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風がなびく…ひろいひろい草原に
ボロボロの家がありました
それは二階建てで、木で作られています。蜘蛛の巣がそこらじゅうにあって、誰も住んでなさそうな家…
に見えて実はここには町を救ったことのある有名で天才な研究者の「シゾ」という男性がここに住んでいました。
彼はこの家の地下室にある「実験室」で不思議な実験をしていて、最近ずっと引きこもっています。
では、今その「シゾ」さんがいる地下室の実験室を覗いてみましょうか。
シゾが叫んだ声が狭い地下室に響き渡る。シゾはボロボロの机に台パンをしてこう言う。
「なぜいつも完璧で天才的なボクがなぜ……!なぜアイディアが浮かばなくて悩んでるんだ!?情けない…」
そう言って古びた手鏡を見つめる
「だが…悩んでるボクも最高にイケメンだな…」とドヤ顔で言う、すると地下室のドアがコンコンとドアノックが聞こえる。シゾはビックリして思わず手鏡を地面に落として手鏡が割れてしまう。 「クソッ…誰だ!!」すると、幼い少年のような声が聞こえる。
「僕ですよ!ヨクミ!」
「ヨクミィ?……なんだその変な名前…なんか聞いたことあるな。」
「貴方がだいぶ昔、僕の町を救ってくれたじゃないですか!で!その時、僕は貴方にサインをもらいました!その時の子ですよ!」
「あぁ〜…」そう言ってドアを開けるシゾ。
「やっと貴方に出会えた…僕はずっと貴方を探してたんです…貴方じゃないとできない問題がー…」
「いてっ…ちょ、ちょっと!なんで閉めたんですか!」ヨクミ側からドアをあけようとしたがドアは鍵をシゾ側から閉められていた。
「うるさいっ!!お前みたいなバカに構ってる暇はないんだ。ボクはいま天才的な悩みをかかえているんだ!邪魔しないでくれないか?」
「そ…そんなぁ…でも僕…本当に困ってて…」シゾはヨクミの声を無視して古びた木材のイスに座る。
「それに…「天才」な研究者の貴方しか!僕の悩みは解決できないんです!」シゾの耳はピクリと動く。
「…てん…さい…?」シゾはイスから立ち上がり鍵をカチャリと開けて、ドアを開ける。
「まあ〜確かにそうだな!ボクはいま実験台のアイディアに悩んでるけど、一旦放置させてお前の困ってることを聞いてやろうじゃないか!ボクは優しくてイケメンで「天才」的なシゾ様だからな」
ドヤ顔でそういうシゾを見つめてヨクミは嬉しくて「ありがとうございます!シゾ様!」とお礼をする。シゾは急かすように 「ほら、早く教えろよその困ってることとやらを!」と言う
「えっとですね…話すと長くなるかもしれませんが………」(つづく)