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※主の作品では、🦊🐒🧸🐇🐑🐶を使います。
▲
上記を守っての閲覧をお願いします
🧸×🐇
R18↑
猫化あり
明け方。
時刻は5時半。
俺は体に若干の重みを感じ、薄ら目を開け、潜り込んでいた布団から頭を出す。
室内は常夜灯で、遮光カーテンを用いている。
寝ぼけた目では、はっきりと姿を捉えることは愚か、俺の上に乗っかっている奴が誰なのかさえ判断はつかない。
それでも答えは明白だが。
おそらく🐇だろう。
てか、🐇でないなら大問題になる、不法侵入だ。
寝ていないか、早く目が覚めたか…。
かまってちゃんが発動し、俺にちょっかいでも出しに来たのだろう。
はー、無視無視。
俺はまだまだ眠いから寝る。
しばらく目を瞑っていると、何も反応しない俺にしびれを切らした🐇が、俺の体を揺らし始める。
鬱陶しいな……
「な”に”………」
寝込みを無理やり起こされた俺の声はガスガスで、自分でも驚く程低かった。
そんな俺の声を聞いてか知らないが、驚いたのか、俺の上で小さく跳ねる🐇。
こんなにビビりだったか…?
「うっぅぅ〜……🧸ぁ…どうしよ…」
え、泣いてる?
俺は一気に目が覚め飛び起きる。
俺の目に飛び込んできた世界には、手をぐーに握り涙を拭う🐇の姿。
と、その頭に付いている三角の動くもの。
プラス、涙を拭う腕に巻き付く尻尾。
俺は無言のまま、溢れる涙を拭う🐇の手を潜り、頬へ手を伸ばす。
「いひゃい!いひゃあい!」
「わ、現実か」
「自分の頬っぺたでやれよ!ばあか!あほ!」
涙も引っ込んだか。
「お前何だよそれ。別にかわいくねーぞ」
「なっ、、別にそんなつもりでやってないわ!てか俺の意思じゃないもん!」
大の大人が「もん」とか可愛くねーんだよ。
「なんこれ、ネコ?」
「んうぅ…かな?……このしっぽ、俺の意思とは関係なく動くみたい」
🐇が自ら尻尾を掴み俺に見せつける。
「へえ。違和感ないん?」
「全く」
掴まれた部分から上部が左右にゆらゆらと動く。
「に”ゃッ!!?」
「おわっ!?」
好奇心に負け、動きを止めようとし掴んでみると聞いたこともないような声を上げるこいつに驚く。
「いきなりデケェ声出すんじゃねえよ!!」
「こっちのセリフだわボケェ!!急に触んなバカ!」
顔を真っ赤にしてうっすら瞳に涙を溜め怒る🐇。
そんなに、いきなり触られるのが嫌だったのか。
俺も猫は好きだし、尻尾とか耳とか、触りたくなるんだよ、衝動的に。
かわいいやろ。当たり前に。
それが付いてんのが🐇ってとこは癪だけどな。
「なら失礼します」
「はっ!?…ぅひゃッ//」
「おおw」
「やめろッ⸝⸝!……ん⸝⸝……触ん、なぁ…⸝⸝」
揺れる尻尾を手で包み、親指で先端を撫でてやると、今まで吊り上げていた眉も垂れ、顔は真っ赤なまま、嬌声をあげる🐇。
今までの威勢は何処へやら。
弱々しく俺に懇願する姿に、俺は喉を鳴らす。
都合よく枕元にあった またたび をチラつかせ、左右に揺らすと同じように動く🐇の大きな瞳。
心なしか、普段よりも瞳孔が細く、三白眼気味な瞳。
俺と同じように。
それに気を取られていると、チラつかせていた またたび に飛びつかれる。
「まんま猫やんw」
「ちがッ…俺の意思じゃねえよ!!」
「猫の本能ってやつか」
猫は日中は休み、明け方や夕方に活動する「薄明薄暮性」というものらしい。
この時間は薄暗く、獲物を狩りやすい時間なんだとか。
今は明け方。
つまりは……
え、俺を狩りに来たん?
「ま、いいや。どけ」
またたびを取り上げられ分かりやすく しゅんとなっている🐇を見て心の中で嘲笑う。
「お前体調は変わりないん?」
「え…、べつに、いつも通り」
「へー」
「お前から質問したのに適当な返事すんなよ!」
未だにベッドの上にぺたんと座り、ギャーギャーほざく🐇は放っておいて寝室から退室する。
変わりないならいーや、べつに。
そのうち戻んだろ。
_______________________
「ほい」
「は?」
「ご飯」
「シね」
なんだよー。
せっかく買ってきたのに。
キャットフード。
しゃーねぇ、ハルにやるか。
この種類、口に合うといいけど。
結局、耳と尻尾が生えていること以外いつも通りな🐇は、俺の分と一緒に昼飯を作ってくれた。
あ、普段と違うことあったな。
包丁を使う時、普段右手が開いていて手を切らないか心配だったのに、今日は左手に包丁、右手は猫の手になっていたこと。
料理も何かと思えば、猫まんま。
どこから持ってきたのか、またたびまで乗っけて。
好みまで猫に寄ってんやんw
そんな風に弄ると「今日はにゃーにゃーにゃーの日なんだよ!」と言っていた。
なんだソレw
味はふつーに美味かった。
昼飯を食べたあとから何やら🐇の様子がよそよそしい。
パソコンと向き合っているのはいいが、何か打ち込んではバックスペースを長押し。
集中出来ていないことは丸分かりだ。
ゆらゆらと左右に動く尻尾は変わらず……
あ
🐒じゃねえけど、はっはーん。
あー、ね…?
