宇宙を渡るボトルメール

うちゅうのみなさんへ

みなさんにゆめはありますか、もしゆめがあるならそれはかないましたか

ぼくにもゆめがあります。それはうちゅういちのスポーツジェットにのって

どんなものでもてにいれてしまうさいきょうのライダーになりたいです

ひかりよりはやいスポーツジェットはどこにでもいけて

むかしにもいけるそうです

そうすればぼくのおとうとのげんきなすがたをとりもどしたいです

もうここにはだれも、なにもなくておとうとになにもしてやれません

ぼくはだめなおにいちゃんです

もう、さむくてしかたなくて

だれかたすけてほしいです

3068/7/15

ー追加書き込み事項ー

痛い、痛い。

辛いよ、苦しいよ。

3068/7/16

ー追加書き込み事項ー

うう、もう限界だ。

引き返そう。現実的ではなかったのだ。

…そんなことは存在しない。

3068/7/17

ー追加書き込み事項ー

過去の俺が残してくれたメールから亜光速では兄弟を救えなかったらしい。俺が本当にするべきは光速を超えて向かうこと…。

3068/7/19

ー追加書き込み事項ー

イカれてやがる、光の速度っていうのはどれだけ体に負担がかかるんだ。だがこの速度ならメールを送った2日後くらいには到着するだろう。

3068/7/19

ー追加書き込み事項ー

俺は最強のスポーツジェットライダーだ。君の思いは伝わった。弟を守るのは俺にか出来ない任務だ。直接助けてやる。待ってろ。

3068/7/23

ー追加書き込み事項ー

兄弟の救出は完了した。

弟は低体温症で指が壊死しかけていたがなんとか1部は残せそうだ。

兄は栄養失調にはなっていたが奇跡的に無事だ。

俺がどんなものでもてにいれてしまうさいきょうのライダーだ。そうだろう？

そーだそーだ！

いーや！おれがそうなるんだ！