テラーノベル
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#なんでも許せる人向け
❅雪華❅
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コメント
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ひじきさんだよさん、第10話読了しました! 会議シーン、緊迫感がすごかったです…あの東の代表者のいやらしい空気感、ピヤノに拷問を任せる方向にもっていく狡猾さがゾッとしました。ジェーンドゥが放った「呪われた玄武の子」という言葉もすごく気になる。そしてラストのシャークんとのやり取り…アキラが隠してるもの、なんなんだろう。続きが気になって仕方ないです!次回も楽しみにしてますね🌷
・大変お待たせしました。待っていた方はありがとうございます
・今回はグダグダになってしまいましたが特に深く考えずに読んでください
・最後に微エロありますが久々の喘ぎ声は下手でした
※キャラ崩壊
「闢邪神話で去るって漢字が使われてるのは最後、『金烏が去り、玉兎が顔を出した』」
「確か…金烏が太陽、玉兎が月、ですよね」
「うん。つまりこの文章は」
「玄武の書斎の西方向に花がある?」
太陽は、東から登り西に沈む。太陽である金烏が去ったのは西。
「行ってみましょう」
~数刻前~
「待たせた」
「あ、やっと来た!じゃあ始めよ」
俺はピヤノと別れ、聖殿の会議室に入った。そこにはすでに紙の束を配り終えたアキラと、司法に関する元老院のメンバーが待っていた。
「早速本題から入ろう」
「了解。今回の会議は重要被疑者…何も話さないから仮で名無しの女性って呼ぶけど、ジェーンドゥの処刑について」
その後も仔細を話すアキラ。俺は流し聞きしながら資料に目を通す。
(俺もアキラもシャークんも拷問を試みたが、一向に口を開かなかった)
「彼女は特殊な融合個体のため、決議にて処遇を決めます」
融合。妖魔や悪意そのものが津波のように押し寄せ、それに巻き込まれたが生き残った人間を指す言葉。古来より特殊な力が身に付くと言われているが、生き残れるのは稀で、大抵は跡形もなく消滅してしまう。それは狂気に触れるようなもので、並大抵の精神力では発狂するのがオチだ。
「彼女は人の姿をしてるけど、抑え込むのにかなり犠牲が出ちゃったし、情報を得られないなら、危険因子は排除すべきじゃないかな」
アキラが話を締めくくり、会議室には沈黙が流れた。
「よろしいでしょうか」
手を挙げたのは東の代表者。中々に食えない男で、元老の中では最も若い。外面がいいためか信頼を得るのが得意で、敵に回したら厄介なくせして、決まって四神とは正反対の票を投じる。
「朱雀様が仰る通り、甚大なる犠牲の末に捕獲した貴重な情報源です。まだ打っていない手を打つべきではないでしょうか」
「具体的には?」
俺がそう聞くと、待っていたと言わんばかりに大仰な動きで続きを喋り出した。
「白虎様!ご質問光栄に思います。私の考えとしては、まだ行っていないことをするのがよろしいかと」
「それがなんだと聞いているのだ若造が!」
もったいぶった言い方に痺れを切らし、南の元老が声を荒らげた。俺は一瞥で牽制し、続きを促す。
「度重なる行いに感謝いたします。続きですが…白虎様、朱雀様、そして今回は欠席の青龍様。皆様が一通りの手は尽くしたと思います。しかし」
「まさか…」
「いらっしゃいますよね?まだ、”試したことのないお方が”」
それが誰を指しているかなんて、考えるまでもない。俺が何か言うよりも先に
「そんなの反対だよ!ピヤノは一人前になったとはいえ、まだ若いんだよ。それに、初めての拷問で連続誘拐事件の主犯である融合体なんてダメに決まってんじゃん!」
アキラが椅子を倒す勢いで立ち上がった。俺も同意を示すが、元老達はその案に賛成気味なようで、俺らの口論を傍観することに徹している。
「常々思っていましたが、あなた方は過保護がすぎます。玄武様自身の意見を尊重したことがございますか?」
「この件に関してはまだピヤノに確認を取っていない。だが、拷問なんて進んでやりたいものでもないだろう。本人がやると言う可能性は限りなく低いと思う」
俺も手を上げ、間髪入れずに意見を述べる。確かに、俺たちはピヤノを囲いすぎているのかもしれない。だが、尊重したとしてもピヤノはNOを示すだろう。
(それなら、今こうやって口論を続ける意味ってあるのか?)
