vnot(ばに×音鳴)
【もっと求めて欲しい】第5話
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この作品【もっと求めて欲しい】は続き物です。
このお話は第5話です。第1話、第2話、第3話、第4話を読んでから読むことをおすすめします。
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○注意事項(全体を通して)
・この作品は私(あゆ)の妄想になります。
・実在する方のお名前をお借りしておりますが、ご本人様とは一切関係がございません。
・BL要素あり
・コメント等して下さるととても喜びますが、ご本人様の迷惑とならないように検索避けをして頂けると幸いです。(例音鳴さん→otさん)
・視点の人の発言「」
視点じゃない人の発言『』
○注意事項(今回のみ)
・🔞です
・vni×otnrです。
・視点が行ったり来たりします。
以上のことが理解できた方のみこの先をお読みください。
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ばに視点
かわいいかわいいうちの彼女が、一生懸命俺のものを舐めて、いかせようとしてくれて。
しかも俺が口にだしちゃった液体も、ちょっとずつ飲んで、飲んだよとからっぽの口を開けて見せつけてきた。
しかも
『ぜーんぶのんだぁー。』
と言って舌を出して、煽られる。
俺は音鳴の心配して飲まない方がいいって言ったのに。
更には
『ばにのこと、聞けない悪い子でごめんね。』
と笑って言ってくる。
悪魔なのか?どんだけ俺が我慢するの大変だと思ってんの?
かわいいのは行き過ぎたら罪になると思うよ。
そろそろ煽るのはいいかげんにして欲しい。
俺が何もしないからって調子乗った?
俺の上に音鳴が居た位置を、ひっくり返して、さっきと逆、俺が音鳴を押し倒した形にする。
「…音鳴さーん?そろそろ俺我慢出来なくなっちゃうよ…?」
最後の忠告だよ?音鳴。辞めるなら今、今を逃すともう体壊れるくらいまでするよ。
まあ、今の薬飲んでてずっと音鳴のは立ってるし、やり始めてから時間が経って もう体が興奮してるでしょ?
そんな音鳴が辞めるとは言わないと思うけど。
音鳴は目を見開いて、驚きで言葉が出てこないみたい。
無言は肯定、だよね?
そういう意味で無言じゃないとしても、音鳴の目はとろんとしてて、うずうずしてそうだよ?
それは期待してる目でしょ?
「…そんなにやりたいのw?…お望みどーり、してあげるね♡ …覚悟は出来た?」
返答も待たずに、音鳴の口を奪いに行く。
いつもよりも、強引かもしれない、音鳴がしんどいかもしれない。
けど今はそんな俺の中の心配よりも襲いたいという気持ちの方が何倍も大きい。
音鳴の耳を手で塞いで、くちゅくちゅとわざと音を立てながら、口内を激しく掻き乱す。
音鳴はいきなりしたから焦ってあまりはじめに息を吸えなかったのか、ちょっと息苦しそう。
いつもだったらこのへんで離れてる。
音鳴に苦しい思いはあまりさせたくないから。
けど今俺はもっと、なんならずっと音鳴とキスしていたい。
だから音鳴には悪いけどまだ続けるね。
元はと言えば音鳴が悪いしね。
自業自得。恨むなら自分をどうぞ?
こんなに長くしたことはなかったので、ほんとに息が苦しくなったようで、胸を叩いて限界だと訴えられる。
うぅ…まだ続けたいんだけど。でも今日は音鳴の言うこと聞くって言ったし。
訴えを受け入れて、ちゅっとしてから離れる。
うわっ、目がとろんってさらにしてて、顔が凄い気持ち良さそう。かわいい顔にそそられる。
ほんとに音鳴はいいな。
音鳴は気持ちよさそうにぽわぽわしていたが、俺が中に入れようとした時、はっとしたように手を飛ばして、俺の胸を押してきた。
?今から音鳴はもっと気持ちよくなれるはずなのに。どうして?
