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なんか、tiktokでこんなの見たことある気がする。気のせいかな
ほわぉぁぁぁ … !!なんでこんな神小説が思いつくんですか ッ !?!? あとなんかのボカロに似てる … !(天国は遠いねぇ ってやつ)🫶🫶🫶 sypくん自分がもう助からない事を分かってknさんを塔から突き落としたの切なすぎる … 😭 knさんは自分が助からないと思ってたけど現実で自分が助かって 、 自分があの時違う言葉を掛けてればっていう後悔してるのがもう … 😭 タヒネタ好きだからやばい …🫶
注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロ..タヒネタ等が含まれます。
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先程まで耳を塞いでやりたいほどうるさかったはずなのに、自分の呼吸音しか聞こえない空間にやってきた。
真っ白な壁と床、自分が座る分の椅子に、背丈ほどの窓。
それだけしかない空間だった。
恐らくだが、ここは塔だ。
長い階段が仕切りの奥に見えるからだ。
それにしても、不気味な空間だ。
居心地が悪い。
shpはふうと息を吐いた。
すると、横から声をかけられちらりと向く。
「…shp。」
隣にはknが座っていた。
隣、詳しくは人が一人入るくらいの間を残して、隣に座っていた。
「…部長も居るんすね。」
「…おう。」
shpはknを見て、口を開いたまま固まった。
なんせ、knには黒いモヤが巻きついているからだ。
顔の部分に、両腕両足。
胴体には着いていないようだ。
「…部長、それなんすか。」
「なんやろなぁ、俺も分からんねん。shpにはない…な!!」
knはshpの身体を見てにんまりと笑った。
「はぁ〜、ていうか俺らさっきまで戦ってたよな。」
「…そうっすね。なんで急に。」
「夢見とんのかねぇ。」
shpは窓の外を見る。
至って普通の景色だ。
だが、見えるのは広がる雲と青空だけ。
どれだけ高い場所にいるのだろうか。
「あーあ。煙草欲しいわ。」
「部長も、兄さんみたいっすね。」
「ふはっ、俺も言うて喫煙者やぞ。」
そんな、特に変わらない会話を続ける。
すると、knが立ち上がってshpの前に立った。
「…なんすか。」
「…shp。ほんまに、shpやんな。」
「はぁ??」
shpの頭をヘルメット越しに撫でるように手を置いた。
満足そうに目を細めてshpを見つめた。
「な、なんすか。やめてください。」
「…。あと少しだけ。」
「…はぁ。」
shpは撫でられながら、knの黒いモヤに手を当てた。
ぽんぽんと叩いたり摩ったりするが、取れる様子はない。
「…天国は遠いんやなぁ。」
knがぽつりとそう呟いた。
「…ここ、怪我でもしてるんすか。それを隠してるとか。」
「天国は…、何処にあるんやろな。」
knはまるで自分が死ぬかのような発言を繰り返した。
そんないつもと違う様子のknに苛立ちを覚えたshpは、knの上半身を窓の外に押し出した。
胸ぐらを掴んで外に押し出す。
風がknの髪を嫌という程に靡かせた。
「なに弱音みたいな事言ってんすか。情けない。」
「…せやなあ。」
「…ッ、あんたをここから落としてやりましょうか。そしたらあんたは天国じゃなくて、地獄に行くことになりますけど。」
「そうか。それならshpも着いてきてぇや。」
「絶対に嫌。ここから地獄に直行させてやる。」
「…そうか。それで、shpがええんやったら。」
生にしがみつかず、否定もせず。
ただただ、弱音とshpを思うような言葉を吐き続けるkn。
shpは瞳を震わした。
「…天国は、遠いんやから。まだ間に合う。」
「…ッ。」
「やから、俺を突き落としてもええよ。でも、その代わりお前もちゃんと降りて来るんやで。」
ズルズルとknの身体が外に落ちていく。
knはshpの手を掴んだ。
「お前を、1人にさせたくないと思っとるんや。それは、ダメなことなんか??」
「…ッ。、ッ。」
一滴の水がknの頬に落ちる。
それが雨なのか、それともshpの汗なのか、涙なのか。
knには分からなかった。
knが塔から落ちたから。
shpの顔は雲に隠れて見えなくなった。
掴んだ手は、いつの間にか振り離されていた。
天国は、案外近いのかもしれない。
─────────
「kn…??お、起きたんか!!」
視界がクリアになって行き、映りこんだ相棒の顔を見つける。
身体はズキズキと痛み、起き上がることも出来なかった。
「聞こえる??手、握れる??」
ほんわりと暖かい右手を見ると、utが握っていてくれた。
力を入れて、握り返すと嬉しそうに微笑んだ。
