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落第 忍者 乱太郎 依 。
本文、 3年生→5年生になっている、成長パロです。ご了承ください。
ただ3年生が騒がしいだけの幸せ小説です‼️
〜三ろの誰かに恋分が渡された話〜
〈本文 伽羅 の表記 〉
作 ¦ 作兵衛
神 ¦ 左門
次 ¦ 三之助
孫 ¦ 孫兵
藤 ¦藤内
数 ¦ 数馬
――――――――――――――――――――――――――
ドダダダダダダッ ……_!
今日もハチャメチャに走り回る 五年ろ組の
神崎左門 と 次屋三之助 。
神 「用具倉庫は、あっちだ 〜 ッ !!」
次 「用具倉庫は、こっちだ〜 ッ !」
それぞれ違う方向へ走っていってしまう。
それを見て呆れる 。 保護者的存在 富松作兵衛
作「 ッ はぁ 〜〜〜〜〜〜〜……」
大きな溜息をひとつ付き、 こりゃダメだな。と言わんばかりに ドスっ、と座り果てた。
「 ったく、いつになったらあの方向音痴は治るんだかなぁ〜 …… 。」
それでも 少し微笑ましそうに 見守る。
作 「 用具倉庫はぁ 〜…… _ こっち だ !!!!!!!!」
縄を グワーッと 引っ張り2人を此方へ寄せた。
神 「作兵衛〜、何するんだ〜!」
次 「痛いぞ作兵衛〜!!」
ギーギーと騒ぐ2人を無視して 、長い髪をなびかせて 用具倉庫へ向かった。
用具倉庫では、明日の任務の話をしていた。
作 「…… 明日の任務は、確かグループでだったよな?」
神 「そうだぞ!なにか不満か!」
次 「もしかして作兵衛、 怖いの?」
作 「ちげーよ! おめぇらが迷わないか!が心配なんだ!」
次 「迷うって、迷子ってこと〜、? 心配しないで作兵衛! 俺ら迷子になったことないからぁ〜!」
作 「は、?」
神 「そうだぞ! 俺ら、」
「「迷ってことありませ 〜ん !」」
またしても呆れてしまう富松。
作 「ぃ…… いい加減にしやがれーーーッッッッッ!!!!!!!!」
ギャーギャーと騒がしい用具倉庫。
そうしていると…
藤 「おい ッ ! 騒がしいぞ!! 用具が壊れてしまったらどうするんだ! 」
と、怒鳴り込んできたのは、浦風藤内だった。
藤内は5年生になっても相変わらずの予習好き。 最近はその量も増えてきたな。
作 「わり〜 わり 〜 、 此奴らが、 中々落ち着かなくってよッ、!」
縄をググッと力を込めて握り締める。
バタバタと暴れる2人を連れて 富松は 用具倉庫を後にした。
藤 「全く、ろ組は落ち着きがないんだから〜… って、何か落ちてる!」
拾ったものは、紙、だろうか。…
ガザガサ 、
開けてみると…… それは ……_ んッ!?
藤 「こッ、 これ、 恋文じゃないか ー ッ!!」
わぁわぁ、と 少し足をたじたじさせた。
恋文と言っても、ガチなやつだ。かなり。
_
そうしちゃいられない! と 思い、 その恋文をろ組の…… 3人のうち誰に渡す予習を始める藤内。
藤 「よしっ! 完璧に予習するぞ ッ! ……えー まず 、 作兵衛から〜…… _」
一人一人への渡すシュミレーションをやった。
其の様子を見ていた 同じくは組の 三反田 数馬。
数 「_内……藤内 ! 何やってるの…? こんな … こんな人目の着くとこで。」
声を掛けられてようやく我に返ったのか、ばばっとその恋文を隠した。
藤 「数馬ぁ ッ! なんで教えてくれなかったんだよ〜 ッ!酷いぞ!」
数 「ずっと前から言ってたよッ!! 気付かなかったのは藤内の方でしょ!」
そう。彼が言った通り。
えーと… 中間で藤内が出た辺りに居たらしい。
(文中にセリフは無いけど……。)
数 「酷いのはそっちの方じゃないかっ!」
藤 「ごめんごめんっ、…… _」
数 「ところで、その手紙は一体どうしたの?」