音鳴の行動が理解出来ない。
「?音鳴?今からいれるよ?どうしt」
『嫌!入れないで!』
…?そう言われても理解が出来ない。
え?俺拒否られた?音鳴に?ほんとに?
えぇーー!?この流れで断られることあるんだ。
なんで?そんな急に?さっきまで煽りまくってたのに?
そんなに俺とやりたくない???
俺の疑問(不満)が顔に出てたのか、慌てて訂正される。
『あっ。違う…!その、ばにとっ、するのが、嫌なんじゃっ、なくてっ。』
あぁ。良かった。嫌われた訳じゃないみたい。まあ、音鳴が俺を嫌うわけないけど。
じゃあなんで?タイミングの問題か…?
はてなという顔をしていると、もじもじして、
『そのっ…』
と言葉を言い淀む。
「?言いたいことあるならいいな?今日は音鳴の嫌なことはしないって決めてるから。」
そうは言ったものの、今は普通に我慢の限界が来てから襲って、そして止められている状況なわけで、困ってるような音鳴もかわいいんだけど、今は早くして欲しい。
『いやっ、そのっ… き、今日はっ、お、俺が、ばにを、気持ちよく、させたかったから…』
頭の処理が追いつかない。
なんてかわいいことを言ってるんだ。
別にそんなことしなくても、もう十分満足した気でいたけど。音鳴的にはまだ足りないと思ってんだ。もちろんしてくれる分には嬉しいから大歓迎なんだけど。だいぶ頑張ってくれたと思ってたけど、まだ頑張りたいんだね。
『…そのっ、ばにがそんなにしたかったなら、俺が頑張った後なら…好きにしてもいいよ?』
上目遣いでこれ彼女に言われるのすごいくるというか、いいな。
てか、気持ちよくさせて貰えて?しかもその後俺の好きにしていいって!?
逆にいいの!?俺に好条件過ぎない?
俺のデメリットを強いて言うなら、もうちょっと俺が我慢しなきゃ行けないことぐらいか。
それぐらいなら全然行ける。
「俺は気持ちよくなれてるよ?音鳴とするだけで十分気持ちいよ。俺音鳴のこと大好きだから。」
「けど、音鳴が俺のことを気持ちよくさせてくれるって言うならお願いしようかな。」
押し倒していた音鳴から手を離して、音鳴を起き上がらせる。
「俺もう我慢出来ないから、早く始めてね。」
そしてもともと音鳴が横たわっていたところにぼすんっと俺が仰向けに倒れる。
顔のニマニマが止まらない。
「はい!いつでもどうぞ〜?音鳴さん。」
音鳴視点
…いや、いつもね?ばにに任せてばっかやん?
今だって俺だけがばにに気持ちよくしてもらって、俺もばにに気持ちよくなって欲しいし、ばにに喜んで欲しいのよ。
だから、いっぱい煽ってみたり、やったことないふぇらとかして見たりして、頑張ったと思うよ?
ここでばにに主導権を渡して、ここから任せても別にいいとは思うけどさ。
でも俺はやりきりたい。
ばににもっと喜んで欲しい。
…って思って言ったけど、こういうのってだいたいあとから後悔するよな。
でも今の俺はきもちいことしかかんがえらんない。
早く気持ちよくなりたい。
ばにを早く気持ちよくしてあげたい。
もっと喜ばせたい。
自分でもわかる。今俺は性欲に溺れた、快感を求めた期待の目をしているんだろうな。
横たわって『いつでもどうぞ〜?』と言ってくる。
なんかニヤけてるけど同時に辛さも少し見える。
はやくやってあげなきゃ。
力が入らない体でノロノロばにの上に乗る。
足をばにの身体に跨らせて、しんどくはならないようなところに腰を下ろす。
弱々しい腕をベッドについて腰を浮かし、片方の腕をばにのもののところに伸ばし、優しく手を添える。
ふぅー、と深呼吸をしてから、さっき解かしてもらって柔らかくなった自分の後ろの入り口に当てる。
息を吐きながら腰を下ろしていくと、じゅぷと音を立ててばにのが自分の穴にゆっくり入っていく。
「うあっ…んあぁ。 ふっ、」
うわぁ、きもちい。いれるだけできもちい。足が耐えられないと震え出してる。
1回落ち着こうと、腰を下ろすのを止めて、呼吸を整えようとする。
『音鳴ー?まだ半分くらいだよー?がんばれー』
「うぇ?まだぁっ、はんぶん?」
まだ半分、ま?意味わからん。全部は入らんもんなんじゃない?
