テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
普段見えない人の項が見えるときってエッチだよなぁというお話
レダさんは髪長めでくせっ毛あってほしい
kin×rd うなじ
視点主→『』
その他→「」
キャラ崩壊注意
日に日に最高気温が高くなっている夏
こんなにも暑いのに今日も蝉は元気に鳴いている
流石にこの暑さになるとここまで伸ばしてきた髪の毛も鬱陶しく感じる
『切るの面倒くさがらなきゃ良かった…』
そうポツリと後悔を溢すと自分の肩に手が置かれた
『うわぁぁぁぁ!?』
突然の出来事に心臓が飛び跳ねるとともに俺の絶叫が豪邸内に響き渡る
「…店長、うるさいです」
迷惑そうな声を出したのはケイン
どうやら肩に手を置いてきたのはケインだったみたいだ
『…ごめん。えーっと、なんか用?』
「店長が髪の毛が鬱陶しいと仰ったので私が切りましょうか、という提案をしに」
『そーゆーことね。じゃあ頼もうかな』
「では、こちらへ」
先に下準備はしていたようで、了承を取るとすぐさま色々と物を取り出す執事ロボット
下に布が敷かれた椅子へ誘導される
椅子に座ると首に白い布を巻かれた
「どれぐらい切りましょうか」
『んーと、取り敢えず後ろの方軽くしてくれる?』
「了解しました」
後ろ髪に手をかけられ、シャキシャキと一定のリズムで流れる音とともに肩に切られた髪が落とされる
『…ケイン』
「どうしました?」
『ねむい』
「寝てていいですよ」
『ん〜』
疲れか寝不足か
寝ててもいいらしいのでお言葉に甘えてまぶたを閉じる
─────────────
ハサミの音と一緒に子供のような寝息が聞こえてくる
店長は寝てしまったようだ
もう殆ど髪は切り終わってしまったので後は整えるだけなのだが、すぐに起こしてしまうのも申し訳ない
なるべく時間をかけて整えていくことにする
店長の髪はクセがつきやすいので、直すのに時間がかからないよう襟足を軽く梳いておく
と言っても店長の髪を直すのは自分がやっているのでどちらかというと自分が楽になるようにしておくというのが正しい
整え終わったあと、髪の毛を落とすためドライヤーで風を送る
髪の毛に引っかかった切られた髪がパラパラと床に落ちていった
最後に軽く櫛で梳かしたら完了だ
『店長。起きてください』
「…ん」
『終わりましたよ』
「おわったぁ…?」
『はい』
あまり寝かせてあげられなかったのは申し訳ないが、片付けもあるので起きてもらう
意識は浮上しているようだがまだ夢現で目が完全に開ききっていない
ふと店長の項が視界に映った
部屋は涼しいといってもまだ季節は夏
首に巻いた布が暑かったのかじんわりと汗をかいている
…………店長、の
「ケイン?」
店長の声でハッと我に返る
どうやら固まって動かなくなっていたらしい
店長が心配そうにこちらを見ていた
「大丈夫?」
『はい、大丈夫です』
「ふーん…ならいいけど」
一瞬だけ通り過ぎたあの思考
自分でも理解ができない
エラーを吐きつつ立ち上がろうとしている店長を支えるため体を動かす
『店長、バケハです』
「ん、被せて」
『…え』
「折角ケインが整えてくれたんだから崩さずに被りたいじゃん。だから、被せて」
渡せずに手に残ったバケハを店長の頭にそっとのせる
髪によって隠れていた首元をバケハで隠すようにいつもより少しだけ後ろに被せる
『…できましたよ』
「ありがとね〜」
ご機嫌で店長が立ち上がる
切られて軽くなった後ろ髪を触りなくなったことを実感しているようだ
「だいぶ涼しくなったわ。ありがと、ケイン」
そう言い残して豪邸を出ていった店長
店長が出ていってからもあの光景が頭から離れない
自分には芽生えないはずの感情
だが、ほんの一瞬だけ、あの光景を独占したいという感情が出てきた
『……店長』
無自覚な恋心に気付けるのはいつだろうか
ケインくんとレダーさんが激メロ過ぎて死ぬ
ミーグリ落ちてました
ケインくんと話したかった…
二次当たるように祈っときましょう
コメント
3件
🤖おおお!ラジオといい切り抜きのタイミングといい…!♡♡♡にきてるだろってぐらいメロってます😇