俺が黙ったからか、引き継ぐようにアキラが代わり、また口論が始まった。だが、元々こういう話し合いの場が苦手なアキラは劣勢を強いられている。
「投票の時間ですな」
北の元老が手元にあったハンドベルを三回鳴らす。投票の時間だ。
「本来の議題はジェーンドゥの処刑についてだったが、最終的な議題はジェーンドゥの拷問を再開するか否かとする」
西の元老が投票する題を読み上げる。投票をする順番は功績による階級順で、俺、アキラ、西の元老、北の元老、南の元老、東の代表者となっている。
(まず俺か)
俺は迷うことなく反対に票を投じた。アキラも同じ気持ちのようで、同じく反対票を入れた。しかし、元老達は東の代表者の言葉に乗り、本人も含めて賛成票を投じた。
「2対4。本議題は、玄武様による拷問を行うという結果となりました」
「え、待って待って。まずピヤノへの確認でしょ?そんな強制するような」
「朱雀様。私はずっと疑問に思っていたのですよ」
慌てて異を唱えるアキラを宥めるように東の代表者が語り始めた。無礼にも、アキラの腰を引き寄せるような形で。
「神様であるあなた方なら、出来ないことはないでしょう?何故そんなにも心配をなさるのですか」
「それは少し違う。俺達は神獣で、この地を護る守護者だが、お前たちを創り、管理する高位の存在ではないんだ」
「人間から見たら同じことですよ。とにかく、元老院の決定は四神様にも劣らぬ効力を持ちます。行動はお早めに」
元老達も次々と去っていき、残った東の代表者は俺の手を取り、口付けるように近付けた。こいつはスキンシップがやけに多くて困る。俺はすぐに手を振りほどき、アキラを連れて別室へと移った。「…つれないお方だ」
「もー…ほんっとにふざけんな!!ジェーンドゥの処刑の話から逸らされたのも癪なんだけど、ピヤノに拷問させるなんて絶っっっ対やだ!!!」
扉を閉めた途端にアキラが騒ぎ出した。そのうち暴れて調度品を壊してしまうのではないかと心配になるほど、今の彼は機嫌が悪い。
「まず、ピヤノに話そう。断られたらアキラが最終兵器を使えばいい」
「俺の目?使ったよ。前回の尋問で」
アキラの虹彩は少し特殊で、ずっと見続けていると洗脳されたような状態に陥る。そのため、今までも最後はアキラによる洗脳紛いで情報を聞き出してきた。
「でも、まずピヤノに話すは賛成。とりあえず俺が北に行って伝えてくるよ」
「頼んだ。俺はジェーンドゥを牢屋から出して拷問部屋に連れて行く」
「貴方は出て行って」
シャークんさんと書斎に向かい、手がかりを探しつつ溜まっていた書類に目を通しながら過ごしていたら、アキラさんが飛んできて事のあらましを教えてくれた。そして僕は今
「何かあったら絶対、絶っ対呼んで!大声なら多分貫通するから!!」
拷問部屋で、重要被疑者ジェーンドゥさんと二人きりになった。
「それで」
「あはははは!!!」
僕が話しかけようとすると、大声で笑い始めた。何が面白かったのか分からないけど、油断はしないようにしよう。
「ふふっ。呪われた玄武の子、破滅へ導く哀れな傀儡、偽りの神様、四神に騙されている愚か者」
つらつらと羅列していく名前はどこか罵倒のようなのに、僕にはさっぱり意味が分からなかった。僕が戸惑っていると、それに気付いたジェーンドゥさんは笑うのをピタリと止め、こちらを凝視してきた。
「…何?あなた本当に何も知らないの?覚醒もまだだなんて」
「えっと…すみません?」
「私が言ったのは私達が呼ぶ貴方のことよ。この意味、知りたくはない?」
(どう返すのが正解なんだこれ)
正直に言えば気になる。でもこの流れは解放してくれとか、そういう取引になりそうで迂闊に返事が出来ない。
(そもそも、これは僕が任された拷問なんだから吐かせればいいだけじゃ)
「その鞭を少しでも私に当てれば今この場で食い殺すわよ」
「な、何が目的なんですか」
僕は少しでも怖くなるように高圧的な態度を取る。
…少なくとも僕は高圧的だと思っている
「目的?あの方に必要とされたい。それだけよ」
「あの方?それは誰なんですか?」
