コメント
1件
ファンタジー小説を始めました! これまでは暗い感じのだったけど明るいのもやっていこうと思います。 画像で主人公を写そうかなと思ったけど絵が上手くなかったので文字にしました。悔しい。
ここはファンタジーの世界、
リバティワールド。
この世界には様々な職業がある。
料理人、農業、冒険者、
と、色々ある。
そんな中で僕は冒険者の魔法使いを目指している。
とは言ったもののまだまだ見習いで皆からからかわれている。
それが今の現状だ。
「おい、ネマ!なんか魔法出してみろよ!」
「えぇ、僕はまだシールド魔法しか使えないよ…」
「へっ!やっぱいつまで経っても変わらねぇな!俺はもうファイヤボール使えるんだぜ!」
「わぁ!シンくん凄いね!」
「他人より自分のことを気にした方がいいぜ~」
「分かってるよ!分かってるけど…」
「お前、シールド使えるから俺のファイヤボール受けてみろよ!」
「え!?えぇ!?い..威力だけ見せてもらっていい?」
「おう!いいぜ!」
「ファイヤボール!!」
ボォン!
「木が倒れるくらいだ!」
「充分威力高いよ..?」
「大丈夫だって!ほらほら!」
「じゃ..じゃぁ…シールド。」
「行くぞーっ」
「ファイヤボール!!」
パキィン!
ドォン!!
「あ、」
「おい!学校に当たったじゃねぇか!」
「何してんだよ!受け止めろよ!」
「ちょ、ちょっと怖くって..」
「おいおいなんの音だよ!?」
「やべ!皆来た!ひとまず撤収だ!」
「え、このまま放っておいていいの?」
「別にいいだろそんなもん!」
ちょっとやらかしたような感じがした。
1時間後ぐらいには多分..目に見えてる…
魔法学校の校長に呼び出された。
「2人共。何か分かるかい。」
「はい…」
「…」
「学校の壁にファイヤボールが当たった事ですね…」
「おい!バカ!なんで言うんだよ!」
「えぇ?黙ってもいい事ないよ..」
「そうだな。どうやらファイヤボールをシールドに向けて飛ばし、跳ね返ってしまった。ワシは全て見ていたからな。」
「ゲッ..マジかよ…」
シンくんはいつも怒られてる。
僕の幼なじみで
からかいに来たり、一緒に遊んだりもする。
魔法の才能はあるけど、人としての心はあまり…
「あーあ、怒られちまったよ。」
「シンくん、何事も謝るのがいいよ。」
「えーっ、お前とは分かり合えねぇなぁ。」
「俺、こっちの道で今日帰るわ。 」
「あ、うん。また明日。」
「じゃあな。」
今日はいつもの道と違う方向で帰るなんて、
ちょっと反省してるのかな。
「よし!からかわれないように魔法頑張るぞ!
シンくんはファイヤボールだから反対のウォーターボールにしようかなぁ。」
「魔法説明書はどこだっけ…あっあった! 」
1.魔法はイメージ
頭の中でイメージすることで
自分の魔素からその物体を出すことができる
2.魔素とは
魔法を使うためにある魔法の容量。
人によって魔素は違い、魔素が多い人程魔法としての素質がある。
3.詠唱
詠唱を唱えることで威力が上昇する。
無詠唱だと、威力が下がるが、速攻で出すことが出来る。
無詠唱で威力がそのままということもできるが、
それはとても難しい。
「まだまだページがあるけど、重要なのはやっぱりイメージだよね! 」
「水のイメージ…水のイメージ…」
スカ…
「やっぱり出ない…僕には素質がないのかな…」
「立派な魔法使いになりたいのに…」
ドォン!!
「うわっ..何の音..?」
「森の少し向こうからかな…少し行ってみようかな..」
少し急ぎめで森を駆け抜けた
「あれは…シンくん、?と、あ..あれはポイズンスネイク..!? 」
ポイズンスネイク : 暗い場所に住みついている魔物。特に洞窟に多い。
体が人より大きく凶暴なため出会った場合は引き返すのが良い。
「だったような..特徴だったっけ..」
「それよりも助けないと!でも、どうやって.. 」
「攻撃魔法なんてないし、」
「おい!ネマ!なんでこんな所にいるんだ!さっさと逃げろ!!」
「シンくん!今助けるよ!」
突然口が滑ってしまった。
本当にこんな化け物子供一人で倒せるわけが無い
「クシャア!!」
「うっ!シールド!」
パリィン!
尻尾の攻撃だけで簡単に壊された。
「来るなら来い…!」
囮になればまずはシンくんは逃げれるはずと思った。
「シンくん今の内に!」
「あ!?おう!」
「ファイヤボール!!」
「え!?違う!」
ドォン!!
あまり効いていない。
「シャアァァ…」
けど何か怯えている。
「あ!シンくんもっとファイヤボール出せる!?」
「できるけどもうすぐ魔素無くなるぞ!」
「出来れば長時間燃え続ける炎!」
「分かった!ファイヤ! 」
「クシャアァァァァ… 」
ポイズンスネイクは逃げていった。
「どういうことだよ??」
「ポイズンスネイクは暗い場所を好む。」
「その代わり明るい場所は苦手なんだ。」
「よく知ってるなぁ。魔法よりそっちの方が向いてるぞ。」
「昨日授業でやったよ…」
「え」
「ひとまず良かった。シンくん無事で。」
「あったりめぇよ!俺がくたばるわけねぇよ! 」
「まぁ、ありがとうな。」
「帰ろっか。」
どうやら戦闘の音が激しかったらしく
何があったか事情聴取された。
ちょっぴりシンくんは威張ってた。
そしてその活躍によりシンくんの魔法の素質を見込み、魔法使いの弟子として誘われた。
僕は防御しか使えないので勿論誘いゼロ。
分かってたけど、悲しかった。
翌日…誰かが家に来た。