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僕と僕。

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僕と僕。

14 - 12話 決断

♥

2,520

2025年05月08日

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こんばんはーーー。 鶏。です。

実はこの話を書く前にブラウザの方で僕と僕。の前話の投稿日見てみたんですが、

9月1日らしいです。……一旦ヤバシティ。

もうそんなに経ってたのか…!!と、かなり焦り散らかしました。放置し過ぎたね。

…と雑談はこの辺にしてお話にいきましょか。


))注意((

・軍パロ  ・エセ関西弁


𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃!!

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

《tn  side》


ビビッッ

突然、着けていたインカムから連絡が来る。

…どうやらutuからのようや。

その連絡に耳を澄ます。


ut)『緊急ッッ!!!…zmについて新しい情報があるッッ!!……俺は、、僕はッッzmを知ってる!!』


……??

utuが言った言葉に中々 脳が理解をせず、頭には はてなが浮かぶ。

俺がutuの言葉を理解出来たのは、utuが話した少し後のことだった。

utuがzmのことを知ってる、??

…そんなの嘘に決まってる。

やって俺がzmと出会ったのは……。


tn)『…utu、それは何らかの間違いやないんか??』


ut)『いや嘘やない。至って事実や。』


そんなはずはない。

絶対にないんや。……やって、。


tn)『…俺がzmと出会ったのは俺が7歳、zmが6歳の頃や。…それ以前にutuとzmが出会える可能性なんてほぼ無いはずや。別の記憶ちゃうんか??』


ut)『…そうなるよな、。…一旦皆会議室に集まれるか、??……そこで話そうと思う。』


ut/tn以外)『了解』


俺はただ一人遅れて


tn)『…了解』


と返答する。


納得なんてしていない。

俺とzmは兄弟のように接してきた。

zmを拾ったあの瞬間から俺はzmの唯一の兄としてこれまで生きてきたんや。

昔のzmのことは俺しか知らないはずなんや。

…utuが知っている訳がない。


ッッ………、。

…いや、知っていないで欲しい。

と言った方が正しいな、笑

俺はどうやら知らない内に執着心が湧いていたようや。

“昔のzmのことは俺だけが知っている。他の人は誰一人として知らない。”

という状況であって欲しかったんやな、俺は。

utuに対するこの気持ちは、ただただzmを知っている自分を守りたいから。

自分だけがzmの過去を知っているという愉悦感に浸りたいから。


……未練タラタラすぎるな、笑

まぁ、当たり前か、笑

あんな風に別れて、今現在もzmとの関係は直ってないんやから。

…そんなことを考えていると、あっという間に会議室の前に着いた。

いつの間にか早歩きで向かっていたようや。

……………。

パチンッッ

俺は両手で自身のほっぺを叩く。

zmが何故A国に行ったのか。

zmとA国はどのような関係にあるのか。

残念ながらその前に出会えていないから俺には全く分からへん。

やけどもし、utuがそのことについて少しでも知っているなら。

…知りたい。

zmを救う為に。

やからこの感情は殺そう。…zmの為に。


フゥーー

そう息を吐き、覚悟を決め会議室の扉を開ける。

扉を開けると、俺以外全員が既に集まっていた。

それを見て、俺はこう言う。


tn)「遅くなってすまん。…聞く覚悟は出来た。……zmについて知っていることを教えてくれ、utu。」







《utu  side》


“会議室に集まれ。”

そうインカムで言うと、普段の会議よりも早くに集まる。

中にはzmについて全く知らない奴もいるが、会議室のただならぬ雰囲気を察し、真面目な顔をしている。

此処に集まったのはW国幹部全員…ではなく、

主にzmと関わりのあった人達を中心に集まっている。

勿論、N国の方たちにも来て頂いている。

多くの人が会議室に入り、完璧かと思われるが、あと一人足りない。

…1番zmのことを大切にしている奴が。

そう思っているとタイミングよく会議室の扉が開く。

そこには…tntnが立っていた。

そして tntnが決意のある言葉を放つ。

その覚悟に僕は少し圧倒される。

…やけど。

恐らく今から話すzmの過去について僕以外に知っている人はいない。

そんな事実が存在する限り怖気付いている暇なんてない。


ut)「…お集まり頂き、ありがとうございます。……これから僕とzmが出会った話をしようと思います。」


そう言うと僕はzmと出会った経緯等を漏れのないように気をつけながら慎重に話していった。

(詳しくは7話を参照)