全てを理解した俺はそろっと🐇に近づき、揺れ動く尻尾の付け根辺りを握る。
「ッんあぅッ//❤︎」
慌てて両手で口を押さえる🐇。
やっぱり俺の思った通りだ。
「またたび食ってたもんなあ?」
「んぅ…⸝⸝……ん”……⸝⸝」
両手で口を塞ぎ、必死に声を漏らさないように健気に頑張っている。
俺が尻尾の付け根を親指で擦るように触っていると、くねくね と尻尾は揺れ、つられて腰も うねうねと動かしている。
また弄ったら、俺の意思じゃないとか怒るんだろうなw
「どうやって動いてんのコレ?」
「し、ッらんわッ⸝⸝!」
触るな、と言いたげに硬い体を頑張って使い、腕を伸ばして俺の手を指先で押し返そうとしている。
猫になった癖に体は硬いままなんだなw
「も”、お!…ッ触んな!⸝⸝」
触っていた手を思い切り叩かれた。
……はーん?
「なら、これ何なん?w」
🐇に叩かれすぐに引いた俺の腕を、どうやら🐇の尻尾は離してくれないようで、
俺の腕に巻きついてくる🐇の尻尾。
「ッ⸝⸝…知らんもん…⸝⸝」
俺の方に向き直り、真っ赤っかな顔で俺を見上げる🐇。
だから「もん」って…。
段々と熱を帯びるソレに従おう。
「耳垂らしすぎ」
「ふあッ⸝⸝…///」
「意外とコリコリしてんだな」
「んッ❤︎……ッ⸝⸝耳だめぇ⸝⸝…ッあ//……やめッ⸝⸝❤︎」
感度は人間の耳の時と同じ…、と。
耳の中を擦ってやると今まで以上に艶かしい声を上げ、ぎゅっと瞑る瞳からは大粒の涙が流れる。
そのままカーペットに寝かし、覆い被さるように組み敷く。
「泣くなよ、泣き虫w」
「ッだ、ってぇ〜…⸝⸝…俺の体、変に…ッ」
まあ、不安になるのも無理ないか。
一生このままとなれば外出することすらひと苦労だ。
デートし難くなんだろーが。
「なんかっ、めっちゃ変ッ…⸝⸝」
「どんな風に?」
「うぅ〜ッ⸝⸝⸝……めっちゃ、ッ…きもちいぃ⸝⸝」
「は」
いやいやいやいや。
流石に可愛いが過ぎる。
反則だろ。さっきから。ずっと。
完璧に熱を帯びたソレに欲望のままに従った。
_______________________
「これ治るかな…」
俺の隣で仰向けになり、自身の黒い耳を触りながら呟く赤い斑点まみれの🐇。
確信はないが、こーいうのは大体やることやれば治るって相場決まってんだよ。
「治らんかもな」
「………」
触っていた手を布団に潜り込ませ、黙り込んでしまった。
「バカがよ。お前には俺がいんだから何も心配ないやろ」
「…でもこんな半獣人間キモない?」
「まあ…」
「ッ…やっぱ」
「最後まで聞けクソ前モ」
「はあ?」
「俺以外は、そー思うんじゃね?」
俺以外の人間がこいつの可愛さに気づいてたまるかっての。
「ふんッ⸝⸝、素直に🐇くんかわいーって言えばか」
「誰も んな事言ってねーけど?調子乗んなバカ」
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明け方。
時刻は5時半。
俺は体に若干の重みを感じ、薄ら目を開け、潜り込んでいた布団から頭を出す。
いつも通り🐇か。
寝ていないか、早く目が覚めたか…。
かまってちゃんが発動し、俺にちょっかいでも出しに来たのだろう。
はー、無視無視。
俺はまだまだ眠いから寝る。
ん?
なんかこんな事前にもあったな…。
はーっ、もう目覚めたわ。
全て🐇のせい。
ムクっと起き上がり、ふと思ったことを口にした。
「もう誕生日から3日も経つんか」
「え?」と普段通りの🐇の声。
「何言ってんの?今日はまだ2月22日やで」
ほんまは昨日投稿したかった…。
間に合わんかったんや…。
猫の日😸
コメント
4件
最高です😭😭😭😭 正夢?もしくはループ?どうとも捉えられて、最高の作品です!!! 二人のケンカップル感が最高に良すぎて、もう良き良きの良きです!!ありがとうございます😭💖
夢オチ…かな? 夢の中でまで🐇くんのこと考えちゃってる🧸くんかわいいかよ((