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やばい…本当に意識が…
そう思った時、視界にあの緑色の男が映った。
「俺と同じことして。」
「吸って、はいて、吸って、はいて、」
男と同じことをしているうちに、呼吸ができるようになった。
すると男が抱きついてきた。
驚いて、離れようとするが、離れられなかった。
なぜなら、男が泣いていたからだ。
頭を撫でられる。
「辛かったね。頑張ったね。偉い。」
男の低く、優しい声を聞いているうちに安心してきた。
安心したと思ったらなぜか目から涙が出てきた。
「泣いていいよ、」
そう言われ、俺は涙腺が決壊してしまい、2人で声を出して泣いた。
数分間抱きついていた。
そして男は俺が泣き止むまでずっと背中をささってくれていた。
「…もう、大丈夫だから、」
そういうと男は離れてくれた 。
よく考えると、俺は知らない人に怒りをぶちまけ、すごく泣いてしまった。
…ただの迷惑な奴だ。
そう思い、言った。
「ごめんなさい。」
すると男は、
「大丈夫、俺もごめん。」
と言った。
仮にも助けてもらったんだから、お礼をするべきか。
「すみません、名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
すると男は
「俺の名前はすち!君は?」
と、俺の名前を聞いてきた 。
「俺は…みことです…」
「みことくんか!じゃあ、みこちゃんだね」
みこちゃん…?呼ばれたことがない…
そんなことを思っていたからか、顔に出ていたらしい…
「ごめん、嫌だった?」
男… すちくんが聞いてきた。
「大丈夫です。呼ばれたことがなかったので、少し驚いただけです。」
それを聞くとすちくんは
安心したように笑った。
そして、
「俺と友達になって!」
そう言った。
予想外のことを言われ、驚いた。
しかし、こういうのは断ったらだめだろう、
そう思い、認証した。
するとすちくんに、
「じゃあ、敬語外して!」
そう言われた。
「わかった。」
敬語を外してみると、すちくんは嬉しそうに笑った。
「とりあえず…日付変わっちゃったから、帰ろっか。」
「やば!もう4日!?」
俺が川に入ったのが3日なのに…
てか、学校!!
「じゃあね!」
そう言って、 すちくんと別れた。