そんなutの目の下は赤く腫れていた。
「良かった…。戦争、勝ったよ。」
「…そう、なんや。」
「…けどッ…けどなッ、、」
utがぽすんとベットに顔を乗せる。
震える身体に手を置いてやった。
「…ッ、あのな、ッ。shpくん、がな。」
その名を聞き、knがハッとする。
あの夢で、自分はshpに突き落とされた。
あれはなにか関係があったのだろうかと。
「…死んで、しまってん。」
「…は??」
knは、その言葉に呆然とする。
だってあの時shpは居て、怪我もなくて。
…。
「遺体は、まだ残されとるよ。見たかったら、tnかgrに言うとええわ…。まあ、ほんま、可哀想やったわ。全身やられてんねんもん。…、ほんま、見るに見れないような姿になってもうた。」
「…そう、か。」
knは、自信の怪我を見る。
腹部を撃ち抜かれて出血により瀕死状態。
それに比べてshpは全身を。
そして、気がつく。
黒いモヤは怪我をした場所を隠すのではなく、怪我をしてない場所を印していたのだと。
あの時、自分はshpを救えるチャンスを持っていたのではないだろうか。
あの時、かける言葉が違ったら、助けれたのではないだろうか。
shpは、自分をこの現実に戻してくれたのではないだろうか。
情けなかった。
悔しかった。
knは、両手を握りしめた。
窓の外を見ても、塔のようなものはなくて。
この世にもう、あいつはいなくて。
「…kn、自分を責めたらあかんよ。ciも、zmも、それで今医務室通いになってんねん。」
knは黙った後、元気よくおうと返事をした。
その目には涙の膜が張っていた。
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「tn。」
医務室を出て、knはtnの元へ向かった。
書記長室では、tnがciを寝かせている最中だった。
ciはぼんやりと天井を見上げたまま。
「あ、すまん。邪魔したか??」
「kn、ええよ。ciも、多分寝れへんし。」
tnの手招きを受け、ソファに座った。
ちらりとciの顔を見ると、パンダのようにクマができていた。
「…。tn、外で話したい。」
「ああ、分かった。ci、ええ子で待ってるんやぞ。」
そういうと、tnは机に置かれた薬を持ってknに着いて行った。
「すまんな、shpのことで。」
「ああ、分かっとる。…見たいんやな。」
「おう。せめて、俺なりに別れを伝えたい。」
「着いてくるとええわ。…。」
tnは歩き出した。
knは、少し猫背の背中を追いかけた。
途中で、zmとshoにすれ違った。
zmを背中に抱えて走っていた。
医務室通いとは、この事だろうな。
しばらく歩き、地下へ向かった。
そして、扉の前でtnは足を止めた。
「この先に寝とるよ。…俺は、もう見れないわ。すまんな。」
「ええよ、ありがとうな。それより、聞きたいことがあって。」
「うん。」
「その薬はなんなんや?tnのやつか??」
「ああ、これはciのや。睡眠薬っちゅーやつ。あいつ、寝てるとshpに会えると思ってずっと飲んでん。オーバードーズやで。だから、医務室通いになっとるし、他は俺が見とかなあかんねん。」
「さっきのzmは…。」
「zmは窓から落ちちゃうようになってん。空にshpが見えるんじゃないかって、見上げてるとそのまま窓から落ちる。その繰り返し。」
「…そう。」
「この2人は特にやけど、他の皆も勿論悲しんどる。あんまり、刺激せんといてな。」
「分かっとるよ。」
tnと別れ、扉の奥に進む。
白い布で覆われた彼の傍にしゃがみ込む。
布を捲った。
顔はほぼ原型とどめてないほど。
身体は銃痕や刺傷、痣などで囲まれていた。
確か、特攻隊に巻き込まれ、そのまま…。
優しく、その頭を撫でてやった。
いつもヘルメット越しに撫でていたので、こうやって彼に触れると悲しくて仕方なかった。
指の無くなった手を取り、握りしめる。
冷たかった。温めてやりたかった。
「…ふはっ、天国は、遠いなぁ。」
彼は、一体どこに行ってしまったのだろう。
「天国は…、果てないんやなぁ。」
彼の温もりを感じたくて。
彼の言葉に耳を傾けたくて。
彼の優しさを守りたくて。
彼を、助けたくて。
「…ほんまにおれ、地獄に行ってまうやんけ。」
天国は遠く果てない。
簡単に行くことが出来ない。
されど、天国は近い。
なんの予兆もなく簡単に行ってしまう。
思えば遠く。離せば近く。
shpの頬に一滴の水が垂れた。
それがなんなのか、shpは知ることがないだろう。
いや、謎に謎な作品になってしまった😭
先輩/後輩 組に挑戦いたしましたよ!!
また動画で2人の絡みが見たくてしゃあない(
ちなみに、設定はこんな風になっております
ちなみに、書く前のメモですので、所々多少の訂正はあります。
まあ設定も設定で謎ですので、意味理解出来るんでしょうかね😭