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教室リーグ~底辺モブ生徒が分析スカウターで超名門校の序列をぶっつぶす~
第124話 - 第124話 【奇跡のベスト4進出】全てを削り尽くした太陽王!限界突破の代償と、まだ見ぬ救世主
6
976文字
2026年06月30日
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2026年06月30日
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大会四日目。準々決勝。
東京体育館の、空気は昨日とはまるで違っていた。
ベスト8が出揃った、この場所にはもはや、お祭りの雰囲気はない。
ただ勝者だけが放つピリついた緊張感が満ちている。
斎藤が、腕を組む。
「仙台の神和学院か。去年の夏、インターハイで対戦した相手だ」
柴田が、顔をしかめる。
「ああ。あの時も接戦だったぜ。仁田先輩とルーキーの天宮がいて、それでもギリギリだった」
斎藤は、静かに続けた。
「そうだ。そして何よりあの試合は、大槻先生の采配が神がかっていた。でも今日はそれがない」
久条がコートを見下ろす。
「正念場ね。ここさえ乗り切れば、まともなヘッドコーチが来る」
結城が、祈るように手を組んだ。
「天宮くん無理しないで」
やがて会場にアナウンスが響き渡る。
洛北祥雲学園のスターティングファイブ発表。
その最後に呼ばれた名前に、会場の半分から黄色い悲鳴が上がった。
ポイントガード、天宮――蓮司。
山中が叫ぶ。
「初っ端から、王様登場だ!」
天宮は、フル出場するつもりだった。
彼が、ベンチから指示を出しているだけでは勝てる相手ではない。
自らが、先頭に立ち敵を切り裂く剣だった。
副主将、上夷の体を張ったディフェンス。
長峯の、カミソリのようなドライブ。
それに、天宮の神がかり的なゲームメイクが融合する。
点差は決して離れない。
取られたら、取り返す。
魂を削り合うようなシーソーゲーム。
そして試合終了のブザーが鳴った。
73対70。再びの辛勝。
監督抜きの傷だらけの洛北祥雲学園が、奇跡のベスト4進出を果たした瞬間だった。
試合終了のブザーが鳴った瞬間から、天宮はゆっくりと膝をついた。
肩で荒く息をつき、額から大粒の汗が落ちる。
長峯が駆け寄るが、天宮はわずかに首を振った。
「大丈夫だ。俺はまだ立てる」
だが、その声は掠れていた。
観客席に挨拶をするベンチの選手たちの間に、言葉にできない不安が広がる。
──このままでは、次は勝てないだろう。
そんな焦燥の中、まだ見ぬ救世主の影が、静かに動き出していた。
ミラー:「ギリギリ勝ったな。勝ったが」
奏:「ああ。王はもうボロボロだ」
ミラー:「明日の準決勝。そして決勝。あいつの身体はもつのか?」
奏:「分からない。だが俺はもう決めた。最後まで、ただ観客として見届けると」
俺はコートの上で、膝に手をつき、荒い息を繰り返す太陽王のその背中をただじっと見つめていた。
コメント
1件
読み終えました!準々決勝、73対70の辛勝、本当に痺れました。天宮くんの「俺はまだ立てる」の台詞が切なくて、でもかっこよくて。限界突破の代償描写が丁寧で、「まだ見ぬ救世主」の伏線も気になります。この状態で明日どう戦うのか、心配と期待が入り混じってます。続きが待ち遠しいです!
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