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この世界には、いくつもの“力”が存在する。
炎。
水。
風。
土。
光。
闇。
それらは人々によって属性と呼ばれ、世界のあらゆる場所に満ちている。
炎は大地を燃やし、
水は命を潤し、
風は空を巡り、
光は昼を照らし、
闇は夜を包む。
それぞれの力は互いに影響し合い、均衡を保ちながら、この世界を支えてきた。
だが――
古い記録の中には、どの属性にも属さない力が記されている。
それは、空の彼方に瞬く光。
星。
それはこの世界の理の外側にある、異質の力だと言われている。
故に、星の力を扱える者は歴史の中でもほとんど現れなかった。
星はただ夜空に輝き、人々を遠くから見守るだけの存在だったのだ。
しかし、伝承はこう語る。
星の力が再び地に現れる時、
世界の均衡は大きく揺らぐ。
それが希望になるのか、
それとも破滅を招くのか。
その答えを知る者は、まだ誰もいない。
ただ確かなのは――
夜空の星が、
今も静かに輝き続けているということだけである。