テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
誰かの声がする…
でもよく聞こえないな、、
男の人と、女の人…
誰だろう、、、なんか言ってる…
知ってる気がする…でも、思い出せない、、
顔が…黒いモヤで見えない、、、
え、人増えた…
みんな白い服着てる、、お揃いの服…
けど、この人達も何言ってるかわかんないし、黒いのが邪魔して顔よく見えないなぁ…
でも…なんか怒ってる?
俺、なんかやらかしちゃったのかな…
ていうか、ここどこ?暗いし、、、
あとちょっと寒い、
今、夜なのかな…?でも、星も月もないし…
誰か、、来てくれないかなぁ…
お腹すいちゃった、、
ずっと続くのかな…
暗闇の中、ずっと歩いてかなきゃなのかな…
でも、俺って、今どっち向いてるの?
南?それとも北?右?左…?
あれ?俺、いま地面に足つけてるよね?
どっちが上でどっちが下?
足…動かない、
見えない…怖いよ、、
何が正解?どうやって動けばいい?
閉じ込められちゃったのかな、、
助け、呼んでみる?
〜〜〜
え?
〜〜〜〜〜
声、出ない…
いや…え?なんで、、出そうとしてるのに、
〜〜〜〜〜
〜〜〜〜、、
はぁはぁ
なんで…
あれ?
なんで?、、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
声、出し方忘れちゃった…?
助けってって…どうやって言うんだっけ、、
それに…誰か助けに来てくれるの?
声出せても、誰も来ないんじゃ…
嫌だよ、怖いよ…
誰か、誰かッ
四季
「だ、れか…」
無陀野
「!」
京夜
「起きたんだね…よかった」
四季が起きた事を確認すると、全員が安堵した…
このまま、眠ってしまうのではないかと思うほど、ピクリとも動かず、ただ静かに眠っていたから…
四季
「みんな…(そうだ、俺…)」
“助けて”って言えたんだ…
唾切
「もうそろそろ村につく、煙を吸わないようにね」
四季
「コク(村、“初めて行くな…”)」
無陀野
「本当に、よかった…」
四季
「…え、俺、抱っこされてる…? 」
無陀野
「?ああ…」
四季
「!!お、重かったらごめんね」
無陀野
「…全く重く無いが?(軽すぎる… )」
きっと本人は気づいていないのだろう…
自分がどれだけ痩せているのか、、
誰が見ても健康な体つきでは無いのだ
無陀野
「少し揺れる…」
四季
「わかった」
炎はまだ上がっているものの、勢いは少しずつ弱くなっている…
村につくのは早かった、
四季
「、、、村…初めて見た」
目を見開いて、口をポカンと開けている四季
いつも、背の高い木に囲われ、他の家などは見たことがない…
同じような色、形の家…
水の音が聞こえてくる水路、田んぼ
村人たち…何もかも初めてみる光景だった
警官
「子供!?」
遠くから、警察の驚く声が聞こえた。
誰かが通報したのか、はたまたパトロールをしているだけだったのか…詳しくはわからないが、警察が2〜3人…
そして、急いでこちらへ向かってくる
四季
「だ、だれ…?」
唾切
「大丈夫、僕達もいるから」
四季
「うん…」
警官
「君達…怪我してないかい?」
無陀野
「少しだけだ、大きな怪我はないです」
警官
「よかったよ、でもここも火が来そうだ、消防士の人達が対処してくれてるから、君たちは避難しよう…ついてきて」
無人は、四季を姫抱きしたまま
全員警官の後に続く
四季は、“警官”という存在自体知らないため、まだ恐怖心があるようで、無人の服をくしゃっと弱い力で掴んでいた
ついていくと、村から少し離れたところにテントがあり、《一次避難》《取り調べ場》《治療室》と書いてある看板が置いてある
警官
「一旦、治療をしてもらおうか…そこにはベットとかあるからさ」
唾切
「感謝しますペコ」
看護師
「子供?!」
警官
「この子が1番怪我してる…」
看護師
「わかった、そこの抱っこしてる子、このベットにおろしてあげて…」
無陀野
「ああ…」
無人は、ゆっくりと四季をベットにおろした…
四季
「イ゛」
無陀野
「!?すまない…」
四季
「あ、大丈夫だよ?」
看護師
「…ちょっと手首見せてね、、(この子、体にたくさんあざがあるわね、しかも見えないところ…)
チラッ(警官」
警官
「コク 君達も、こっちで診てもらおう… 」
四季
「え…(行かないでほしい、、)」
紫苑
「いや、俺達は大丈夫っすよ…」
警官
「、、そうゆうわけにわいかないから…」
京夜
「ほ、本当に元気ですよ?」
誰も、四季から離れようとしない。
四季も、離れてほしくない…
初めての場所で、知らない人達と居ることは、怖いことだ。
四季は、行かないでとは言わないが、明らかに怖がっていて、少し涙目になっている…
すると、警官は四季の前にしゃがみ込み、優しく話し始めた
警官
「大丈夫、お兄ちゃん達も怪我がないって言われればすぐに帰ってこれるよ…この看護師さんも、君の嫌がることはしない…」
四季
「…コク(みんなに怪我があったら、ダメだもんね…、)」
