テラーノベル
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なんか前回の繰り返しみたいな感じになってます。それでも良ければ
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朝の光が差し込む部屋で、不破湊はまぶたをゆっくり開いた。昨日の涙の余韻がまだ頬に残っていて、胸の奥は重い。
───夢じゃなかった。本当に、もう、天使じゃない。羽根黒く染まり、天界に帰る道も閉ざされた。
不破湊「……やっぱり僕、ほんとに……帰れないんだ」
かすれた声でつぶやいた瞬間、隣から温かい手が伸びてきて、不破湊の手を包む。
甲斐田晴「…だから、帰らなくていいって言ったじゃん」
続くように、背中を撫でる感触。
三枝明那「ふわっちはさ、もう天使とか人間とか関係ないんだよ。俺たちの大事な人。それでいいじゃん」
3人の話し声で起きたであろう剣持刀也は、咄嗟に状況をさっしたようで、不破湊を真剣な瞳で見つめる。
剣持刀也「堕ちたふわっちも、美しい。僕たちの心を掴んで離さない。それを誰に否定できる?」
遠くの椅子に座っていた加賀美ハヤトは、立ってこちらに近づき、静かに言葉を重ねる。
加賀美ハヤト「不破さんが堕天したことなんて、私たちにとっては些細なことなんです。……大切なのは、不破さんがここにいること」
不破湊は唇を震わせる。昨日抱きしめられたあの感覚がまだ消えていない。
でも、怖い。やっぱり堕天した自分はもう“価値のある存在”じゃないんじゃないかって。
不破湊「……でも……僕、もう汚れちゃったのに……本当に、それでも……」
4人は同時に首を振った。その視線はまっすぐで、どこまでも狂おしいほどに愛を宿していた。
甲斐田晴「それでも、じゃない。だからこそだよ」
三枝明那「ふわっちじゃなきゃ、ダメなんだ」
剣持刀也「ふわっちが堕ちたことすら、僕たちの誇りにする」
加賀美ハヤト「不破さんどんな姿になっても、私たちは愛し続ける。何度でも」
その言葉に、不破湊の心は崩れていく。
昨日よりもっと深く、4人に縋るしかなくなっていく。
不破湊「……ほんとに、ほんとに……もう行く場所なんて、ここしかないんだよ……」
不破湊「だから……お願い……僕を、捨てないで……」
瞬間、4人が同時に不破湊を抱きしめる。
その抱擁はあまりにも強く、温かく、そして逃げ道を与えない。
甲斐田晴「捨てるわけない。僕たちのものだから」
三枝明那「ふわっちは、俺たちの全部」
剣持刀也「もう離さない。絶対に」
加賀美ハヤト「不破さん、不破さんが堕ちても……私たちはあなたを愛しています」
不破湊「……ごめん、ね……ごめんね、っ……ありがっ、とう……!」
不破湊は泣きながら、けれどその腕に全てを委ねた。
天使としての純白は失われた。だけど、代わりに手に入れたのは、決してほどけない狂気と愛の鎖だった。
───堕ちたその先で、彼らはようやくひとつになった。
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