないが…
n「あ!Guestさん!大変なんです!さっきからずっと2人で言い合っていて…!」
e「そろそろ武器取り出しそうになってるんだけど…どうしよう…」
g「……そうみたいだな。止めてくる。……そうだ」
n「…?」
g「お前ら、さっきの試合以降、体調は大丈夫か?」
n「あ……。……はい、平気です。」
e「多分さっきの幻覚関係…でしょ?僕は大丈夫。……もしかして、Chanceの様子がおかしいのって…」
g「いや。…大丈夫だ。あまり詮索する必要もない」
e「……そう…なの?」
g「……あぁ。」
関係があろうとなかろうと、今の現状が変わるわけじゃない。
無理に聞き出して苦しめるわけにもいかない。
…少し心配だ。さっさと2人を落ち着かせて飯食って戻るか
g「おい」
s「ぁあ?」
g「一旦落ち着け。他の奴らも怖がってるだろ?」
s&2「いやだって、こいつが!」
g「一発ぶち込まれたいか?」
s&2「……………」
g「Killerも趣向を変えてきているんだろう。慣れない辛さは分かるが、発散するなら外でしてくれ。…皆に心配をかけさせたくないならな。」
s&2「……はい…」
n「すごい…一喝だけで黙らせた…!」
g「……少し飯食ったら、俺はChanceの所に戻る。だが、何かあったらすぐにこっちに行くからな?」
s「お、おお。……そういや、Chance大丈夫そうだったか?」
g「……どうだろうか。…」
s「…そうか。…何かあったら、俺らも手伝うからな?」
g「ありがとう。」
シチューをよそい、急いで食べようとする。
だが、あまりにも熱くて舌を火傷しそうになった。
味はほんの少し薄く、サラサラとしたシチューは、普通に美味しい類に入ると思ったが、さっきの吐き出された様子を思い出して、Chanceの容態が思ったよりも酷いかもしれないと考えた。
最悪、Elliottの知り合いの医者(Elliott、医者skin)辺りに見せるのも手か…
ようやく食べ終わり、軽く片付けてからChanceの部屋に向かった。
g「Chance。起きてるか?」
ノック音が響く。返答はない
けど、少し激しい物音があった
g「何が起きてるんだ…?」
恐る恐る扉を開ける。
中の光景は、以前よりもかなり悪化していた
過呼吸気味にベットの上でもがくChance。
脂汗がべったりとついており、呻き声も漏れる
g「おい!しっかりしろ!」
c「はぁ…っ゙、ぁ゙あ゙…ッ…!!はッ、…ぐ…ぁ゙ッ…!」
必死に身体を揺らしたり、抱き締めるが、効果はなく、もがく力が強くなるだけだった
ひとまず、先にこの過呼吸からどうにかするべきだろう。
過呼吸の対処法に袋を使うものがある。
袋の中で呼吸をすることで少しずつ落ち着かせる…というものだが、今は袋も、その代わりになるものも見当たらない。
…どうするべきか…?
袋を取りに下へ降りて探す?だが、行ってる間にもしChanceが………
…………要は…、要は呼吸を制限すればいい話だ。
今のChanceは意識が朦朧としてる。ある程度の事なら多分大丈夫だろう。
Chanceを静かにベットに下ろし、その顔に近づいた
g「Chance、口を開けろ」
c「はッ…ゥぁ゙…!はぁ……ぁ゙…、っ…あ……ぁ…」
苦しそうにしながらも必死に口を開く。
その口にゆっくりと近づき、ついには触れた
c「んむッ…!?…ッ!…〜〜〜!!」
手でやると加減ができる気がしないが、キスなら呼吸を直に感じるから分かりやすい。
ついでにこちらの空気を送り込むこともできる
c「ん゙ゥっ…、!……ふッ…、…ぷはッ…は…んむッ…!?」
必死に逃げようともがくので、頭を掴んで押さえる。
真っ黒なサングラスから涙が溢れるのが見えた
しばらくキスを続けると、徐々に抵抗は落ち着き、固く硬直していた身体も、力を失っていた。
口を離せば、舌同士を唾液が繋いでいた。
c「はっ……はぁ……っ……はぁ……」
さっきよりも顔が赤くなっていたが、さっきと比べてだいぶ呼吸は落ち着いていた。
涙と唾液を拭き取り、額に触れるだけのキスをする
g「もう、大丈夫だからな」
c「ぁ……あぁ……?」
……ガサゴソ
c「…!?お、おいGuest…なにして…」
g「…大丈夫だ。何もしない」
c「だからってなんで俺のベットに…!」
g「……自己満かもしれないが…、落ち着かせるかもしれないと思って」
精神的に不安なところもあるだろう。また同じことが起きるかもしれない。
そういう時はハグをすればいい。
互いが互いを守ってるようで、安心するはずだ
それに、一緒に寝れば何が起きてもすぐ対処できるはず…
c「……まぁ、だめとは言わないが…」
そう言うとChanceは俺の胸に顔を埋め、しばらくして静かな寝息が聞こえるようになった。
とりあえず、今日はもう大丈夫だろう。
このまま今のことも、さっきの試合の事も全て夢として忘れて、楽になってくれればいいんだが…
……それにしても、この首の跡と腹の傷…一体何があったんだ…?
コメント
7件
ゲスちゃん補給できましたあざます
このカプ苦手だから見ないようにしてたけど今回ので克服できた気がする
フフッゲスチャソは良いですねー(?)