唾切
「…すぐ戻ってくるね」
真澄
「チッ」
馨
「すぐ来るよ」
6人が別テントへ移動すると、看護師の人は、すぐに包帯と消毒液を持ってきた
看護師
「ガラスで切っちゃった?ここ切れてるから、消毒しましょうか。ちょっと痛いかも、、ごめんね」
優しく声をかけながら、消毒液をつけた布を傷口に当てた
四季
「ビクッ」
看護師
「シュッシュッ お名前、言える?」
手を動かしながら、四季と会話をする
四季
「い、一ノ瀬…四季です」
看護師
「四季くんね…四季くんはどこに住んでたの?」
四季
「…や、山の、、上ら辺」
看護師
「そっか…ちょっと、太ももらへん、見せてくれる?」
四季
「う、うん…」
看護師は服をめくった…
すると、看護師の予想が当たってしまった…
両方の足には、踏まれたり蹴られてできた青あざやロープの擦れた跡があった…
看護師
「、、とりあえず、消毒して包帯巻いとくわね(虐待、、としか考えられないわよね)」
両足の手当てが終わると、看護師は腹や背中、胸元、二本の腕、あざや切り傷があったところ全て、消毒をし、包帯を巻いた
看護師
「これでいいわ…」
四季
「あ、ありがとう、ございましたペコ」
看護師
「これが仕事だものニコ」
四季
「あの…みんなは」
看護師
「多分もうそろそろ、、」
唾切
「四季、手当は終わった?」
四季
「!唾切!パァァ✨」
無陀野
「遅くなったな…」
京夜
「ごめんね」
真澄
「遅れた…」
馨
「ごめんね四季くん」
紫苑
「四季〜大丈夫か?」
四季
「みんな✨うん、俺は大丈夫…みんなは?」
唾切
「大きな怪我はないよ。」
四季
「よかった…」
看護師
「やっぱり、虐待のあとがあった、多分あの宗教のリーダーが親よボソ」
警官
「やっぱりか…ボソ」
四季の両親は、警官達に目をつけられているらしい…
どうやら、宗教に入った信者が、逃げ出し警察署に駆け込んだ事から、その宗教の存在が警察達に知られたらしい…
そして、“偶然”にも今日、捜査に踏み込む計画の実行日だったらしい…
すると、火災が発生していた、と
警官
「こんなことがあるとは…」
村人達は全員、逃げようとしていた所を、取り押さえられ大人しく他のテントで見張られている…
警官
「気持ちの整理がついてからでいい…少しずつ、話してほしい…君達の住む場所は、こっちで確保するよ(この子達の親は信者だ…、)」
信者は、もれなく全員、隠ぺいこうさくや違法な現金取引、虐待…色々な罪の疑いで取り調べ、証拠が出れば逮捕される…
刑務所行きだ。
だが、子供は何も知らない、ということで、逮捕はしない…子供達の心のケアと安全確保が第一
というのが今回の計画の内容であった…
警官
「いちよ、避難所とか児童保護事務所とかあるけど…それよりも、違うところの方が落ち着けると思うし…」
四季
「???」
知らない言葉ばかりだ…
避難所?保護?聞いたことのない言葉に戸惑いが隠せない…
唾切
「本殿とは違うよ…」
四季
「そ、か…
あの…その、、」
警官
「どうしたの?」
四季
「みんなと…これから、一緒に居れますか…?」
警官
「君が、君達が望むのなら、一緒にいれるよ」
四季
「みんなが望むなら…(居たい、けど、みんなを縛っちゃうんじゃ、、)」
唾切
「僕たちは、四季と一緒に居たいです」
四季
「!」
無陀野
「一緒に居たい」
京夜
「ずっと一緒がいい!」
真澄
「今更離れる気はねぇ」
馨
「ずっと一緒だよ…」
紫苑
「はなさねぇ」
四季
「ポタポタ」
嬉しかった…
みんなが一緒にいると言ってくれて
今まで、絶対だと思ってた。
考えないようにしてた…
痛いことも、怖い事も、いつか大丈夫になるって…
でも、みんなは…俺の知らないを教えてくれた
唾切
「大丈夫…絶対守るギュッ」
無陀野
「安心しろ…ギュッ」
京夜
「もう大丈夫、ギュッ」
真澄
「…俺らはここに居るギュッ」
馨
「好きなだけ泣いていいよ…ギュッ」
紫苑
「幸せにする…ギュッ 」
四季
「グズッ あり…がとぅ…」
みんなの体がくっついている…
俺の体に、優しく、あったかい
昔、好きだった…
ぎゅってした時に聞こえる、心臓の音が、
あったかくて落ち着く人の体温が…
久しぶりに、感じた…
これから、どうなっていくんだろうか…
でも、きっと幸せって事はわかる…
偽りじゃない、心から信じれる幸せ
夢のようで、夢じゃない…
手を伸ばしたら、俺の手を掴んでくれる6人の…
かっこよくて、面白くて、眩しくて、優しくて、たまに可愛くて…
この子達と…ずっと一緒に居たい。
誰かのためじゃなくて…この6人のために
お終い!
最終回みたいになってるけど、番外編?まぁ短いその後の話とかは書くよ!
そこで、村だったり、周りの人達がどうなったかは、ちょこっと出てくるかも?
長い物語を見てくれてありがとう!
あと、もう少しで最終回…
ほんとありがとう(*´﹀`*)
それでは、またね!
コメント
10件
無事に涙崩壊しました。

大好きですフハハハハハハ せいぜい幸せになれよ!!😭