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背景大好きなあなたへ
ずっと大好きでした。
離れ離れになるまでそれに気づけませんでした。
あなたは、今何してるんだろう。もう忘れちゃったかな。そればかり考えていてずっと後悔しています。
「華」
今日も大好きなあなたが優しい声で私の名前を呼ぶ。
「おはよう」
いつも言ってくれる何気ない一言。もう聞けないと思うと恋しいね。もう1回でいいから聞きたいよ。
あなたのすべての言葉が寂しく感じる今日私たちは、この学校を卒業する。卒業したらもう離れ離れだね。
「華似合ってるよ」
いつも通りの制服。あなたの制服姿を見れるのも今日で最後。
ー卒業式が始まる
卒業したくないよ。あなたと離れ離れになりたくない。ずっと一緒に笑っていたかった。
「これでお別れだな。今までありがとう。また会う日まで絶対に忘れるなよ」
そう言うあなたは、寂しげに笑う。忘れるわけないよ。忘れられないよ。
桜が舞い散る校庭。淡く澄んだ空。笑い合う生徒たち。
「ほんとに卒業しちゃうんだ。そっか、」
寂しげにつぶやく。私の頬を涙が伝う。
ー高校生の夏
「あっつー」
「ねーほんと暑すぎー」
高校に入って友達も沢山できて毎日楽しい。
でも何かが足りない気がした。どこか寂しい気がした。
「あいつに会いたいな。」
そう私がつぶやく
「なんか言った?」
「いってないよ!さ暑いし早く帰ろー」
「そうだね」
今になって気づいたよ。私貴方のこと好きだったみたい。今になって後悔してるよ。気づけなかったこと。この寂しさは、きっとあなたがいなくなった寂しさかな。あなたと作った思い出。思い出す度に会いたくなって、また話したくなるよ。ずっとあなたにまた会う妄想ばかりしてる。はやく妄想じゃなくなって欲しいよ。
あなたとお揃いで買ったキーホルダーあなたから貰った手紙。ずっと大切にしてるよ。
私があげた手紙に友達として好き。って書いたけど嘘だったよ。本当は、恋愛として好きで大好きだった。
「こんな事ずっと考えてるとか…重すぎでしょ…ははっ…」
少し寂しげに悲しげに笑う。
「また、何気ない毎日をあなたと過ごしたい。」