ut)「…こうしてzmに救われたその3日後にgrに拾って貰って…って感じや。」


僕が話終わると、会議室は何とも言えへんような雰囲気を漂っていた。

悲しみに暮れている奴もいれば、怒りを感じている奴もいる。

中にはほんまか…??と信じていいのかわからない奴もいる。

…まぁそうよな。

この話は僕から聞いた話で、真実性は低いっちゃ低い。

やけど、”そんなことがあったかもしれない”という事実は変えられへん。


tntnに初めて会った時、zmについて悩んでいる、と打ち明けてくれた。

正直僕は自分には無関係な話やな、と思った。

zmという存在を知らないと思っていたから。

……やけど、そうやない。

此処に集まっている多くの人の中でこの事を知っているのは僕ただ一人。

こんな大切なことを知っているのは僕だけ。

その事実が僕に重くのしかかってきてしまう。


…僕は元々A国出身。

親からも周りの奴らからもA国では珍しい瞳の色が気色悪い、と言われ、虐められる日々が続いた。

もう自分なんて誰も求めていない。

僕の存在する意味なんてない。

この世界に希望を抱くなんて無駄なこと。

そう毎日思ってた。


…そんな日々から救い出してくれたのは紛れもなくzmだった。

zmは僕を初めて見た時、罵るどころか初対面なのに相談に乗ってくれた。

それがほんまに嬉しくて仕方がなかった。


ある日。

僕はふと疑問だったことをzmに聞いたことがある。


ut)“なぁ、zm。…zmは僕の瞳についてどう思ってる、??”


zmにとっては変な質問だったと思う。

でも、zmはしっかりと答えてくれた。


zm)“う〜ん、。どうって言われてもなぁ、。……でも初めて会った時、宝石みたいにキラキラしてて、凄い綺麗で素敵やな、とは思ったで??”


ut)“そ、それほんまに、??”


僕は食い気味に問う。


zm)“え、お、おん…ほ、ほんまやで??笑”


