[喋る羊なんて_ ]
〈気持ち悪い!!〉
〚疫病羊が!!!!〛
〘高く売れそうだな―〙
―やメ…ャめて…や…”で”…ッ_―――。
「わいは喋る羊!!名前はまだない!!…悲しいナ…お前ら庶羊は喋らないのか?フッ…天才なわいは困っちゃうや〜…で!……一匹は辛いで〜…」
【リグジン村へとたどり着いた✖✖。】
リグジン村は基本いい村だが、野菜しか食べてはいけない村の約束、大きくいうと”宗教”がリグジン村を乗っ取っている。肉は絶対たべてはいけない。食べた者は一人残さず村の住民全員の前で処さ✖る。なので動物を食った者はその宗教から―__だから皆、怖がって誤って肉を食べてしまわないように動物は一匹残らず―――。
「ここはいい村や!自然いっぱいの綺麗な村!空気も美味しィ!!」
「…でもここらへん”全然動物”いないナ」
普通なら動物一匹、村では飼ってないけど草原にいた動物が一匹くらい入ってくるはずだが、ホントに “一匹”も居ない。少し寂しい、冷たい空気が羊の毛に当たる…ような気がした。
「…まぁ別に居なくたって村の人が構ってくれル!!…多分」
一軒…二軒…三軒…四軒と大きな家の前を一歩一歩小さな、少し怪我をした足で歩いていると、奥の畑の方に住民が4…5人程居た。何やら皆少し俯いてる…?
「オォォ!!やっと…ゼェ…ハァ…人ガ…居た!!…ハァ…流石にこの可愛い小さい体では歩くのがちょっとキツイ…でぇ…」
と少し息を切らしながらも羊は目をかがやかせ、村人達の方へと近づいていく。
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