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あんてんしょん
・この作品はスマホゲーム
「プロジェクトセカイ」の二次創作です。
・捏造と投稿者の趣味を多分に含んだ作品のため、読む人を選ぶものも多いかもしれません。
・ワンダショメインのお話が多いです。
・キャラ崩壊要素も多いです。
ここから地雷注意⚠
(司くんが愛されてます。)
・メインの𝖢𝖯などは特に決めていませんが、司くん以外のワンダショメンバー(類くん、えむちゃん、寧々ちゃん)が司くんに対してクソデカ感情を抱いている設定です。※場合によっては𝖢𝖯に捉えられる表現あるかもです
以上の項目を確認した上、読み進めていくうちに苦手だと感じた時にはそっとこのページを閉じてください。前置きが長くなってしまいましたが…
どうぞ⬇
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おかしい。
最近どうも俺の仲間の様子がおかしいのだ。
俺以外の3人で集まって話していたり、こちらを見ながらコソコソと何かを話すこともしばしば…
理由を聞き出そうにもはぐらかされてしまったり、話題を逸らされてしまったりとどうにも避けられてしまう。
俺はアイツらに嫌われるようなことをしてしまっただろうか。そうだったとしても嫌なものは嫌だと言ってもらわないと治しようがないのである。このままだとショーにまで影響が出てしまうかもしれない。それだけは避けなければ─
考えることはできる。でも具体的な解決策が思いつかないのだ。それを理由にして、むず痒い距離のままでいることも良くないだろう。もっとはっきり聞いてみるか?嫌でもそのせいでもっと避けられる結果になったら─
…ぐるぐると同じことを考えるのは性にあわないな。もういっそアイツらの跡を付けるか?
「スターとして相応しくない行為ではあるが、致し方あるまい。」
休日、アイツらはやはり怪しげな行動にでた。3人でカフェに入っていったのだ。ショーの相談だとしても俺抜きなのはおかしい。何よりアイツらの最近の行動といい、俺に怪しまれるようなことをする方が悪いのだ。
─なんて、言い訳紛いなことを自分に言い聞かせた。違う。これは決して俺の知らないアイツらが居るかもしれないという寂しさともどかしさからの行動では無い。
でも、
少し。少しだけ─悲しいかもな。
俺は座長として、ショーをする仲間として。色々な面で尽くしてきたつもりだったのだが、それが余計だっただろうか。
不安。心配。焦燥。
重苦しい感情が左胸辺りを埋め尽くす。
あぁ、俺の勘違いだといいな。
会話が始まる。俺はうるさい心臓を宥めながら耳を澄ませた。間に壁1枚挟んでいるからだろうか。それとも違う理由からか、アイツらの存在が随分遠くに感じてしまう。俺はここへ確かめに来たんだ。しっかりとした事実を知るため、ちゃんと探らなければ。
街と店内の雑音が混ざりあって上手く会話が聞こえない。何か喋っていることは分かるのだが、肝心の内容が分からないのだ。アイツらの声を会話を聞くのに夢中になっていると、ふと 声が聞こえなくなった。どうしたんだろう。瞬間の疑問の答えはドアの開く音が示してくれた。
「司、くん?」