テラーノベル
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UN「…ていう感じで、今年の予算案はこれに決定します。会議お疲れ様でした」
パチパチパチパチ
UN「G7とトルコ、ハンガリー、ブルガリア、オーストリアはこのあとこちらまできていただいて…中央同盟さん達もきてもらってお願いします。それでは解散!お疲れ様〜」
国連がマイクをプツッ…と切ると、荷物をまとめて開いた扉から出て行く者や、ぐーっと伸びをして軽く会話をしてから帰って行く者と、ばらばらと帰っていった。
🇵🇱「ヴェングリ」
振り向くとポーランドが荷物をまとめて立っていた。
🇭🇺「あ、ごめん呼ばれてるから先ホテル行っててもらっても大丈夫?」
🇵🇱「いや、一緒に行きたいから待つ。というか話気になるからポルスカも聞く」
🇭🇺「そ、そう?ありがとう。気分悪くなったらすぐ行っちゃっていいからね?」
🇵🇱「うん」
そう話すと横らならびになりながら国連のいる場所へ集まる。
UN「会議お疲れ様でした。えーと、中央同盟さんもずっとはここにいられないので各自、各国と一緒に家へ戻ってもらいたいんだけどもそれは大丈夫だね?」
あぁ…そうか…。オーストリアに押し付けよう。
🇩🇪「問題ないです」
🇭🇺「アウストリアくん頼んだよ」
🇦🇹「それって貴方が毎日ウィーンまで来てもらうってことですよ?ありがとうございます」
🇭🇺「え?俺行かないよ?」
🇦🇹「え?何言ってんの?」
🇹🇷「…家か……」
UN「突然のことだから家が散らかってるとか汚いとかあるかもしれないけれど、気にしないでくださいって言いながら何度も頭を下げてね」
するとイタリアが顔を前に出して国連の顔を覗き込んだ。
🇮🇹「…てか僕たちのことなんで呼んだんですか?」
すると国連はパン!と手を叩き、笑顔で明るい声になる。
UN「そうそう、このあとご飯でも行きたいなとおもってて…どう?」
そうみんなの顔をみる。
🇮🇹「行きたいです賛成」
即賛成のイタリア。
🇺🇸「いいじゃんか、予約はしてない感じすか?」
UN「もちろんしてない」
🇯🇵「それじゃあどこかいいところ探しますね」
日本がそう言ってスマホを取り出して検索しだした。
🇮🇹「ジャッポーネ待って!僕も一緒に選びたい!」
🇯🇵「どこがいいですかね〜…」
ご飯…いいな〜。…ポーランドとあとで行くかな…
すると、国連が真顔で静かに言った。
UN「G7メンツだけじゃないよ?」
それに静まる会場。
全員「…え?」
UN「中央同盟さんと、元中央同盟国だったハンガリー達もだからね」
国連はニコッと笑顔になる。
🇹🇷「え?いいですか」
UN「もちろん」
そんな驚くかい?と言っているかのような笑顔
🇭🇺「えっあっ」
🇧🇬「やったー」
🇦🇹「有難うございます」
すると、後ろにいたポーランドが独り言かのように口を開く。
🇵🇱「ご飯か〜いいな〜……あ、ヴェングリ気にしないで!楽しんできなよ」
ポーランドは背を向けてホテルへハンガリーよりひと足先に行こうとした。
それを引き留めようとする。
そもそも最初に約束したのはポーランドとだから…ご飯は断るしかない…。
🇭🇺「え!?でも…」
UN「ポーランド…残ってたのかい?」
国連がひょこっと体を乗り出し、ポーランドと目を合わせる。
🇵🇱「はい、ヴェングリくんと一緒に行こうと思ってたんですけど、ご飯行くんですよね?」
UN「そうしたいな〜ってね。じゃあポーランドも一緒にいきますか」
ナイス!!国連!!
