コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
少女の姿が化け物へと変化していった。
「!?」
「私の中で永遠に眠れ..!」
「触手攻撃..ちょっと気持ち悪い..」
急いでまた建物の中へ入った。
スパァン!!
「無理無理無理無理!!」
「壁が一瞬で切れた!怖すぎるよ!」
一目散に地下へと逃げた。
そして物置き場のような場所で隠れた。
「どこにいるのかな..?」
「早く出ておいで..?」
「痛くないようにしてあげるよ..? 」
息を全力で殺した。
心拍数はずっと乱れている。
「隠れても無駄だよ..?」
「分かってるから…」
(..?それはどういう事だろう..
嘘なのか本当なのか分からない…)
(探知魔法でもある…?)
「ここだよねぇ..!」
「…!」
「ステルド!」
「聞かないよそんな攻撃…」
(皮膚が柔らかすぎて物理が聞かない…)
(切れる魔法しかダメなのかな…)
「シールドスラッシュ!」
「ん…危ないね… 」
パシィン!!
(上から攻撃をして相殺した..!?)
(普通無理じゃないの..!?)
「危ない危ない…その技..危険だねぇ…」
「防いだら意味無いけどねぇ!」
「そんなに動き回って避けてもいつしかくたばるだけだよ。」
(障害物が沢山あるから避けれる..けど…いつまで持つのかな..!?)
「あっ…」
足を踏み外した…
「終わりだ。」
詠唱する時間がない…
詠唱無しでも防ぎきれる…!?
バキャァン!!
「…!防がれただと..!?」
(行けた!行けたぞ!このまま押し切る!)
「まぐれだな…もう終わる。」
バコォン!
壁から触手が出た
反応は出来た。でも体に当たってしまった。
(…!この触手!抜けない!)
(動けば動くほど痛い…)
(当たってるのが足で良かった…良くはないけど…)
「グ… 」
「今度こそだね。さよなら。」
「シールドナイフ!」
ギャイン!
ボフッ…
「なっ..!?火!?」
「こいつ…火魔法を使えたのか..!?」
「いや..違う…!火薬だ!!」
「動き回って箱にある火薬を取っていたのか…!」
「そうさ…この火薬を沢山バラまいて…
このナイフで摩擦を起こして発火させたんだ!」
「水..!水ぅぅ!!」
「熱い..!流石に距離が近すぎる…」
「早く抜けないと…!」
ザシュ!
「触手は切れたけど足に刺さったまま…」
「ネマ!!」
「大丈夫ですか..!?怪我は…足が..」
「今回復魔法を…」
「その前に早くここから逃げないと!」
「そうですね..背負うので乗ってください。」
「助けて…熱い…」
「..?今声が聞こえた…違う声…」
「私もです..人が居るのでしょうか..?」
ガチャ!
声先の方へ行き、扉を開けた。
そこには数人の人が。
「助けて!囚われてるの!」
「これは..? 」
「私たち!化け物に囚われてるの!」
「なるほど…なぜ最初ネマにだけ声が聞こえたか分かりました…」
「テレパシーでここに誘い込んだのでしょう…」
「そして捕らえてエサに…なんて残酷な…」
「皆さん、付いてきてください。」
「出口に向かいます!」
急いで出口の方向へ走った。
もう煙が部屋を埋めつくしそうだ。
「出口だ!私たち助かるのね!」
「やっとあの地獄から..俺らは…」
ガタァン!
木の柱が崩れ落ちた。
誰か1人下敷きになってしまった。
「…!!構っている暇はありません!」
「今は自分の事を考えて!」
「…」
外へ出た。
外へ出た喜びと共に犠牲が出た悲しみもあった。
「殺した..僕が…人を…」
「殺してなんていません…帰りましょう…後は調査員が駆けつけて来ます…」
この後囚われていた人は事情聴取された後、家族の元へ帰って行った。
全員行方不明者として探されていたらしい。
この事件は2人の魔法使い師が解決したと
書かれている。
僕なんかが解決なんてしていない。
僕は火をつけ、人を殺してしまったのだ。
自分の手で。
夢に出てきそうだった。
リンさんは少し心配をしていて、今日は一緒に寝た。
それでも眠れなかった。
この時間が3時間ほどありそれから眠れた。
朝になるともの凄い寝不足。当たり前だ。
深夜に事件に会い、3時間も眠れなかった。
今日は学校を休んだ。
学校終わりにシンくんが心配そうに来てくれた。
「おい..大丈夫か..?」
「大変だったな…」
「うん..大丈夫だよ…」
「まぁ..なんだ…その…元気だせよ!」
「明日学校で待ってるからな!」
「うん…ありがとう…」