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Kaulana nā pua aʻo Hawaiʻi
Kūpaʻa ma hope o ka ʻāina
Hiki mai ka ʻelele o ka loko ʻino
Palapala ʻānunu me ka pākaha
Pane mai Hawaiʻi moku o Keawe
Kōkua nā Hono aʻo Piʻilani
Kākoʻo mai Kauaʻi o Mano
Paʻapū me ke one Kākuhihew
ʻAʻole aʻe kau i ka pūlima
Ma luna o ka pepa o ka ʻēnemi
Hoʻohui ʻāina kūʻai hewa
I ka pono sivila aʻo ke kanaka
ʻAʻole mākou aʻe minamina
I ka puʻu kālā o ke aupuni
Ua lawa mākou i ka pōhaku
I ka ʻai kamahaʻo o ka āina
Ma hope mākou o Liliʻulani
A loaʻa ē ka pono o ka ʻāina
*(A kau hou ʻia e ke kalaunu)
Haʻina ʻia mai ana ka puana
Ka poʻe i aloha i ka ʻāina
「さぁ、そこを退く準備はできたかい?」
彼の黄金の髪が陽の光を吸い込んで輝いた。
「いいえ、致しませんと何度も申し上げております。お引き取りください。我が国土は貴方方合衆国にはお譲りできません」
「私共を貴方の傀儡として使うのも大概にして頂きたいのですが。私は貴方の操り人形じゃないわ!」
「そもそも!あの娘が打ち出した新憲法だって、原住民であるハワイ人を尊重してのことよ」
「貴方が普段している自国民の利益を優先することと何ら変わりはないじゃない!」
あの時ああすればよかった、そんな反省をするのはもう遅い。
あの娘の復位はもうできない。私の行く先は地獄だけなのだろうか。
私は古くからイギリスさんと親しくしてきた。
私の国旗にユニオンジャックが入っているのも建国の祖であるカメハメハ一世が敬意と友好の証として取り入れたもの。
私はイギリスさんと仲良くすることで昔からハワイ併合政策が何度も提案されてきたアメリカさんへの牽制をしていた。
島の中で急速に力を増すアメリカさんに取り込まれないように。たくさん頑張ってきた。
でも、カメハメハ五世が斃れて全ては変わった。
選挙によって国王になったあの子は親米派だった。
初めは彼をとてもいい人だと思った、最初から対等な条約を結んでくれたのは彼だけだったから。
私の美しい国土を褒め、慈しんでくれた。カメハメハ王朝に変わりカラカウア王朝となり彼と仲良くしていた頃には、もう彼が私を取り込もうとしているなんて愚かにもすっかり忘れてしまっていた。
私は急速にアメリカへ傾斜し抵抗をしてももう遅かった。
私は、だんだんと彼がいないと生きていけなくなっていた。
1842年。
彼はハワイに対する他国の領有権主張を認めないと宣言した。
また、私を助けてくれたのだと思った。国の中で幅を効かせるのは外国人ばかり。先住民の立場は危ぶまれるばかり。
でも実際はハワイの独立を保護する姿勢を示すことで、事実上の勢力圏に置こうとしただけだった。
そんな簡単な思惑に私は気づくことができなかった。
1875年。彼とKuʻikahi Pānaʻi Likeを結んだ。
ハワイ産の砂糖を無関税でアメリカに輸出することを認める条約だった。
これによりハワイの砂糖産業は爆発的に成長した。衰退していた捕鯨業にかわる我が国の主産業となっていった。
これも全部彼のおかげだった。すごくいいものだと思った。
だが結果的には、アメリカ人白人入植者(プランター)がハワイ経済を完全に牛耳る基盤が作られていた。
