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「 なつ 、さよなら 」
w × m
Prologue _
夏は約束を軽くする季節だ。
忘れても、悲しくてもぜんぶ、暑さのせいにできる。
だから、俺達は「来年の夏まで恋人同士」という約束をした
らいねんのなつに、さよならだ。
1 であい
「来年の夏まで、付き合ってくれ!」
そういったのは、猛暑日のなつ、部活終わり。みーん、みーんと蝉が鳴いてるが、唯一聞き取れた声。涼しい風が髪の毛を揺らして、まるでドラマのワンシーンみたい。
「…え?ちょっとまって、意味分かんないんだけど」
このひとは、若井滉斗。一応友達だけど、あんまり話さないし、大嫌いな陽キャグループに入っている。サッカー部に入っていて、いろんな女の子にキャーキャーされてる
こんな陰キャの僕に告白してきて、なんなんだ。しかも来年の夏って?
「…ぼくより、いい人なんか沢山…」
「もときがいいんだよ。…女は寂しがり屋で、すぐ嫉妬する。もときはそんなの知らんぷりしてそうで……」
「扱いやすいってこと?」
「…まぁ、おう。」
ぼくはわかりやすいため息をひとつつく。でも、顔は悪くないし、人気者の人と付き合ってみるとか、ゆめある。…1年間だけならいいのかも。
この選択があとで悪夢を見せることは、このころは知らなかった
「…来年の夏までなら」
「お、まじ?!よっしゃ!」
こんなんでガッツポーズするとか、こどもだなぁ。
「…こども」
「子供じゃねぇから!…ほら、一緒に帰るぞ!」
手を差し出して、まるで「繋げ」と言っているようだった。
ぼくは躊躇いながらぎゅっ、と手を握って隣に歩く。この時間はやけに長く感じた。
ーー
「じゃあ、またな!」
爽やかスマイルで、だれにでも魅せる笑顔を僕に振りまく。
こんなのいつも向けられてるのに、恋人同士になると心を揺さぶられる
「…うん、またあした…」
ふりふりと小さく手を振り返して、家に入っていく。
ガチャ、という玄関を閉める音が今日は大きく響いた気がした。
今日のドキドキも、ぜんぶ暑さのせい。
ーーー
やばい短いよしぬ‼️
本垢のほうが書きやすい😿
コメント
1件
んねーー大森さんかわいい‼️😿😿 夏いいね‼️‼️‼️好き‼️