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ぽんぽん
2,346
最終話 「終わりの先」です!!!どぞ!!!
雨の音がしていた。
いつから降っていたのか分からない。
窓を叩く小さな音だけが,
静かな部屋にずっと響いてる。
でも——
🐉の頭の中は,
それどころじゃなかった。
🔝の腕の中は,
思ったよりずっと苦しくて,
思ったよりずっと安心する。
それが一番怖い。
🐉「……ねえ」
小さく呼ぶ。
すると,
すぐ近くで🔝が反応した。
🔝「ん」
低い声。
そのたった一文字だけで,
また心臓がおかしくなる。
🐉「……ほんとに,
戻れなくなるけど」
確認みたいな言葉だった。
最後の逃げ道。
でも——
🔝「もう戻る気ない」
返事は一瞬だった。
迷いなんて,
最初から存在してないみたいに。
🐉「……っ」
息が詰まる。
🔝「お前は?」
静かに聞かれる。
逃げられない問い。
🐉はすぐに答えられなかった。
普通なら,
やめるべきだ。
こんなの,
綺麗な関係じゃない。
依存して,
縛って,
離れられなくなって。
たぶん,
壊れてる。
でも——
🔝が他の誰かを見るのは嫌だった。
誰かの隣で笑うのも嫌だった。
触れられるのも,
名前を呼ばれるのも。
全部。
🐉「……俺も」
やっと零れた声は,
思ってたより震えてた。
🔝は何も言わない。
でも,
抱き締める力が少しだけ強くなる。
🐉「……ほんと最悪」
掠れた声で笑う。
すると🔝も,
小さく笑った気配がした。
🔝「今さら気づいた?」
🐉「あんたといると,
ほんとおかしくなる」
正直な言葉だった。
取り繕う余裕なんて,
もう残ってない。
🔝「知ってる」
また同じ返事。
でも今度は,
どこか優しい。
🐉「……なんでそんな calmなの」
思わず変な言葉が混ざる。
🔝は少し笑って,
🔝「全然 calmじゃねえよ」
低く返す。
🔝「今も必死」
その声は,
本当に余裕がなかった。
🐉は少しだけ目を伏せる。
こんな顔,
知らなかった。
いつも余裕そうで,
全部見透かしてるみたいな人が,
自分ひとりで崩れてる。
その事実が,
胸の奥を強く掴む。
🐉「……ばかみたい」
🔝「うん」
🐉「重すぎ」
🔝「知ってる」
🐉「……でも」
言葉が止まる。
続きが,
うまく出てこない。
🔝「でも?」
急かさない声。
それが余計ずるい。
🐉「……嫌じゃない」
小さかった。
雨音に消えそうなくらい。
でも,
確かに聞こえたらしい。
一瞬,
空気が止まる。
🔝「……それ反則」
掠れた声が落ちる。
次の瞬間,
また強く引き寄せられた。
🐉「……っ、苦し」
🔝「無理。
今離したら,ほんとに壊れる」
その言葉に,
🐉は少しだけ笑ってしまう。
🐉「もう十分壊れてるじゃん」
すると,
🔝がゆっくり顔を上げた。
視線がぶつかる。
近い。
でも,
もう逃げたいとは思わなかった。
🔝「じゃあ一緒に壊れろよ」
静かな声。
脅しでも命令でもない。
ただ,
どうしようもなく本気だった。
🐉「……なにそれ」
笑おうとしたのに,
少し声が震える。
🔝「今さら普通の関係とか無理」
🐉「……だろうね」
否定できない。
もう,
全部手遅れだ。
🔝「でも」
ふいに,
🔝の声が少しだけ柔らかくなる。
🔝「お前がちゃんとここにいるなら,
それでいい」
その言葉に,
胸の奥がじわっと熱くなる。
独占欲みたいに重いのに,
どこか救われる響き。
🐉「……ほんとずるい」
🔝「お前もな」
また額が触れる。
近くて,
熱くて,
息が苦しい。
でも,
離れたくない。
🐉「……ねえ」
🔝「ん?」
🐉「これ,
終わったらどうすんの」
何気なく聞いたはずだった。
でも,
🔝は少しも迷わず答える。
🔝「終わらせない」
静かだった。
なのに,
心臓に真っ直ぐ落ちてくる。
🐉「……は?」
🔝「終わったことにしてただけだろ,
俺ら」
その言葉で,
全部理解してしまう。
離れてた時間も,
突き放した言葉も,
終わったフリだっただけ。
本当は最初から,
誰も終わらせられてなかった。
🐉「……っ」
何か言おうとして,
うまく声にならない。
すると🔝が,
ふっと笑った。
🔝「ほら,
またその顔」
🐉「……うるさい」
でも,
否定する力ももうない。
🔝「好き」
不意に落ちたその一言に,
呼吸が止まる。
🐉「……は」
今さら,
そんな真っ直ぐに言うなんて卑怯だ。
🔝「ずっと好きだった」
低く,
静かな声。
逃げ道なんて,
どこにも残さない声。
🐉はしばらく黙って——
ゆっくり目を閉じた。
🐉「……遅い」
やっと出た言葉は,
震えていた。
でも,
少し笑っていた。
すると🔝も,
小さく笑う。
🔝「知ってる」
雨の音が続く。
絡まった呼吸も,
熱も,
もうほどけない。
終わったはずだった。
なのに——
やっと,
始まってしまった。
どうでしたか!!!ワクワクドキドキしてくれましたか!!!!
最終話でした!
壊れる音、500いいねありがとうございます!!嬉しすぎます💗
嬉しすぎて静かに飛び跳ねてました(*´`*)💞
コメントとかリクエストもお願いします🙏
飛び跳ねます🪽
そういえば、嵐活動終了しちゃいましたね、、ラストライブの生配信見てたんですけど、泣きっぱなしでした🥲
親の影響で8〜9 年推してたので結構ダメージ受けました( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )
また、嵐にしやがれ、VS嵐見たいな🥲
コメント
6件
もう終わっちゃったんですか!😿 訂正も無しで気持ちのまま書いた文で、そしてこの作品の素晴らしさを私の語彙では伝えきれないほどなんですが、凄く重苦しい内容で、心をぐちゃぐちゃにしてくるのに、最後の展開で二人の心が完全に繋がったことで救われました!! 誰かに相手を取られたくないという二人の共通点刺さりました。 余裕そうなのに相手を独占したいというどうしようもない想いに飲まれて、壊れていくタプさん、
最終話、読み終わりました…っ🥀 雨の音、絡まる呼吸、全部が静かに燃えてるみたいな展開、心臓がぎゅってなりました。「一緒に壊れろよ」って台詞、刺さりすぎて息できなかったです。終わったはずなのに“始まってしまった”っていうラスト、すごく好きです。重くて、でも温かくて、ちゃんと二人だけの場所に辿り着いた感じがしました。 ぽんぽんさんの書く闇と体温のバランス、ほんと尊いです…明日もまた読み返しにきますね🌙🤍