1887年。Kuʻikahi Pānaʻi Likeを更新した。そこに盛り込まれた内容はアメリカは真珠湾の独占的使用権だった。
これは、私も見過ごすことができなかった。自分がどれだけ愚かであったか、私はここで気がついた。
「そんなの認められません!真珠湾独占使用権を貴方方に渡したら我が国の中での貴方の軍事的影響力が決定的なものになってしまいます!」
「なぜ認めると思ったんですか?」
「そうかい?砂糖産業の安定がハワイ王国の繁栄につながると俺は思うけどな」
私はメガネの奥に眠る彼のベニトアイトの吸い込まれるような美しい瞳が初めて恐ろしいと思った。
「それは、脅していらっしゃるんですか?」
「確かにそうですね。この条約で我が国の砂糖産業は成長しましたから」
最早、退路は断たれていた。私は戻れないほど彼に依存をしていた。
ベイオネット憲法を見なかったことにするような、アメリカ政府に依存するような行為をしていた私は何と馬鹿らしかったんだろうか。
あんな脅されたとしか言えない憲法を黙認するだなんて。考えられない。
ベイオネット憲法はこの憲法はすべてのアジア系移民から一切の投票権を奪い、かつ、投票権の有資格者として収入や資産などの一定の基準を設けた憲法だった。
大多数の先住ハワイ人とごく少数の欧米人から成る貧しい人びとは選挙権を剥奪され、ごく少数のハワイ人エリートや富裕な欧米系住民の発言力が飛躍的に高まった。
先住民を第一にしたいと願い続けても、この地はずっと欧米に蝕まれ続けなくてはいけないのだろうか。
私はただ、反抗したいだけだった。
だからあの娘はベイオネット憲法を否定してハワイ王権を強化した。
事実上白人住民の選挙権を制限する新憲法を公布した。
ただ国を守りたかっただけだった。
それだけだったのに、クーデターが起こった。
私が助けを求められるのは東洋の島国に住む彼だけだった。
「日本さん!助けてください!」
「ハワイさん?どうしたんですか?」
「日布修好通商条約の対等化をお願いしたいです」
「その代わり、私を援助してください!このままではアメリカさんに取り込まれてしまうわ!」
「そのお話、聞き及んでおります」
彼は私によくしてくれた。
彼が防護巡洋艦を派遣してクーデター勢力を威嚇してくれた時は私だけじゃなく、王党派は皆泣き叫んで咽せなから喜んだ。
でも、共和国の樹立を阻止することはできなかった。
それらの流れは今日まで繋がっている。
「ハワイ国旗を下げさせるなんて」
「私たちはアメリカになんて併合される気はありません!」
「もう決まったことなんだよ」
「俺の方に傾いた自分を恨むんだね」
彼は私のことなんて気にもせずに。ハワイの国旗を下ろし始めた。
すぐに、そこには変わるように星条旗がはためき始めていた。
私はもう国ではなかった。
私はハワイ準州として、アメリカ合衆国の自治領になっていた。
1993年11月。
そんな夢を見た。
懐かしくて、胸が苦しくなる。思い出したくもない地獄の日々。
そして、私の生き様だった。私が国でいられた時間はおよそ100年。
私がもう一度国になるのはきっと彼が滅んだ時だ。
私は彼の亡骸を踏むことでしかきっと国になれないだろう。
先日のアメリカ合衆国議会の謝罪が頭によぎる。
昨日、アメリカさんがやってきた。
「すまなかった」
「俺は君に申し訳ないことを思ってる」
申し訳なさそうな顔をする彼は本当に謝罪の念を抱いているのだろう。
彼のベニトアイトの瞳が揺れた。
「そうですか」
「あなたは変わりませんね。謝罪というものが示す効力はとても小さいです」
「私は貴方に恐怖しています。断れない謝罪は謝罪ではありません」
「そして、謝罪は一方的な自己満足に過ぎないことを理解してください」
「その上で。私はあなたを一生許しません」
出過ぎたことを言ったかもしれない。
彼はいつになっても恐ろしい。
それでも。私はハワイ人の誇りを背負って生きているから。
「え、でも」
「許せないものは。許せません」
「だから、許される努力をしてください」
