テラーノベル
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1話 同僚が食われた
この世には人喰いという種族がいるらしい
俗に言うカニバリズム。ただ同じ人間ではあるため簡単に死んでしまうらしい。食べるものが違うだけ… なのだが_____
うちの事務所にも来てしまった。
いやどうすればいいんだこれは
急いでロッカーに隠れはしたが…そのうち見つかりそうではあるな。
咀嚼音が聞こえてくる、たまに人の叫び声も…
今日は休みの人が少なかったため、僕以外の出勤している人がほぼ食べられてしまった
…どうしよう!!
探偵事務所なのだが、その探偵で頭が回る人も食べられてしまった。戦力が…
かわいい系の女性が「迷ったんです」とうちに助けを求めて…そしたらその人は人喰いで…
結果ほぼ壊滅ですよ。
??「うーん、これでおわりかな?」
その人のけろっとした声だ。人食べてるのにそんな明るい声で話さないでほしいんだが…
頼むそのまま帰ってくれ
(ガタッ)
??「ん?」
まずいまずいまずい物音出しちゃった!!
なんでこんな狭いとこにファイルが!?誰だよ落としたやつ!!
??「こっちかなー?」
(ガチャ)
「「あ」」
さっきの人だ…
大きなリボンのついた服を着ていて、ハーフツインでかわいらしい方…なのだが
血塗れなせいですごく怖く見えてしまう
やっぱりこの人が…みんなを……
食べられる前に謝っておこう、こわいし…
小白「ご、ごごごめんなさいっ!!」
??「なん、なに?なんで謝るの??」
小白「食べないでください…おねがいします…死にたくないです…」
??「なんだとおもってんの?」
小白「バケモノ…人食べるやつ…」
??「バケモノではないなー人食べるのはあってるけども」
小白「ほらぁ!!やめてください!!!」
??「んー…キミ、名前は?」
小白「ぅえ、えぇ」
??「言わないと食べるよ」
小白「ごめんなさい言いますから食べないで。 …えと、神崎小白です」
仍流「小白ねりょーかい、ボクは神影仍流だよ〜」
小白「神影さん…ですね、えと、あの…」
仍流「どしたの?」
小白「みなさんは…?」
仍流「食べた」
小白「ですよね…」
仍流「んでその、小白?」
小白「ひ、ひゃい…」
仍流「キミはボクに食べられるのが嫌なの?それとも死ぬのが嫌なの?」
小白「どっちも嫌ですけど!?」
仍流「でもさっき死にたくないって言ってたじゃん」
小白「死にたくもないですし喰われたくもないです!!」
仍流「ちぇ〜、まあでもここの人たちそんな美味しくなかったな」
小白「…は」
仍流「小白以外は」
小白「た、食べる気ですか…。あと、その、人を食べておいて不味かったなんて__」
仍流「…じゃあ小白は動物を食べてまずいって思ったことはないの?ステーキとか、そういうのは美味しいものばっかだけどさ。子供の頃とかレバーとかジビエ料理とか嫌いじゃなかった?」
小白「そ、れは…でも年齢が」
仍流「言い訳ばっか。でもその頃だって好きな人とかいるでしょ?」
小白「っ…」
さっきから反論ばっかり…!
僕が反論できるようなことばっか言ってるのが悪いんだけど…でも倫理的にどうなの!?
仍流「あ、そういえば、ボク家ないんだよね。しばらく泊めてくれない?」
小白「絶対嫌です」
仍流「食べるよ」
小白「と、泊めます………」
と、いうことで____
我が家に人喰いがいます。助けて。
つ、通報…でもバレたら絶対死ぬ
どうすれば
仍流「ねー小白、お腹すいた」
小白「さっき山ほど食べたでしょう…!」
仍流「まずくて腹に溜まった気がしないの。そんなにいうなら小白食べさせてよ」
小白「嫌です!!!」
仍流「うるさっ まあいいか。じゃあ今日の夜ご飯なに?」
小白「え…いつも通りコンビニ弁当ですけど」
仍流「はぁ!?健康に悪いよやめなさい!!」
小白「ご飯なんて僕の自由では!?」
仍流「ボクも食べるんだから健康食にして!ボクが作るから!!」
小白「貴方が作ると絶対ろくなことにならないでしょ!!」
ー十数分後ー
仍流「ほらできた」
綺麗に切られているステーキが自分の前に置かれる。本当に彼女が作ったのだろうか。ちょっと不安まであるけど…
小白「お、おいしそう…だけど」
仍流「へへ、ほらお食べ」
小白「…おいしい」
仍流「でっしょー!ボクこーゆーやつ得意なんだ!」
小白「へぇ…いいお嫁さんになりそうですね。ご飯だけは」
仍流「ん?ボク男だよ」
小白「えっ」
仍流「なに?ちょっと期待しちゃった?」くす
小白「そんなわけないでしょう…!」
仍流「あはは、じゃーよろしくねぇ」
小白「よ、よろしくお願いします…?」
1話 終
腐ったうさぎ
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亀 。
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コメント
1件
小白さん、命からがら生き延びたのに「泊めて」で押し切られちゃうの、切なすぎるけど笑っちゃいました😂 仍流さん、人喰いなのに「コンビニ弁当は健康に悪い」って料理してあげるところ、ギャップがすごい…! 最後に「男だよ」ってサラッと言うのも、絶妙なタイミングで story がぐっと引き締まりました。続きがすごく気になります!