応援する気がないだろうというような棒読みのがんばれーを与えられたので下ろすのを再開する。
ある程度俺の中に入ったと思う。
というかこれ以上入らん。
「はっ、はいったっ、ぁ?」
『ううんー。あとちょっと♡』
ばにはそういうと俺の腰を手で持ってズンっと奥まで押し上げる。
その衝撃で
「うぁ”あ !? 」
と声をあげてイッてしまう。
「ばっ、ばにぃ!」
『ほら、ちゃんと奥まで入ったよ?』
「は、はいったけど! ばにはうごかないでいいの!」
『ふふ、ごめんごめん』
イッた余韻と、奥までばにのが届いて撫でられてるきもちいい刺激とでえぐい。
1回この快楽から逃れないとやばい。
奥を撫でられてる快楽から逃れたいのに、足が言うことを聞いてくれない。
震えて身体を支えられず、自分の体重で、ますます深くまで入ってしまう。
「ぐぁあっ… はぁっ、はあっ…」
呼吸をするのも辛く感じる。
『大丈夫ー?やり方わかんない?ゆっくり自分のきもちいところにあたるように腰をあげて下ろしてみな?』
辛そうな俺をみて心配そうな顔をして、優しい声で話しかけてくれる。
少し落ち着いてから、ゆっくりばにのが抜けるか抜けないかの所まで腰を上げて、ゆっくりと落としていく。
「ふあっ、はあっ。ふぅっ、」
このペースならまあ動ける。
しばらく抜き差しを繰り返していると、
もどかしそうな顔をしたばにが
『…音鳴… 自分のきもちいところにあてていいんだよ?ほんとに当たってる?』
と言いながら、腰を少しずらして、俺の弱いところを触れるようにして、俺の浮かしていた腰をもってゆっくりと深くまで下ろす。
「っっぅああ”ぁ”あ”!? むっ、むいっ!とっ止めてぇっ! はぁっ…はあ、はあ。」
ばにの目をキッと睨んで文句を言う。
「はぁっ、うごくなぁって…」
『いや、俺動いてないから。音鳴を動かしただけだから。』
「…」
確かにばには動いてないか…
いや、流されるな。俺を動かすのにばに動いてるから。
『てか音鳴も俺の言うこと聞かなかったし。俺は音鳴を手伝っただけなんだけどなー。』
「はぁっ、はあ、…ま あ、で、でも、つぎはっ、うごくなよっ! 」
『仕方ないなー。音鳴が1人で出来てたらしないよ。』
そう言われても…!
このめっちゃ強い刺激を自分で自分に与え続けなあかんの?
