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予算会議
一一夜の生徒会室。外は既に真っ暗で、校舎には誰の気配もない。
蛍光灯の白い明かりが、机いっぱいに広がる書類の山を照らしていた。
「会長、ちょっと休憩入ろう?頭回んないよ…….」
赤がうんざりとした顔で背もたれに寄りかかると、黄は静かに手を止めた。
「赤」
その声には、冷静なようでいて、熱を含んでいる。
黄が立ち上がる。書類を片づけるでもなく、机の角を回り込んで、赤の隣に来た。
「え?
な、なに……」
黄の手が赤の手首を取り、するりと引き
寄せーー
どさり、と音を立てて、赤の体は黄の膝の上に落ちた。
「っ…..なにしてんの!?い、意味わかんないからっ……!」
「会議は続けます」
ぴたりと耳元で囁く声。背筋がぞくりと震えた。
「時間がもったいないので、会議しながら……済ませます」
淡々としたその言葉が、どうしようもないほど艶めいて聞こえる。
「……! そ、そんな器用にできるかぁ……!」
「大丈夫です。
赤には、そういうマルチタスクは求めてませんよ」
黄の声が低くなる。片手は書類をめくっているくせに、もう片方の手が、赤の太ももを撫でてくる。
「感じるだけでいいです」
黄は囁き呼吸が赤の首筋にかかって、思わずビクリと震える。その言葉と同時に、制服の裾をまくり上げられる。
赤が反射的に逃れようとするが、腰に回された
黄の腕が腰をがっちりとホールドする。
抜け出せない。逃げられない。
「やっ…..ん、やめ、つ、くそ…..やめろっつってんのに……!」
「声が大きい。廊下に響きます」
あくまでも“生徒会長”としての冷静さを保ったまま、しかし指先は熱を帯びた部分を的確に探り当てる。
赤の体は正直だった。
触れられるたびに跳ね、息が漏れる。
書類の山から、黄が一枚取り上げて読み上げ始める。
「次。図書室の予算についてですが…….」
膝の上で身を震わせる赤を抱えながら、議事を進める黄の声はブレない。
「….っ♡、ああっ、♡…..ばっか、じゃ……!///」
「返事を。副会長」
トントン、と太ももを叩かれ、赤はぐしゃぐしゃになった顔で睨みつけた。
「……っ、…..し、知らないっ……、///」
書類を片手に議事進行を続けながら、もう片手は容赦なく赤の敏感な部分を探ってくる。
「……ん、あっ…..♡や、やめてってば……!///」
「静かに。会議中です」
吐息まじりの声を抑えきれず、赤の顔は真っ赤に染まっていく。
重なる身体。椅子の軋む音。
赤の太ももに黄の手が滑り込み、制服の中、下着越しの熱、にじんだ部分へ指先が届く。
「っ…..あ、♡あっ♡♡…….そこ、//やっ……!///」
「声が漏れてますよ、会長」
黄の声は静かで、どこまでも理性的。
でもその手つきは、あまりにも熟れていた。
ためらいがない。
まるで、赤の弱い場所全てわかっているかのように正確に探ってくる。
「….むりっ♡♡おれ、っ、///もう……んあっ…….♡///」
黄は指を下着の中に潜らせ、濡れたそこに直接触れた。
ぬる、とした感触。赤の反応はあまりにも素直で、逃げようとする腰に力が入らない。
「…..ほら、もう、こんなにして」
ささやきながら、濡れた音がわざと立つように指を動かす。
黄の指が浅く、深く、ゆっくりと出入りして、時折内壁をこすり上げるように刺激する。
「ひっ、♡…..んんっ…..!///や、やだ…….、やだぁ……♡///」
「だめですよ。ここで止めたら、会議も途中で終わってしまいますから」
耳で囁きながら、黄の指が赤の奥の一点を探り当てた。
「つ、ああっ…….!?♡///い、いまの…..やば…..つ!///」
……ここですか?さっきから、触れるたびに震えてますね」
ぐつ、とそこを押し込まれた瞬間、赤の体が跳ねる。
一瞬で飛びそうな快感が、背骨を駆け上がった。
「ふあっ…..!♡あ、んっ、や……!///だめ、だってば…….!♡///」
黄は書類に目を落としながらも、もう片手で容赦なく責め立ててくる。
黄は視線を落としたまま、右手で次の議題に目を通す。
「では次――校内設備費の配分について……」
その声は、まるで何事も起きていないかのように静かだった。
けれど左手の指先は、ずぶずぶと赤の中をかき回す。
内壁をこすり上げ、奥を押し上げ、時折、ぐっ、と一点を強く押してきて――
「ひぁっ……!/// んっ……っ♡♡、そこ……また……!///」
椅子の軋む音、くちゅくちゅと水音が響く中、黄の声だけがやけに整っていて冷たい。
「……副会長、資料の確認は?」