するといつの間にか外れていた手錠が僕にかけられ、床に押し倒された。
「それはあなたが忠誠を誓うなら教えてあげるわ。私が呼んだ意味と一緒にね」
僕の輪郭を確かめるように頬を撫でられる。そうだ、まずは助けを呼ばないと
「協力する以外の言葉を言うなら殺すわよ。一人残っていれば十分だし」
人間とは思えない大きな手で口を抑えられた。これでは声を出してもくぐもって聞こえないだろう。そして運の悪いことに、融合個体の錠は特別製で、逃亡防止のために姿を変えられない呪いをかけてある。つまり
(神獣体になることが出来ないから逃げられない…)
「…私、女としては結構魅力的だと思ってるのよね」
ツツ…と僕の股間部分を撫でられる。普通にセクハラですよ。常識的に考えて。
「こんなにも無反応なのはあの方くらいだと思ってたのに…好きな人でもいるのかしら」
ジェーンドゥさんは探るようにこちらを見つめる。確かに、僕は最近スマイルさんが好きだと気づいたがそれを教える義理はない。そもそも、僕が聞くはずなのに立場が逆転しているのがまずおかしいのだ。会話の主導権を得るためにちょっとした反撃をしようとすると
「ピヤノ!」
僕の上にいたジェーンドゥさんが吹き飛んだ。なんだか最近見たことがある光景だが、その時とは人物が違っていた。あの時はアキラさんが助けてくれたが、今回は
「スマイルさん」
「なんとなく、ピヤノが危ない目にあってる気がしたが…まさかこんなことになってるとはな」
「なになに?!すごい音聞こえたけど!?」
スマイルさんが僕についた手錠を外しながらアキラさんに簡潔に伝え、状況を理解したアキラさんがジェーンドゥさんを確保した。
「ごめんピヤノ…やっぱりやらせるべきじゃなかった」
「そんな、アキラさんのせいでもスマイルさんのせいでもありませんから」
「フン。ゆっくりお喋りするのはもう無理そうね」
「ジェーンドゥ。お前のことは明日、緊急会議で処遇を決める。だがほぼ確実に処刑だろうから悔い改めておけ」
新しい手錠をつけながらスマイルさんが言う。ジェーンドゥは無表情で、大人しく拘束されていた。
「俺はこいつを独房に収容してくる。二人はもう帰って休んできな」
「ただいま〜…まあ、誰もいないけど」
「おかえり」
「えっシャークん?!来るなら言ってよー!なんか食べる?軽く一品作るよ?」
「んー…」
するりとアキラの下腹部辺りを撫でた。開発されきったアキラの身体はそれだけで震え、顔は赤らんだ。
「今日はヤリたい日?」
「うん。いい?」
二人で手を繋ぎ、ベッドに乗り上げる。すぐにアキラをうつ伏せにし、ズボンを脱がした。
(今日は激しくやりたい日か〜。シャケの顔見えないからあんま好きじゃないんだよな)
「いれるよ」
「うんッ♡…ふ_♡」
(なんかいつもより小さい気が…あんま興奮してないのかな)
「なあ、アキラ」
「な、にッ♡んんぅ゛〜♡♡う゛♡」
「アキラさ、なんか隠し事してない?」
「ッは?♡なに、言っ…〜〜〜??!♡♡♡♡♡」
「アキラ、やけに俺らに過保護というか、気にかけるよな。それに、いつもナカに出させてくんないし」
「ッ!!そ、れは〜♡♡」
律動は止めず、言葉を紡ぐ。
「なんか、知ってんの?俺らに知られちゃいけないこととか」
「ッ♡♡♡…いわっ、ないぃ♡♡♡♡」
アキラはギュと強くシーツを握りしめ、今度は声を押し殺した。
「…あっそ」
突如、律動を止める。イきそうだったアキラは突然のことに戸惑いを見せていた。
「えっ、な、なんで?♡おれっ、今イけそうだったのにっ♡♡」
アキラは自ら腰を振ろうとした。だが、腰を押さえつけられ、そのまま抜かれる。
「じゃ、今日はここまでな」
「は?…ひどい!ねえ、イキたい!♡」
「教えてくれるならいいよ」
「ッ…」
アキラは押し黙り、諦めたように着替え始めた。
「今日のシャケ、なんか冷たいね」
「そういう気分の日だっただけだよ」
「じゃあ明日はいつも通り?」
「さあな。それは明日の俺次第だ」
同じく着替えた彼は、じゃあなと去っていった。