え、全然無理やと思うけど。
全然耐えられへん気しかせん。
でもやらんくて、ばにに動かされるのも怖いし。
自分が言い出したことだから、やりきらないと。
自分で気持ちよくならないと。この空間は終わらせれん。
そう思って腰を上げて、さっきばにに落とさせられたきもちいところにあたるように落とす。
「んあ”っ、はぁ、はあっ、」
足が痺れて気持ちの良い感覚が身体を巡る。
これ連続か…
これはさすがに多くは耐えられんと思うから、早めにまた腰を上げて落とす。
早くばににも気持ちよくなって欲しいし。
俺のものの先からはぽたぽたと液体がでて、ばにのお腹に垂れる。
ぐちゅ、ぐちゅ、という水っぽい音が。
俺の開いたまんまの口から聞こえる俺の声が。
ばにのいつもよりも多く鳴いている可愛い声が。
俺が動く度に鳴って耳からも気持ちよくなる。
目は涙で溢れて視界がぼやけて見えにくい。
けれど、感じやすいばにから漏れているきちんと気持ちよさそうな声で、俺がばにを鳴かせられてるんだ、と満足感を覚えながら、
それに応えるようにどんどん間隔を短くしていきながら、必死に腰を動かす。
「ばっ ばにっ、もうっ、イくっ?」
『っ…っ、すごいっ、 もっ、もう、でそうっ』
その声を聞いてラストスパートと言わんばかりに、残り少ない体力を振り絞る。
スピードをさらに早くして、ばにから精を搾り取ろうとする。
「ばにっ?だしてっ?おれでっ、イッて?」
そういうとばには俺のなかに精を勢いよく吐き出す。
どろっとした、温かいものが流れ込んできた。
ばにのっ、ばにのせーしだぁ。
初めて俺が動いてイかせたものだ。
体力が尽きたので入ったまま、ばにに抱きつこうと倒れる。
真上からばにのはあっはぁっ、と言う息がかかる。
胸に耳をあてると、めっちゃ早い速さで心臓が働いてる。
初めてだったけど、ちゃんと興奮してくれた。良かった。本当に。
十分にばにを感じてから、ばにのを抜くと俺の中からどぷっと白い液体が溢れ落ちるのを感じる。
少し残念な気持ちもあるけど、重力を変える力が俺には無いので諦める。
その代わりにばにを補給するため、ばにの横に寝転がって、横から抱きつく。
ばにが落ち着いたみたい。
『すごい、ね。 頑張ったね。えらい。』
と言って俺の頭を優しく撫でてくれる。
褒めてくれた。嬉しい。
自然とばにの手に擦り寄る。
しばらく撫でて貰って、ばにが回復したのか、ばにが起き上がって、俺に跨る。
『よし!休憩出来たね。音鳴はまだしたいもんね?身体がそう言ってる。』
そう言われて気がついた。
めっちゃ体力使って疲れきって、終わる気でいたけど…
なんで俺のはまだ元気なの?
意味わからん。なんで。俺はもう元気ないけど。
「え、たいりょく、ない。」
『音鳴頑張ってくれたから、今度は俺が動くから大丈夫だよ。ほら、頑張った後なら好きにしていいって、音鳴さんが言ってくれたよ?』
言ったっけ。もう記憶が…全然思い出せん。
まあ、ばにを気持ちよくさせたいという気持ちから始まってるし、ばにがまだしたいなら、別にええけど…いや、良くはないんやけど。
でも気持ちいことをしてくれるなら、もう別にいいや。
俺の心はもう満足したけど、体はまだしたいみたいやし。
脳が働いてくれへん。全然考えられん。
俺は頑張ったし。ばにに身を任せよう。
「…うん、きていいよ//もっと、きて?♡」
『ありがと♡』
いきなり、ずちゅんっ、と奥まで一気にいれられて、すぐに声をあげて達する。
やばい。きもちい。脳が溶けてる気がする。
ほんとになんもかんがえられへん。
1回1回がきちんと重たいばにの動きが俺の脳を気持ちよくドロドロに溶かして、さらに俺が求めるようにさせる。
「うあ” ♡、 やばぁぃ//♡きもちい’い”」
「ばに”っ、もっと”っ//、もぉっ’と”っ ちょおだぁい♡」
自然に言葉が溢れ落ちる。
きもちいのであたまがいっぱい。
もっと、もっとして?