藤 「あぁ、そうそう、これ、 ろ組の奴が落としてったんだ。3人のうち、誰か……と思ったから、3人に渡す時に別々にシュミレーションで予習してたんだ!」
数 「へ、……へぇ〜……?」
なんだなんだ、いつもの事か、と思い呆れた顔をする数馬……
そんな所に ちょうど 毒蛇のジュンコ を連れて 散歩をしている い組の 伊賀崎 孫兵 に出会った。
孫 「 あれ、2人共、一体何をしてるの?」
存在に気付き、立ち止まる。
藤 「嗚呼! じつは 〜……_」
_ 事情を知った孫兵は…
孫 「成程ね? つまり 藤内はその恋文を ろ組に渡してあげたい、と。それで今はそのシュミレーションで、予習を?」
藤 「其の通りだ!」
ぐっ!と 親指を立てた。
孫 「それならまず、その恋文を読んで、誰宛かを考察してみようよ。」
面白そう。と顔を見合わせる三人。
ガザガサ……。
_中を覗くと、そこには、情熱的な恋文だった。
孫 「_… きついね。」
藤 「右に同じく。」
数 「左に同じく〜…」
3人は顔を顰めて、ゆっくり 恋文を閉じる。
_そこから話し合って……
孫 「それじゃあ、この三人で ろ組の部屋に凸る、これでいいね?笑」
藤 「賛成!よし!今の内に予習をッ_!」
数 「ごめんな、孫兵。藤内はしっかり時間には連れてくからさ……!」
ぐググっ、と引っ張られて数馬も藤内も長屋に戻って行った。
_ その晩のこと。
孫 「_行くぞ。準備はいいか。 」
真剣な顔付きの孫兵。
数 「ね、ねぇ、これで違う人だったらどうするの……?」
心配過ぎる数馬と。
藤 「予習はバッチリだ!きっと間違えなんて、無いはず!」
気合いの入った 藤内。
…… ガタガタ… バン!
作 「_…そんなとこで何やってんだオメーら。」
丁度部屋を出てきた富松に 冷ややかな目で見られた。
左 「お、なんだ なんだ 〜?」
次 「あれ、皆揃ってどうかしたの 〜 ?」
ぞろぞろと 後ろから迷子組。
3人「「「実は〜 … _」」」
経緯を話すと、 ろ組は バッ、と顔を 合わせた。
作 「っ、つ、つまり、 この2人のどっちかに、恋文って事か!? 」
マジか……! と、焦りながら言う
左 「俺は恋文なんて、貰ったことないぞ! なはは、 まさか、三之助だ、とか無いよな?笑」
次 「いやぁ?俺だけど……??」
作 「だよなー ッ……_」
…… ん?_
藤 「ぇ……、?…さ、三之助、お前今、なんて……?」
孫 「今確実に…… 俺だけど、って……?」
数 「言ったね……。」
次 「…… なんか変なこと言ったかな?、」
す、と近付いて 恋文を取る 三之助に対して、
作 「お前〜 ッッ!!!!!!!!!」
わ “ 〜ッッッッッッ! と 襲いかかる5人。
左 「どういうことだ!抜け駆けなんて、許さないぞ〜ッ!!」
孫 「そうだ! まぁ、俺には…… _(略)」
数 「まさかの…… 、 僕てっきり 作兵衛かと思っちゃった。笑」
藤 「いやいやいやいやいや! …… 本気なのか……相手も……!?」
次 「とーない、それは ちょっと俺も傷ついちゃうなぁ〜……。」
ぅ、っ、と顔を顰めた三之助。
作 「……んで、お前、返事どうすんだ?笑」
冷やかしも終わり、しっかりとした質問をする作兵衛。
_……んーと。
次 「ぇ〜……? まー、俺、恋仲とか、今はまだいいかな?笑、 それよりも今は、皆との時間の方が、大事かも!」
どわっ、と笑い、 彼自身もそう感じてくれているんだ。と思った5人。
これには流石の5人も〜……
めちゃくちゃ泣いた。
卒業を後1年後 にした5年生の6人達。
卒業まで、彼らはどんな日々を過ごすだろうか。
_ 今夜も 5年生の長屋には ハチャメチャな笑い声が聞こえてきた。
今回の恋文の件は 、 無事終えた。
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コメント
1件
話の展開がこんがらがっちゃってますね。急ぎで書いたのでユルシテクダサイ。