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side.R
「 …あの、さ 」
今日は珍しくオフラインでのすとぷり会議。
それが終わりさとみくんの家で飲み会中、
そして、突然ですがいま、俺莉犬は、すごく気になっていたことがありました
だからもう聞いちゃおうと思います、うん。
いや、決してめんどくさくなったからとかではないからね?
『 なに? 』
『 どしたん? 』
『 なんですか? 』
各メンバーからの声が帰ってくる。
それを確認してから俺は一息ついてから、みんなが気になっているであろうことを口にする、
「 おまえらさ、付き合ってんの? 」
空気が一瞬だけ凍る。
いや、正確には時が止まった、?
とりあえず、そんな感じ。
まあそりゃ、4年以上暗黙の了解として破ってはいけない空気になってたらそうなるわな、
でも俺もう我慢できないんだけど
堂々とイチャついたりけんかしたりすんのやめてもらえますか!!??
『 …え、だれとだれか? 』
この状況下でもまだしらを切るつもりなのか当の本人のころんは何も知らんと言わんばかりの表情でこちらをみつめている。
おまえとおまえのその腕の下で拘束されてる方ですが?????
「 は、おまえふざけてん 」
「 莉犬…無駄だよ 」
そろそろ怒鳴ろうかと思った時、イケボに決めたさとみの静止がかかる。
その声で全てを察したのかころんとるぅとの顔が一気に真っ赤になる。
「 は、つきあってるって、」
『 ぼくたちが、? 』
「 …は? 」
もう、心の声と焦り、怒りの感情を隠しきれずだした渾身の「は?」だったと思う。
「 え、まさか 」
「 ひゃーっははっっはWWWWWW 」
「 ひっひっひあWWWWWWW 」
「 ジェルくんとさとみくん静かにしてね 」
ころんの威圧で1度静まったが、
「 …えっえ、は?ちょっとまって 」
「 ぶはWWWWWWWりいぬWWWWWおまえまじやったなWWWWW 」
また大爆笑しやがって
さとみがなんか言ってるけど、まじ意味わかんない
は?つまりは、あいつら付き合ってなかったってこと?
は?いみわかんねえ
『 ぼ、ぼくたちがつきあってるわけないじゃん! 』
『 ころちゃんぶさいくだし! 』
あー、、るぅちゃんなんかわかんないけどネタで誤魔化そうとしてるなあ
あんなブサイクすきじゃねーしで誤魔化せるわけないでしょ
「 …いみわかんな 」
うわ、ころちゃん拗ねちゃったけど
え、これだいじょぶ?
「 るぅちゃんはぼくとつきあうとやなの? 」
『 …な、なんですかそれ、!? 』
…なんだこら
side.黄
「 るぅちゃんは僕と付き合うのやなの? 」
『 …な、なんですかそれ いみわかんないです 』
「 聞いてんじゃん、答えてよ 」
『 み、みんないる、から 』
なに、これ?もう意味わかんない。
りいぬがみんないるときに急に変なこと聞いてきたせいだ。もうやだ、ぼくわるくないのに。ころちゃんがなんだか不機嫌になっちゃった。やだな、ころちゃん怒ると怖いもん。
後ろからぎゅってされてる腕の力が強くなった。僕が返事するまで離してくれない気なの?りいぬに困った目線を送ってもやれやれのポーズでなんもしてくれない。
さとみくんとジェルくんは大声で笑ってるだけ。なに!僕に助けはないんですか!?
「 答えなよ 」
『 やだ、』
「 は?なんでだよ。」
『 ここじゃ、やだ。』
「……へえ、」
でもさ、と悪い顔したころちゃんが続ける。
ぼく、この顔知ってる、僕のことばかにしてるときの顔だ
「……ここじゃなくて、2人きりになった時
僕、何するかわかんないよ?」
「……なんで、ころちゃんが顔真っ赤にしてるの、」
「るせえ、るぅちゃんの方がまっか。湯気でてんじゃん」
僕の肩に顔をうずめてぶっきらぼうにつぶやくころちゃん
不意打ちに耳元で、しかも僕の好きな透き通った声であんなこと言われちゃったら誰だってそうなるもん……そうでしょ?
「お前らもう帰れよ、俺が可哀想」
「りいぬ、ヤダ、僕」
「ほんと?ありがとねわんわん、ほら、帰るよ」
「ころちゃん、まって」
「……何、ここまでしてまだ文句あるの?」
「ちがくて…ぼく、ちゃんとすきって言えてない、」
「………ころちゃん、ぼく、ころちゃんのことが 」
「あああああああああああああ!もう!この恋愛バブが!」
「わあっ、びっくりするじゃないですか!急に大きな声出さないでください!」
「あーめんどくせえ!とにかく帰るよ、みんなお疲れ、ごめんね」
僕のことを引っ張りながら怒って帰るフリをしてるころちゃん。ちなみに フリ っていうのは、耳が真っ赤だから。
多分照れ隠しなんじゃないかなって思ってる。
ころちゃんのお部屋に帰ってきたぼく達。出禁じゃなかったのって聞こうか悩んだけど、茶化すのはちがう気がしたからやっぱりやめた。
流れでいつも座るソファにふたりで並ぶと、不自然に会話が途切れた。
いまなのかな?いまだよね。ぼくはころちゃんの方を見て口を開ける。
「ころちゃん…ぼく。」
「無理。僕から言わせて、」
突然に言い出すからびっくりしたけど、ぼくはころちゃんからも言って欲しかったから 静かにころちゃんと向き合って待つ。
「るぅとくん、僕はずっと君が好き。僕と付き合って」
「…はい、」
ころちゃんの綺麗な水色の瞳が揺れた。それに釣られてぼくの涙も溢れる。
「こら、泣かないの。」
「だ、だってえ……付き合えると思ってなかったもんん……」
ほんとのほんとに付き合えるって思ってなかった。
でもそれと同じくらいメンバーの中で誰よりもころちゃんのことをみてる自信があった。
ころちゃんのことならなんでもわかるかもしれない、ぼくはころちゃん博士なのかも。
ころちゃんは幸せそうに笑ってぼくの頭を撫でる。かっこいいなあ
「んふふ、笑」
ぼく、この顔知ってる。
ぼくのことしか考えてないときの顔だ。
♡
♡222で次回作公開
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