その瞬間、ポーランドは苦笑いしながらもまずいという顔をして固まる。
🇵🇱「え゛」
🇩🇪「…いいじゃないか?」
ドイツがポーランドに肩を置く。
🇵🇱「…」
それでも気まずそうな顔をして一歩引いているポーランド。するとフランスが声をあげる。
🇫🇷「何かあれば僕もイギリスもアメリカもいるし!まあドイツも。」
🇩🇪「地味な追加の仕方だな俺のこと」
🇫🇷「せっかくだし、こんなメンバーで食事なんてそうそうないじゃん?」
少し肩を抜くポーランドだが、視線は違った。
🇵🇱「………(睨」
誰にも見られぬように小さくドイツ帝国と二重帝国を睨みつけていた。
🇩🇪帝「……(睨み返し」
🇦🇹🇭🇺帝「…っ」
しばらく考えた顔でう〜んと悩んだ末…
🇵🇱「………ありがとうございますっ。じゃあ行っちゃおうかな」
ニコッと笑顔を見せる。
🇭🇺「やった!」
ハンガリーは待ってましたかと言うようにポーランドと腕を絡める。
国連は1人ずつ1、2、3…と数えると、
UN「…それじゃあ…17人で予約できる?」
と当たり前のように日本に顔をあげる。
🇯🇵「探しますっ」
🇮🇹「待って!僕も探す!!」
ひと段落ついて、国連はふっと息をつくと…
UN「…じゃあ中央同盟さん方、楽な服装着替えちゃいましょか。」
WHO「あ、医務室つかう?」
UN「お願いします。」
WHO「じゃあドイツ帝国さん方さっきの部屋戻りますよ」
ドイツ帝達はWHOについて、会議室を出ようとした時、アメリカがハッとした顔で真顔で聞こえるように声を響かせる。
🇺🇸「俺が選んだ服だぞ〜」
🇨🇦「違うよ」
🇫🇷「そーだよ」
🇬🇧「……笑」
アメリカがしゃべった瞬間即レスするカナダとフランスであった。
〜レストラン〜
店員「17名でご予約の日本様ですね。こちらがお席になります。どうぞごゆっくりお過ごしください」
店員が席を案内するとソファー席によっこいしょよっこいしょと腰を下ろし始めた。
日本がぺこぺこと頭を下げながら腰を下ろす。
🇯🇵「すみません、まとまった席が取れなくて」
🇮🇹「いやいや〜17人もいるんだし仕方ないよ」
ドイツのいる席では……
🇩🇪「注文俺がまとめてやるから教えて」
🇹🇷「はーい」
メニュー表を広げて悩み始める5人
🇧🇬「せっかくだしピザ頼んじゃう?」
🇹🇷「いいんじゃん?」
🇭🇺「アメリカにいるとヘルシーなやつないからなぁ…マカロニサラダ美味しそう…」
サラダのページをめくってはいったりきたり…。
仕方ないんだ。だってアメリカだから油っぽいものじゃないと言ったらこのページくらいしかないから
🇦🇹「じゃあ…これとこれで…」
オーストリアが指を刺すとドイツがはいはーいとスマホに打ち始める。
🇩🇪「えー…鉄板ハンバーグとクリームスープね〜」
🇦🇹「言わなくていいです。トッピングはコーンでお願いします……何か頼みますか?」
オーストリアは二重帝国の目の前にメニュー表を滑らせた。
どうも…とメニュー表をめくり続ける二重帝国。
“ステーキの焼き加減、サイド、ソース、さらにポテトの種類”
🇦🇹🇭🇺帝「えぇ………。ちょっと…よくわからないので…任せ…ます…」
二重帝国は眉を寄せるとメニュー表をスス…と横にスライド。
…好きなもの選ばないのか……?
