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2025年8月31日
『その夏に恋をしていた─夏の影─』
あとがき
まずは、最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
違うんです。
違うんですから始めるのもおかしいですけど。
こんなつもりじゃなかったんです。
あの懐かしい田舎風景の中、優しさと懐かしさを湛えた思い出の偶像たる涼ちゃんが、『少し』裏を含んでいたら、ちょっと『大人な藤澤涼架』なお話になるんじゃないかな?と思って、最終話でどんでん返し(?)みたいな構造にしてみた訳です。
それが。
こんなホラー調になっちゃうなんて…。
頑張ってみたんです、エモくなるようにって。
踠いてみたんです、最初腐ってた元貴と若井が、『涼ちゃん』の受容によって、救われてみたりして。
色々やってみたんです、『思い出』は甘酸っぱく、『現在』も夏の情景が浮かんで、思い出の夏に浮かされた大人が絡み合うような情事にしたりして。
でもね、最終話を読むと、うっすらホラー。
何度読んでも、エモがどっか引っ越しちゃってた。
必死で探し回ったの、エモ〜、エモ〜!って。
やっと見つけて連れ帰って来たら、エモじゃなくてホラーだったの。
そんな、夏の怖い話。
(きゃーーーーーーーーーーー!!! )
散々これまで喚いていたように、この作品の三人衆を、どうにも私があまり受け入れてなくて、皆さんもどう感じるのかなー、とずっと不安だった訳です。
特に、第三話『三人』で、
「涼ちゃんとの情事すてき!」
「涼ちゃん愛され♡」
「涼ちゃんかわいい♡」
みたいな感じでお褒め頂けた時、「ああ…私は皆さんが大好きなほわほわ涼ちゃんを、汚してしまった…。」と良心の呵責を感じていました。
なんか、この作品で私わかっちゃいました。
キャラを愛せない作品は、書かない方がいい(家訓其の壱)
そして、私が愛してやまない涼ちゃんを、変に弄らない方がいい(家訓其の弐)
そんなこんなで、私の中では、問題作として爆誕しちゃったこの作品ですが、少しでも皆様に愛されるものであったらいいな…と淡い願いをここに認めて、あとがき(言い訳)とさせていただきます。
今作も、最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
次回は、新作『ノニサクウタ』第一話を更新予定です。
そのあとは、おとなしく『breakfast』の続きを更新して、完結を目指していきたいと思います。
たくさんのフォロー、いいね、コメント、本当に本当に幸せに感じております。
これからも、私の妄想へのお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
終
コメント
40件
良かったよ〜!! 涼ちゃんの方が溺愛強めだったのと、涼ちゃんの怖さを感じれた🫨フフフ確かにホラーちっく。 計画、悪巧み、裏工作がぴったりハマって、そんな箇所もありつつラストは大好きで、あ、またやられたわ🤣
完結おつかれ様です。私はとっても楽しみながら読ませていただきました! そんなわけないでしょ、32歳だよ、がこの物語の全てなような。。思い出って儚いですね。 この3人のお付き合い、長続きするかなぁ…と勝手に心配しちゃいました。笑
完結お疲れ様です!! まさか全部💛ちゃんの仕業だったとは、、驚きましたね笑 最後に真相?が明らかにされるような話大好きです!! 計画という言葉だけでは表せないような💛ちゃんの行動にゾクゾクしました😇 いつもの天然ふわふわじゃない、こんな感じの悪魔的な部分もリアルで見たいと思っちゃったり、、笑 エモさを探すの、難しいですよね笑 七瀬さんが頑張ってる姿が微笑ましくなっちゃいました🥰 毎回感想書いてて思うのですが、私の語彙力が無さすぎてちゃんと伝わってるか心配です笑 でもこれだけ言えるのは、ぜっっっっったいにどの作品もボツ入りしないで!!!! すみません取り乱しました笑 breakfastも、ノニサクウタも楽しみにしてます!!これからも感想書かせていただくので温かい目で見てください😂