羨愛

2人は少しずつ進む。

アリーナツアーが成功した。

ファンが増えた。

翌年もアリーナツアーを行った。

成功してファンも増えた。

2人の関係も進んでいる。

渡辺が目黒の部屋に泊まる事が出来るようになった。

つまり、身体を繋げることが出来たのだ。

渡辺は泣いた。

何度も途中まででおしまいになる。

目黒が優しく全身愛してくれた。

回数は多くないけど2人が繋がる時がある。

目黒ー大丈夫？

渡辺ーな・・んと・・か。

目黒ー気持ちいいでしょう？

渡辺ーまだわかんない。

本当は渡辺も気持ちいい思いをしていた。

だがそれを言うと要求がもっと強くなる気がして言わないだけだ。

もう4年の付き合いになる。

少しずつ進むのが条件だったから関係はまだ浅い。

目黒は、もっと乱れる渡辺を見たい。

我を忘れ夢中になる渡辺を見たい。

愛する気持ちは増す一方だ。

2度目のアリーナツアーの後、初めて渡辺が好きと言ってくれた。

目黒は泣いた。

何年も前から好きだと言い続けてきた思いが受け入れられたのだ。

渡辺は目黒の涙を舐め取り深いキスをした。

目黒は渡辺を抱きしめる。

2人で泣いた記念の日だ。

いよいよドームツアーが決まった。

渡辺は、目黒の胸で泣いた。

抱きしめられキスをされ、それでも涙は止まらなかった。

それほど嬉しかった。

目黒ー翔太くん、1週間後からツアーだね。

渡辺ーん、大阪だな。

目黒ー今はどんな気持ち？

渡辺ーわくわくしてる。

目黒ー愛していい？

渡辺ーん。

渡辺はすぐ異変に気がついた。

いつもより身体が敏感だ。

どこを触られキスをされても、甘い声が出て止まらない。

と，同時に目黒を愛したいと思ってる。

渡辺ー今日は下になって？

目黒ー翔太くん？

渡辺ー俺が愛してあげる。

目黒ー大丈夫？

渡辺ーそういう気分なんだ。

目黒にキスをし、首筋から鎖骨まで舐め、胸を舐め片方の手を目黒の下半身に持って行った。

もう硬くなっている。

今までした事なかったが、口にすると、上から焦った目黒の声が聞こえる。

目黒ー翔太くん！

渡辺ー大丈夫、いつもしてもらってるからわかる。

目黒ー飲んじゃダメだよ？

渡辺ーいいから黙ってろ。

卑猥な音を立てて渡辺が目黒の物を愛撫する。

喉の奥まで入れたり甘く齧ったり先の割れ目に舌を入れたり。

普段目黒がするように愛してる。

目黒ーしょう・・た・・くん。

渡辺ー・・。

目黒ー気持ち・・いい。

渡辺ー出していいぞ。

目黒ーもったいない。

そう言うと、渡辺の脇に手を添え

腹の上に乗せた。

渡辺の首を引き寄せキスをする。

同時に双丘を開きジェルを塗った指を入れた。

渡辺は腰を捻り逃れようとする。

何度も指を出し入れしていると、目黒の胸に手をついて、上を向き荒い息を吐く。

腰も揺れている。

初めて騎乗位にした。

渡辺ーいや、こわい。

目黒ー大丈夫。

渡辺ーあっ・・あぁ・・。

目黒ー入ってるの分かる？

渡辺ーわかる・・やぁ・・。

目黒ー腰持つよ？

渡辺ーいや・・こわい・・。

目黒は渡辺の腰を持ち自分は腰を突き上げる。

今までより深く目黒が入ってきた。

渡辺は目黒の胸に手を付き、腰を捻り甘い声を上げている。

渡辺ーはっ・・はっ・・。

目黒ー可愛いよ。

渡辺ーやぁ・・あぁん・・。

目黒ー気持ちいい。

渡辺ーなんか・・くる。

目黒ー1番奥まで届いてる。

渡辺ーやめて・・なんか・・くる。

目黒ー最大の快感だよ。

渡辺ーいや・・はぁっ・・くるっ・・。

目黒ーしょ・・たくん！

渡辺ーやだっ・・こわい・・。

目黒ー愛して・・る。

渡辺ーあぁ・・やだっ・・やだっ・・くるっ・・。

目黒ーっ・・。

渡辺ーひゃっ・・ああ・・れ・・ん・・。

目黒ーおっと。

渡辺は意識を失って倒れ伏した。

初めて蓮って呼んでくれた。

目黒は強く抱きしめる。

身体を起こしバスローブを渡辺に着せてソファに連れてきた。

まだ意識はない。

そっと寝かせて、シーツを持ってシャワーを浴びに行った。

シャワーから出て渡辺を見るとぼんやり天井を眺めている。

目黒ー水持ってくる。

渡辺ー俺、どうしたの？

目黒ー気持ち良すぎて失神したの。

渡辺ー・・。

目黒ーはい、水。

渡辺ー見ないで。

目黒ー翔太くん？

渡辺ー恥ずかしい。

目黒ー最高に綺麗だった。

渡辺ーめめ。

目黒ー蓮って呼んでくれたのに。

渡辺ー知らない！

目黒ーまたお願いします。

渡辺ーもう嫌、しない。

目黒ー綺麗な翔太くんを見たい。

渡辺ー・・考えとく。

渡辺は腰が立たず目黒がもう一度シャワーに連れて行って洗ってあげた。

恥ずかしがる渡辺だが身体は動かず、諦めた。

2人にまた記念日が増えた。

完