「貴方が世界にしたことに対して」
「Kaulana nā pua aʻo Hawaiʻi」
思わず口からこぼれた歌は私の歴史を象徴する歌だった。
タイトルにもなっている
Kaulana Nā Pua/カウラナ・ナ・プア
は1893年のハワイ王国転覆事件に対するハワイ国民の抵抗と、リリウオカラニ女王への深い忠誠心を描いた歴史的な名曲です。
↓歌詞和訳(インターネット調べ)
邪悪な使者がやって来た
強欲な一方的な文書を持って
署名をしてはならない、
敵の文書になんか、
土地を奪われてしまう
金などいらぬ、価値などない
我々には石ころで十分だ
大地からの食べ物がある
我々は、リリウオカラニについていく
土地の正義を取り戻すために
リリウオカラニが再び王位を取り戻すように
レイちゃんの口調について。
たまに敬語が抜けてると可愛いな、と思う。
敬語じゃない時はチェコさん🇨🇿、リヒちゃん🇱🇮というよりハンガリーさん🇭🇺よりのお嬢様言葉??だと私が嬉しい。
一番イメージに近いのはにょたイギリス🇬🇧のアリスさんみたいなイメージに近いかも。
ちょっと怒りながらのこういうお嬢様言葉まではいかない「〜〜よ!」「〜〜じゃない!」みたいな口調の女の子が癖です。
単純可愛い。
あとは一応元王国で列強諸国の影響を受けてるから、欧米の国々に認められるために上品な女性を目指したけど成りきれなかったみたいな事情があるといいなと個人的に思う。
普段はキョドっちゃうけど、強く言わないといけないところは強く言えるところが好き。多分キリッとして言ってるけど内心ボコされないかバクバクしてる。
なんか全体的に私の「精神的に強い女性が好き」っていう癖が漏れ出てる気がする。
ちなみに
あの娘=リリウオカラニ女王
です。
ベニトアイト。アメリカさんの瞳の色の表現で使用した宝石です。
アメリカ3大希少石の一つ。
ダイヤモンドを超える分散率を持ち、虹色の輝きが見られます。見る角度によって青や青紫色に変化する多色性も見どころです。
↑ネット調べ。
↓ベニトアイト
なんか今回情報もりもりで申し訳ないですが。
お友達のすとちゃんがレイちゃんを描いてくれました!
神絵。デジタルもアナログもとっても可愛いです!
個人的に私はゆるキャラが描けないので、対日本さんの時と対アメリカさんの時のゆるキャラがすごく好きです!
あと、デジタルのあのお洋服のセンスがすごく好き。似合ってて可愛い。私身体描くの苦手だから迂闊に体のラインが出る服装の絵を描けないんですよね。
あとロコモコネタ好き。うちの学校では小学校もそうだったけど毎年給食でハワイアン給食がありました。中学はロコモコが多いけど、小学校ではハワイアンサンドっていうのがよく出ました。ハンバーガーのパンの間にモチコチキンとパインとチーズを挟んで食べるんですが、すごく美味しいです。
リンクを貼っておくので見てきてください!
というか見ないと損です!
https://teller.jp/s/p5ulqq1c51jz-8210721987
YURI
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コメント
3件
あのぉ私、理性が必死に抑えるんだけど感情が強すぎて、結果的に態度は感情的になっちゃう、みたいな描写が好きでぇ……ほんとにレイちゃん刺さった💘 かっこいい女…でもお嬢様系の口調なのほんとにᓓ̸ᐠわƖ ıƖ ı 紹介ありがと〜いっぱい褒めて貰えて嬉しい‼️‼️
わあ〜第6話もめっちゃ重くてエモかった…!!😭💔 「れいちゃん」がどんどんアメリカさんに依存させられていって、抵抗できなくなっていく過程が苦しすぎる…。「断れない謝罪は謝罪じゃない」ってセリフ、めっちゃ胸に刺さったよ…。 日本さんに助けを求めた場面もグッときたし、ベニトアイトの瞳の表現すごく綺麗だった…✨ 最後の「許せるものは許せない」って強さ、れいちゃんかっこよすぎる…! れいちゃんの過去をもっと知りたくなったよ!次回も楽しみにしてるね〜🌸