🇭🇺「えー好きなの頼めばいいのに」
オーストリアはハッとしてなるほどと頷く。
🇦🇹「…そりゃ、現在のアメリカ式のメニュー表見ればそうなりますね」
🇭🇺「…?」
何を言ってるんだ…俺にはわからない。
するとオーストリアはペラペラと的確に話し出す。
🇦🇹「昔からウチでは給仕長がすべてを完璧に仕切る「格式」を重んじていたでしょう?客に何でも選ばせる合理主義は「がさつで品がない」と思っちゃうんですよ。」
🇭🇺「あー…そういうこと…」
そういえばそういうものだったな……。
🇧🇬「じゃあ、僕はこれとこれで!あとみんなでピザ食べよ!じゃあどうぞ!」
ブルガリアは重い空気にならないようにと明るくメニューを横にサッっと出した。
🇧🇬王「ありがとう…………」
ブルガリア王国はメニュー表を流し見ながら見ていた。が、めくっていくたびにおでこに汗が。
🇧🇬王「………」
ブルガリアは横目に見ていたものの、顔を顰めるブルガリア王国を不思議に思い明るく聞く。
🇧🇬「……決まったー?」
🇧🇬王「……野菜のメニューって…」
そう、
🇧🇬「あー……ならこのページだけかな」
そう、メニューをめくってもめくっても、茶色(揚げ物)と黄色(チーズ)しかなく、必死に緑色を探していたブルガリア王国。
素朴で健康的なスープを愛するブルガリア王国には重すぎたのだ。
🇧🇬王「………1番マシなので…」
🇧🇬「…わかった…w…。ゲルマニア〜1番質素なサラダだけでいいよw…w」
🇩🇪「んー…。」
ドイツはドイツ帝国を横目にしながらスマホに素早く打っていく。
ドイツ帝国はさっきからブツブツ何か言っているようだった。
🇩🇪帝「……これほどの贅沢な無駄遣いが許されるのか…!?」
メニュー表をベシベシ叩きながらドイツの顔とメニューを交互に見る。
🇩🇪帝「おかしいだろこれなんか特に!!」
ドイツは目の笑っていない笑顔で、ドイツ帝国の手を優しく抑えて言った。
🇩🇪「……アメリカは………そういうものなんだ」
🇩🇪「…………仕方ないんだ」
ドイツ帝国はまさか…そんなことが…!?と言う反応をしたあとスーと手を引っ込めると…
🇩🇪帝「……じゃあドイツが頼んだものと同じもので…」
なんだか、映画のなんかの感動シーンの説得みたいだな…
ドイツ帝国は謎めいたままドイツに合わせた。同じドイツならば…まともだろうと思ったのだろう。
🇩🇪「……はい(サラダだけにしとくか…」←揚げ物+チキンサラダ
🇩🇪「トルコは?決まったか?」
🇹🇷「んー…、飲み物だけでいいかな」
トルコは虚な目で乾いていた。
🇩🇪「お腹空かないのか?」
🇹🇷「空くけど……だってさぁ(左刺し」
トルコはオスマン帝国を指さして分かれと眼差し。
イスラム教国として、アメリカの「何にでもベーコンを巻く・乗せる」文化は地雷だらけ。
後継国のトルコがお酒を頼んだりちょっとでも肉を食べたらどんな冷たい目をされるか…。
🇩🇪「…あぁ、そうか」
ドイツは察したように引いた。
すると…静かにメニュー表をめくっていたオスマン帝国がついにおかしいだろ!!と声をあげる。
🇹🇷帝「……肉……!肉…!肉!?肉肉肉…!?…野菜の概念はないのか…?」
🇹🇷「……アメリカだから」
🇹🇷帝「っ…なん……だと……!?(ダメージ100」
🇹🇷「………アメリカなんだ。ここは…(同情の目」
なんと、今のトルコにとっても重いよう…。
🇹🇷帝「……飲めるもの…だけで…」
🇩🇪「あっはい。」
結局トルコと同じメニューだった。
そりゃ、100年前の欧州と今のアメリカの食事っていったら真反対って言ってもいいからな…。
隣の席「……」
🇺🇸「非常に涙腺崩壊」
🇨🇦「仕方ない」
🇮🇹「…じゃあピザとポテトにしよーかな!Mね!」
第16話遅れて誠に申し訳ございません!!
気づいたら3ヶ月も…!!時間というのは恐ろしい…😱
あ、レストランの席の図の字わかりずらかったら教えて欲しいです。
次回、9月前までに出せるように頑張ります…。
コメント
4件
んん…そりゃ時代が違うので中央同盟たち困惑しますよね……オスマン帝国とトルコが不憫で仕方ないです…まさかドリンクだけなんて!
第16話、めっちゃ良かったです!国連がみんなを食事に誘う流れ、自然で温かかったです。特にポーランドが最初は遠慮してたのに、最後は笑顔で参加するシーンがじんわり来ました。レストランでのドイツ帝国と二重帝国の困惑っぷり、そしてオスマン帝国の「野菜の概念はないのか…」には笑いました。100年前の欧州と現代アメリカの食文化のギャップ、うまく描けてますね!次回も楽しみにしてます🔥
あかさたな
99
夏休みの宿題投げた@🍋☕さん
ミケちゃ
139