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前回までのあらすじ

私立第五学園に編入することとなったエドガー(主人公)。

遅刻ギリギリのところを謎の第五学園生徒に助けられ遅刻を免れたものの、職員室の場所がわからず、遅刻していないのに遅刻しそうになってしまった!!

一体どうなる!



職員室の場所誰かに聞くか・・・

僕はとりあえず目についた生徒に声をかけた。

「あの、すみません」

すると驚いたのかその生徒の肩がビクリと跳ねた。

「あ、、えっと、、、」

僕が声を掛けたのは前髪が右目に掛る白髪に赤い瞳の男子生徒だった。

なんかうさぎみたいでかわいいなこの人(?)

「職員室がどこか教えてほしいんですけど・・・」

「あ、えと、職員室なら・・・」


男子生徒―一年生でアンドルーという名らしい―に丁寧に職員室まで案内してもらった後、必要な書類を担任―名前はアルヴァといって、本業(?)は科学講師らしい。―に渡し、教室に向かった。


始業の鐘がなる。

HRが始まる。

名前を呼ばれ教室へ入る。

そして気づく。

「あ、今朝遅刻しそうになってた謎の第五学園生徒らしき人がいる。」

あちらも気づく。

「今朝遅刻しかけてた謎の第五学園生徒カッコハテナカッコとじではないか!」

「・・・知り合いかね?」

「さっき通学路で会いました」

「そうそう。遅刻しそうになってたのを遅刻しかけた私が助けてね」

「遅刻・・・また徹夜かね?」

そう言われた謎の第五学園生徒らしき人(仮称)はギクッとした顔をして目をそらした。

「・・・まあいい。ワルデンくん、自己紹介をし給え。」

そう言われ、黒板に名前を書いた。

「編入してきましたエドガー・ワルデンです。・・・これ以上に言う事あったっけ・・・あ、以後、よろしく。」

僕は軽く会釈する。

「それではワルデンくんは空いてる席・・・窓際の一番うしろに座ってください」

僕はさっさと言われた席に座る。

前の席に座っているのは、運命の悪戯か、例の謎の第五学園生徒らしき人(仮称)だった。

今度はHR終了の鐘がなる。

「一時間目は科学・・・教室移動です。教科書を・・・忘れないように・・・」

僕は机(すでに教科書などセット済み。さすが名門校(?))から科学の教科書とペンケースを取り出し教室を出ようとしていた。

「あ、ちょっとまってくれたまえ〜!!」

引き留めるあり・・・

「なに?」

声を掛けてきたのは例の謎の第五学園生徒(ry だった。

「一緒に教室いかないかい?」

「別にいいけど。場所わかんないし。」

「(微笑)ありがとう。」

「・・・じゃあ謎の第五学園生徒らしき人、行こっか。」

「うん、行くけど・・・私は謎の第五学園生徒らしき人じゃなくて、ルカ・バルサーだ!!(苦笑)」

謎の第五学園生(ry こと、ルカが訂正する。

「そ?べつに謎の第五学園生徒らしき人でもいいと思うけど・・・まあいっか。じゃあルカ、行こっか。」

「(急に名前呼び・・・ま、いっか。面白そうな子だし。)わかったよ、ワルデンくん。」


科学の授業、来たのはいい。

・・・こんなマッド・サイエンティストみたいなことするなんて聞いてない。

僕は聞いてないぞ。

・・・少なくともここの入学案内HPには書いていなかった。

絶対だ。記憶力にはめちゃくちゃ自信あるんだから。

あちらこちらから「やっべ爆発した!」とか「間違ってプレパラートに落としちゃったなの・・・プレパラート溶けちゃった・・・」だとか「あ、磁石くだけた。高値で売れると思ったんだけどな」とか聞こえてくる。

・・・・ちょっと待って、最後のはやばい発言だと思うんだけど。磁石砕けてよかった。

ん、待ってなんかえらいこと聞こえた。

「あ、ほんとだ、(聞き取れない言語)って言ったらカエル生き返った」

待ってそれマッド・サイエンティスト通り越してオカルトなんだが。ぴぎゃー

何だこの学校。癖強すぎだろ。

なんて思っていると真横からバチッという電気音が聞こえた。

「っ、た」

「え?は、?大丈夫?」

「大丈夫、感電しただけだから。いつものこといつものこと。」

「へ〜。」

ちょっとまって感電がいつものことってお前何言ってんの・・・

やっぱりやばいやつしかいないんじゃ・・・

「てか何してんの?僕はなんかとりあえずルカのこと手伝えって言われたけど」

「え?自動点灯式のランタン」

「それ作れるのか・・・?」

「いけるいける」

こいつ・・・思ったよりすごいやつかもしれない・・・

「あ、いったぁ・・・・まただ・・・」

「なんでそんなに感電するかなぁ・・・」

「ははは・・・なんかすまない・・・」

「もー、、、あとで保健室行くよ?」

「はーい・・・」

なんやかんやで、登校初日の一時間目は終わった。

私立第五学園、生徒も先生もクセが強すぎた。

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