コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
先生との出会いは思春期。朧気ながらあの頃の記憶が蘇る。私は、悪性腫瘍によって倒れ病院に運ばれた。医者にはもう手遅れだ、余命2年程だと言われたらしい。しかし、私の病室にある人が現れた。それがブラックジャック先生だった。先生は神業のような手術を施してくれたのだと後から看護師の先生に聞いた。そこから先生と関わる機会が増えていった。病気が治った今でも居候させてもらっている。関わるうちに思ったことがある。先生はとてもカッコよかった。顔は勿論スタイルも抜群にいい。しかも天才外科医である。そんな先生に私は徐々に心を奪われていった。落ち着きのある声と怒る時は本気で怒る父親のようなところがとても好きだった。あれは満月の夜だったのだろうか、それすらもはっきりと覚えていないが私はその時先生に告白した。それだけは覚えている。
私「私は先生が好きです。先生はどなたか好きな人は居るんですか?」
BJ「私なんかを好きにならない方がいい。お前さんの歳ならもっと良い人が見つかるだろうさ。好きな人か、まあ奥さんはいるがね」
そういって煙草に火を付け、煙草を吸う
私「ゴホッゴホッ」
BJ「すまない、煙たかったかい」
私「いや、風邪気味なんです」
BJ「大丈夫か、なにか食べたいものとか、言ってごらん」
私「先生、奥さんいるんですね、どんな人なんですか」
BJ「お前さんみたいに底なしに明るくて、素晴らしい助手で私には勿体ない人だよ」
私「…そうなんですね」
その時だった。父と母の声が聞こえた。
両親「〇〇!あんた先生の家居候してるんだって?!今まで大人しく治療を受けてると思ってたのに!ほら帰るよ、先生本当にうちの娘がご迷惑おかけして申し訳ございませんでした、」
BJ「いえいえ、こちらこそまた機会があれば」
私「先生またね!」
〜ピノコ視点に切り替わります〜
ピノコ「ちぇんちぇい!!また女のコ連れ込んれ!!ピノコがいゆのに!」(先生!!また女の子連れ込んで!!ピノコがいるのに!)
BJ「そんな言い方辞めてくれ、ただの患者だよ」
ピノコ「そんなことないのよさ!!じぇったい患者ちゃんちぇんちぇいにほえてたのよさ」(そんなことないよ!!絶対患者さん先生に惚れてたよ)
BJ「ピノコ、おまえの勘違いだぞ」
ピノコ「もうちぇんちぇいきやい」(もう先生嫌い)