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若井さんって、大森さんの好きな人が誰なのか知らなかったの??? 立派な三角関係の行く末が気になるぅ!
「わかい、わかい、!」
起きてと呼ばれたのは、元貴のマンションの前だった。
タクシーのドライバーさんにお金を払おうとすると、「いいよ、いいよ」と元貴に断られる。
え?俺、元貴ん家に勝手に押し付けてタクシー代まで払ってもらうの?
まあいいから♪と上機嫌な元貴。
「わかい〜、先お風呂入る~?」
お泊り?は実に久しぶりだ。
お互い忙しかったし、何よりも毎日会うものだからお泊りなどする必要がない。
「ん、いや。いいよ」
「んぇ〜……じゃあ一緒に入る?」
「ひえっ?!」
随分と間抜けな声が出てしまった。
“一緒に”??
「ん〜、、まあいいよ。」
何でいいよと承諾してしまったのかは自分でも分からない。
「せんまっ笑」
「じゃあ何で2人で入るなんか言ったんだよ….」
「え~、修学旅行思いだすじゃん笑」
「まあ…..」
「今日ね、」
「うん。」
「りょうちゃんが泣いてたんだ。」
「…….うん。」
「泣かせたの若井でしょ、」
「….なんで?」
「あ、否定はしないんだ笑」
「何となくかな….?」
「若井ってりょうちゃんの事が好きだもんね」
「…え?」
「そりゃ一緒に居てたら痛いほど分かるよ….りょうちゃんが好きな事くらい。」
バレてた。
元貴にりょうちゃんを泣かせたことと、りょうちゃんの事が好きなこと。
どうしよう。
「大丈夫。りょうちゃんには言わないよ、」
「….ッ、、」
「もうそろそろ出よっか?のぼせちゃうね笑」
「はい、これ若井の寝間着。」
「ありがと。」
「ねぇ、今日さ」
「ん?」
「俺と寝てよ。」
「え?」
「別に変な意味じゃなくて笑、何となく誰かが寄り添ってくれなきゃ眠れない気がするの….」
「分かった。」
元貴にはたまに人の温もりを感じなければ寝られない事がある。
少し前、元貴が少し鬱になりかけていた時は毎日の様に来ていた。
俺なんかの温もりで寝られるならばそうしてやりたい。
「おやすみ、」
「ん、おやすみ。」
「ねぇわかい、?」
「なあに、」
「俺、、若井のことが好きだよ….?」
「へっ?それってどういう?」
「ばーか。自分で考えろ….」
そう言って、ほんの30秒後に寝息を立てた。
好き….?
俺のことが?
好き?
それは親友として….?
それとも恋愛的に….?
眠れない夜だ。
続き書いてみよう…..
♡←欲張りの350🙏🏻