一体どれぐらい寝ていたのだろう
目が覚めると、知らない光景が目に飛び込んできた
真っ白な天井
肌触りの良いシーツ
ゆき(ここ…どこ…?)
ゆっくりと起き上がり、頭を整理する
私達は、いつも通り知り合いの店に行った
しかし、知り合いはいなかった
すると、知らない(絶対カタギではない)男が入ってきた
そして、いきなり捕まって
そこから思い出せない
ゆき(あれ…ルミは…?)
すると
ルミ「そんな話聞いてません!!私達は被害者なんですよ!?」
??「まぁ落ち着いて、もう1人の友達が起きるまで待ちましょう、ねぇ」
ルミと…知らない男の声が聞こえる
??「やっと起きたか」
ドアのそばに誰か立っている
黒髪の男で目がつり上がっている
両耳に黒いピアスを付けている
??「早く来い」
男は手招きをした
ゆっくり地に足をつける
そして、男の後をついて行く
目の前には、私の友人ルミと知らない男達
??「おはようございます綾野ゆきさん、よく眠れましたか?」
そう話しかけてきたのは、青色がかった髪をしている、ゆったりと笑みを作っている男だ
ゆき(なんで…?私の名前を知っているのだろう…?)
そんな疑問が浮かんだ
ルミ「いいから、私達を返して!!」
私は、はっとした
そうだ、この人達は私達を誘拐したんだ
ゆき「か、返して下さい、」
??「生憎、そうはいかねぇんだよ」
茶髪の男がそう言った。
ゆき「な、なんでですか…?!」
??「まぁまぁ、落ち着いてこれからの話をするのに、私達の、名前を知っておいた方が良いですよ」
ルミ「な、なんでよ!?」
??「貴方達の人生に関わることです」
私達は顔を、見合わせた
そして、頷いた
男はニコリと笑った
??「では、立ち話もなんですしどうぞ、おかけになって」
ゆっくりと座った、相手も座った
??「なんかジュース飲む?オレンジ…お茶…どうする?」
ルミ「じゃ、オレンジジュースで…」
ゆき「わ、私も」
??「はぁい、ちょっと待っててね」
少し経って
??「はい、オレンジジュースとシフォンケーキ、遠慮しないでねぇ」
ゆき「あ、美味しそ…」
ルミが私の肘をつついた
ルミ(油断しない)
私は、こっくりと頷いた
人という生き物は目の前に食べ物があると油断してしまい、相手に対して危機感が無くなってしまう
コージ「では、私の名前は佐伯コージです」
志郎「僕は、西羅志郎だよ、よろしくね」
直哉「村上直哉」
怜央「…新庄怜央」
ゆき(私達も自己紹介した方が良いのかな…)
コージ「ご安心を、我々は貴方方を知っているので」
何故知っているのかと思ったが、触れないでおこう(怖いから)
コージ「では、これからの事について話し合いましょう」
終わり
コメント
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久しぶりに更新した✨