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『なな、何するんですか!』
叶「ーーちゃんの反応が気になっちゃって…
つい」
『ついじゃないですよ、』
叶「ごめんって 笑 」
『…早く絆創膏貼ってくださいよ』
叶「はーいw」
叶「はい!貼れたよー」
叶「…ーーちゃんって髪綺麗だよね」
『そうですか?』
叶「うん 」
叶「細いし、変なクセとかもないから髪のアレンジしやすそー」
『叶センパイって髪結べるんですか?』
叶「できるよー。自分の髪も自分でやってるし」
『んじゃ私の髪結んでみてください』
叶「お、いいよー?ーーちゃんより上手いと思う」
『なッ!私だって伊達にロングヘアやってないですよ!』
叶「そんなに言うなら、対決でもする?」
『受けてたちます!』
私がそう言うと、叶センパイの口角がにやっと上がった気がしたが
気のせいだろうか。
『ぐぁぁぁ、なんで叶センパイそんなに上手いの!!?』
叶「いつもヘアアレンジの動画見てるからねー」
『ぐぬぅ…負けを認めます…』
叶「ーーちゃん罰ゲームね 」
『え?』
叶「いやだって対決だしー?」
『たしかに、』
叶「てことで!ーーちゃんは生徒会に入ってください!」
『え?????????????』
『いや、それとこれとは別じゃないですか??』
叶「えぇー?」
叶「何が違うの?」
『だって生徒会って罰ゲームとかそういうノリだけで入っちゃダメじゃないですか?』
叶「…ーーちゃんは特別っ!」
叶「生徒会長が言うんだから大丈夫だって!」
『んんんんん、』
『ていうか、なんか今日めちゃめちゃ勧誘されるんですけど』
『なんか手引きしてます?』
叶「…してないよ?」
『ほんとですか?』
叶「うん」
『…そーですか』
叶センパイは嘘が上手だけど、
余程驚いたのか目が右上を向いてる。
やっっぱり手引きしてたんだなぁ、笑
私もここまで必死に勧誘されて、無理に断らなくてもいいか。
その時は女子生徒に妬まれるということが完全に
頭からすっぽり抜けていて私は、
『いーですよ、生徒会に入っても』
と言ってしまった。
叶「! ほんと!?」
『ぁいや、ちょっっっと待ってください』
今 女子生徒に妬まれるということを 思い出した私は
叶センパイに申し訳なさそうな顔をして
ストップをだす。
叶「どしたの、なんか問題でもあった?」
『いやぁ…その、』
『生徒会ファンに殺されそうだなーって思いまして……』
目線を逸らしながら ぼそぼそと話す私に、
叶センパイはにこっと笑って言い放つ。
叶「そんなの退学にしちゃえばいいじゃん」
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