その言葉を聞いて無性に嬉しくなった。

初めてやった。瞳の色を気色悪い…ではなく、綺麗で素敵、と言ってくれたのは。


…zmにとっては他愛のない話やったと思う。

でも、それでも、

僕にとっては、生きる糧になった思う。


……この言葉は僕を救ってくれたから。

だから僕はこの重い重い責任を背負うことができる。


ut)「…色々な感情を抱いている所申し訳ないけど、ここからは僕の推測を少し聞いて欲しい。」


pe)「…推測、ですか、??」


ut)「はい、。…推測というだけなので真実性は低いと思います。」


tn)「……なんでもいい。聞かせてくれ。」


ut)「わかった。……ある日のことやった。僕とzmはいつも通り森の中で会ってた時、不意にイフリートがzmの服を引っ張ったんや。」


rb)「…それの何が関係するん、??」


ut)「……その時見えてしもうたんや。……zmの体に痣が沢山ある所を。」


tn)「痣ッ!?!?」


ut)「…結構酷い感じやった。それで僕はzmに、”その痣どうしたん!?”って思わず聞いた。」


sn)「……返答はなんだったんですか、??」


ut)「…転んで怪我しただけやから大丈夫!!って言われました。…でも位置的に絶対にその場所に痣なんて出来るわけがないんや。」


tn)「…つま、り、??」


ut)「……zmも僕と同じで虐められてたんやと思う。…日に日に酷くなってたし、。」


kr)「ということは…幼少期から何らかの理由で虐められてた…そしてそれはA国によって引き起こされた、ということでしょうか、??」


ut)「…それで間違いないと思います。tntnはそのことについて何か知ってたか、??」


tn)「…いや、痣があるのは知らんかった。着替える時もzmは何かと見られないようにしてたし。……でも、」


ut)「でも、??なんや、??」


tn)「…A国について尋ねた時、異様に体を丸めて守ってた感じがあったんよな。……もしかしたらその虐められてた時の事を思い出してたんかもしれへん。」


pe)「…じゃあ、、ッ!!」


tn)「zm、は…そのトラウマのあるA国に行ってしまった、ということ……。」


ci)「…そ、それって凄い危険なことちゃうん、ッ!?」


ut)「…せ、、や、ね、……ッ、。」



部屋の中は沈黙に包まれる。

時計の針がカチカチと鳴り響く。

まるで、時が過ぎていくことの重大さを伝えているかのように。


少し経った時、沈黙を破ったのは…。


tn)「…皆さんにお願いがあります。……A国を、、zmが今いる国を一緒に潰して欲しいんです。」


tn以外)「…ッッ」


kr)「…A国との戦争に応じて勝つだけではだめ、、ということですか、??」


tn)「…はい。A国という国自体を無くしたいんです。」


shp)「…、それは何でなんですか、??」


tn)「…utの話を聞いて確信した。あの国を残しておいても誰も救われない。」


tn以外)「…、。」



tn)「自分勝手なことは分かってます。…でも、、僕はもう二度とzmに苦しい思いをして欲しくない。…二度と自分を追い込んで欲しく、ないッ、。……だから、ッ、」


gr)「…よく言ってくれたんだゾ!!」


tn)「…!!」


gr)「…tn氏がこのW国を支えてくれたんだ。なら今度は…俺らがtn氏を支える番だろう??」


tn)「gr…」


gr)「それに最近、戦争し足りないなと思っていた所だったんだゾ!!……この我儘に皆付き合ってはくれないだろうか?? 」


sho)「当たり前だよなぁ!!!」


shp)「了解っす。」


pe)「…俺も今までzmさんから貰ったものを返ししたい、!!……皆、いいよね、??」


sn)「当たり前ですよ!!」


tr)「恩返ししましょう!!」


kr)「……俺もzmさんには沢山お世話になりました。…是非、N国も手伝わせて下さい。」


部屋の中にいた全員が頷く。

tntnの発った言葉がいつの間にかここに居る奴ら全員に木霊する。

やっぱtntnは凄いなぁ…、。

たった1人の我儘に全員が着いていく。

そんなこと僕には出来ない。


……でも。

僕は僕にしか出来ないことがある。

それだったら。

出来ることが1つでもあるのなら。

完璧に遂行してみせる。……それが、唯一の、

………唯一のzmへの恩返しになるから。











《zm  side》


……薄暗い。

こんな場所にどのくらい居ればええんやろう。

…………お腹が空いた…喉も乾いた。

それでも僕は贅沢する事は出来ない。

この国――A国としては莫大な戦力になるが、国を裏切ったという大きな事実を抱えている。

そんな事実が存在する限り丁重に扱われることなんて絶対にありえない。

だから僕はこの場所に絶対に帰りたくないと思ってた。


……でも、、それでも、、。

皆を苦しめたのは僕だから。

国の形勢が狂い出したのは僕のせいだから。

だからこんな思いをするのは当たり前。

贅沢なんてできない。

……すると段々と此方に誰かしら向かってくる気配がしてくる。


コツコツコツコツ


歩いている音は段々と大きくなっていく。

……来た、か、。


A総)「やぁやぁ、zm君。久しぶりだね。」


zm)「…………」


A総)「……君の態度1つで国が1つ消えてしまうことを分かっているのかな??」


zm)「ッ!?…ど、どういうことやッ、」


A総)「……さぁ、??笑」


zm)「……どうしたら教えてくれる、」


A総)「…笑笑 もの聞きが良くて助かるよ。…そうだな、、君が”ある事”を実行してくれるのであれば教えようではないか。」


zm)「…なんでそんな、こと、…」


A総)「……君は大事な戦力とはいえ、一度A国を裏切っているんだ。君が此処に来たとはいえ、完全には信じられない。…その為にしてもらうのさ。」


zm)「……内容は、」


A総)「W国の書記長である、tntnと言う奴を始末してきて欲しいんだ。…zm君なら簡単な事だろう??」


zm)「ッッ!?…なッ、tn兄ッ…」


A総)「何故かって??……彼奴もA国の裏切り者だからな笑 始末しないと気が済まない。」


tn兄、がッ、A国を、、裏切った、、??

そんな話……今まで一度も聞かされてない、。

そんな、こと、、ある、はず、ッ、。


A総)「…君がもし出来ないと言うのなら、、……W国はお陀仏だろうな??笑」


zm)「…ッ!?……少し、考えたい、。」


A総)「……まぁいいだろう。明日には決めておくように。…楽しみにしてるぞ、zm君。」


zm)「……、はい。」


そう言って彼奴は去っていった。

……もう、ッ、何が何だか分からない、。

俺はッ、……僕は、一体どうしたら、、??

どうしたら、ッ、皆が幸せになれる、??

どうしたら、平和になる、??

どう、したら、……。


………、、。


僕…ga…n…k……………b…、??


s…s……a、miんな、シアワセ??


だったra、……僕ha、……、。











《1日後》



A総)「……さて、決まったかな?」


zm)「……決まった。」


A総)「……答えは??」


zm)「……tn、…書記長を倒します。」


A総)「おおッ!!そうかそうかッ!!よく決めてくれた!!」


zm)「……全ては…、平和の為に。」


A総)「……漸く改心したようだ笑…3日後に仕掛ける。その時に書記長を、頼むぞ?」


zm)「……了解。」






この行動が幸と出るか吉と出るか分かるまで。


�����まで……あと3日。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

約5900字、お疲れ様でした!!


如何だったでしょうか。

この連載も1年以上続いていますが、漸く終わりが……!!見えて来たぞ!!

嬉しいね!!でもちょっと悲しいね。


実はこの連載、2100⤴︎の方に見てもらってるんですよね、!!

もうほんとにそれが凄い嬉しくて。

いつもモチベ貰ってたんですけど、そろそろ完結か、、ってなるとやっぱり悲しい、。

でも、でもでも、まだなんで、!!

あと3話くらいはあるかな??って感じなんで!!

いつものように気軽に待っていただけると幸いです(◜֊◝ )

(コメントもモチベ貰ってますあざます!!)


ということで今話はこんな感じで。


では!!



𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡2500



この作品はいかがでしたか?

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コメント

13

ユーザー
ユーザー

お久しぶりです!!!! (↑馴れ馴れしくすみません🙇‍♀️) もう続きが出ないと落ち込んでいましたが、今では話が更新されてて発狂してますw(感動&嬉しくて) 一年たった今でもこの作品大好きなので見続けてます! これからもどんな作品も見たいので、無理のないよう頑張ってください!! 応援しています📣📣

ユーザー

この物語本当に大好きです!!!フォローも失礼します!!続き楽しみに待ってます;;♡

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