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それから数時間後。
俺は屋上に居た…。
街をみて空を見て、綺麗だなぁと。
そう思ってると屋上の扉が開いた。
振り向くと梅宮で…。
梅宮「よっ!皐月体調どうだ?」
なんて言ってくるから調子狂う、前までは嫌ってたのに……、整理がつかない。
皐月『…別に、もう何ともない、あとわざわざ来なくていいから。』
梅宮「……、やっぱり俺の事嫌ってるよな、皐月は何もしてなかったのに八つ当たりしちまった訳だから…、ごめん、皐月が嫌なら今後もう関わらない。」
何だよそれ、ズルすぎるだろ……。
俺にはチャンスなかったのにお前には選ぶチャンスあるのかよ……、ふざけんな。
皐月『…。信じてくれなかったことは許さない、でも俺の父親が悪いのは知ってるし嫌われて当然だ。でもそれでお前が決めるのおかしいだろ…。俺が拒否するのはまだしも…、何でお前が関わりを絶とうとするんだよッ』
俺は情けなく涙を零しながら話した。
情けない、涙は止まらない、嫌われるのが怖い。
そう思ってると暖かい何かに包まれた。
梅宮「ごめん、本当に、皐月が悪いわけじゃなかったのに俺が正気じゃなかった。すまない、俺には、この街には皐月が必要だ。だからこの街にいてくれないか?」
皐月『…この、街に居ていいのか?、もう皆から嫌われない?ちゃんと信じてくれる?誰も…誰も離れない?』
梅宮「誰も離れないしみんな近くにいるから、俺も皐月と離れたくない…。」
初めてだ、必要とされるのが…。
隣に居たいとも、離れないのも…。
皐月『…、ずっと怖かった。親父が事故して被害者か梅宮の両親だなんて当初知らなかったから…俺…ずっと怖くて怖くて…、でも梅宮の両親だって高校で知ってから辞めようと思った、ずっと憎んでるはずだから……。』