「っ、そんなの……っ、///無理に決まって、んぅっ……♡///!!」
「困りますね。副会長が無能では、僕ひとりに負担が偏る」
言葉は冷たい。けどその指は、赤の“気持ちいいところ”だけを責め続ける。
快感にうねる身体。呼吸が乱れ、もう体は限界に近いのに、黄は微動だにしない。
「もう……やだぁ……♡ぅ、んっ……///出ちゃ……!♡♡///」
「許可してません。まだ会議中ですので」
にこりともせずに言い放って、指を一度抜いて――ぬるんと音を立てて、今度は二本差し込まれる。
「っっあああああっっ……!?!? ♡♡///っ、ああっ……!///」
赤の足は椅子の上で震え絶頂を迎えた。
黄の膝の上に跨らされたまま、腰を掴まれ、ぐっしょり濡れた奥を指で何度もかき回されている。
理性はとうに崩れて、もう何も考えられない。
「次、備品の補充予算です。副会長、意見をどうぞ」
「っ……む、無理だっ……て///……っ、♡もう、頭、ぐちゃぐちゃで……!///」
「困ります。副会長として、ちゃんと責任持ってもらわないと」
黄の指が抜かれた。ぬるりと音を立てて、熱の残るそこに冷たい空気が触れる。
――と思った瞬間。
今度は先端が、押し当てられていた。
指ではない、熱くて硬いもの。肌と肌が触れていて、赤の中はそれを迎える体勢をとってしまっている。
「っっ……ま、まって……それって……///」
「わかってるでしょ。赤の身体、さっきからずっと欲しがってる」
黄の声は、理性的なまま。けれどその熱は、静かな狂気のように赤を侵食する。
「ちゃんと……“ください”って言える?」
「な、なんで……そ、そんなこと、言わなきゃ……///」
「君が拒むなら、やめます。赤の同意なしに踏み込むつもりは、ありません」
スッと、先端が少し離れる。
空気が冷たい。身体が寂しくて、思わず腰が自分から寄ってしまう。
「っ、あ……♡///」
「――正直ですね」
耳元でくすりと笑われて、赤の羞恥は限界に達していた。
「……ほしい、……の///、ください……♡///」
声が震える。
まるで敗北宣言みたいに、小さくて、でもちゃんと聞こえるように呟いた。
「赤のその声……もっと聞きたいです」
黄の腰がゆっくり押し当ててきて――
「っ、……ぁあ、あ……っ!♡///」
押し込まれて、赤の喉から自然に声が漏れた。
奥の奥まで、満たされる感覚。
ずっと指でかき回されていたせいで、身体はもう受け入れる準備をとっくに終えていた。
でも――心だけが、まだ追いついてない。
「……やっぱり、こんな……無理だって……っ、ぅ、んんっ……///」
「じゃあ止めましょうか?」
「っ、……や、やぁっ!///」
反射的に縋ってしまった。
その瞬間、赤は自分で自分に絶望する。
黄の目が、ふっと細くなる。
「そう。それが、赤の本音」
腰がゆっくりと動き始めた。
ぐっ、ぐっ、と中を満たしながら擦り上げるように。
深く、浅く、強く、優しく――
まるで感覚のすべてを知り尽くしているかのような動き。
「ひぁっ……!/// んっ、♡あぁっ、♡や、ん……っ、///っん……♡♡///」
羞恥なんて、とっくに崩れていた。
制服は乱れ、シャツははだけ、首筋には黄の噛み跡。
水音が、椅子の軋みが、重なる吐息が、この部屋のすべてを染めている。
「……声、だいぶ可愛くなってきましたね、赤♡」
「う、るさ……っ、///んんっ……♡ばか、っ、もぉ……やだ……っ♡///」
「やだ、って言いながら、きゅうきゅう締めてくるのはどっちです?」
また中をぐっ、と深く押し込まれて、
赤は叫びそうになるのを必死で噛み殺した。
「僕のこと、どれくらい好きになったか――身体で、答えてくださいよ」
「す、……好きなんかじゃ、///んっ、あっ……!♡///」
「うそ。じゃあ、なんで、こんなに感じてるんですか?」
黄は理性の仮面をかぶったまま、赤のすべてを暴いていく。
奥を擦るたび、体は勝手に跳ねてしまう。
首をかしげて、黄はまた問いかける。
「……可愛い。もっと乱れてください。
赤の新しい一面、たくさん見せてくださいね」
外の静けさとは対照的に、密室の中だけが熱を帯びていた。
コメント
7件
めっっちゃ好みですブクマ失礼します🥹🫶🏻
初コメ失礼します!黄赤大好きなのでほんとにほんとに最高すぎて読んでて幸せでした🥹冷静な雰囲気を崩さず器用に赤くんを乱していってそんな乱された赤くんに黄くんも乱されて、2人きりの生徒会室で黄赤の尊い空間できちゃってるの最高すぎました🤦♀️フォローとブクマ失礼しますm(*_ _)m
今回の作品もめちゃくちゃ最高でした!