ぜーんぜん、たりない!♡
ぼやけてほぼ見えない目でばにのことを見つめる。
全然見えないけど、きっと好きなばにの顔をしてるんだろう。
ちゃんとみたい。もっと近くで。
「へぁっ、はっ、きすっ、きすしよっ♡」
キスするためにばにの頭を近づけてくれる。
早く、早くしよ?と手を首に伸ばして、力が入らないので落ちないように手を握って、自分から音を立てながら口内をぐちゃぐちゃにする。
ばにの舌の感触も。耳から入る水音も。ずっとくる下からの刺激も。
全部がきもちい。全ての刺激が自動的に快感に変換されて、自分に溜まっていく。
ずっとイキっぱなしで、もう俺の先からは何も出てない気がする。
でもずぅっときもちいい。
ずぅっとこの時間が続いて欲しい。
ばにの声が聞こえてきたけど、なんて言ってるかわかんない。
声が聞こえてから、動きが早くなって、ばにの低い絞り出されたような声と共に中に出される感触がする。
ばにのが抜かれると寂しさを覚えて、けれどすぐに睡魔が襲ってくる。
達成感からかも。
俺の心はまだまだやりたいけど、体は既に限界を超えてたみたい。
眠たさに逆らえず瞼を下ろすと、すぐに意識は飛んだ。
ばに視点
音鳴が眠ちゃった。
ちょっと無理させすぎたか。
てか、俺も眠い。けど、音鳴が頑張ってくれたし、きれいにしてあげないと。
汗とかなんやらでベタベタしてる音鳴と一緒にお風呂に入って、タオルでふいて、服を着させる。
音鳴の中を掻き出してるときの姿がえろ過ぎて普通に勃ったので、どーせまだ起きないだろうと踏んで、音鳴の手を借りて1回だけイった。
ソファに1回音鳴を寝かせて、ベッドもきれいにして、寝かせる。
おでこに触れるだけのキスを落として
「おやすみ、音鳴。お疲れ様。気持ち良かったよ。」
と言って俺も寝る準備をする。
低いテーブルをベッドの横に運んで、そこに冷蔵庫から取った冷たい水を置く。
起きた時にはもうぬるいだろうけど。
そういえば薬のこと音鳴に言わないといけないか。
ちょっと自分に怖がってたもんね。
ヒントとして、薬の入った瓶をテーブルに置いておくか。
さすがにこんな怪しい薬を飲まないとは思うけど、一応目に見えて、手の届かない範囲の位置に。
明日は音鳴の生活を手伝わなきゃいけないから、早く寝よう。
起こさないように慎重にベッドに横たわって、音鳴に抱きつく。
さらさらと髪を撫でてから、眠りについた。
音鳴視点
カーテンごしに外から入ってくる光で眩しくて目が覚めた。
普通に体を起こそうとすると、全身に痛みが走り渡る。
「っ いっった!?」
久しぶりにこんなに次の日まで痛くなってるかも。
身体を起こすのは諦めて、頭だけ起こして周りをみる。
隣ではまだすやすやばにが寝ている。普段はばにの方が早起きなので寝顔を見れるのは少ない。
可愛い顔して寝てんな。その隣の俺はめっちゃ体痛めて辛くなってんのに。
ばにが居ないと今日俺は何も出来ないので、気持ちよさそうに寝ているところ悪いが、起きてもらおう。
「ばにー、起きてー。」
と言おうと思ったけど、声がかすれてほぼ聞こえない。
反対側にはテーブルの上に水が置いてある。
飲んでいいやつかな。こういうところばには配慮ができる男だな。
ん?あの瓶なんだ?痛み止めとか用意してくれたんかな。の割には届かない位置にあるけど。
水を取って喉を潤わせると少しマシになって、さっきよりは聞こえやすくなったので、ばにに声をかけて、ゆらゆらと体を揺さぶる。
『…ぅんー…』
起きる気配ないので、
「起きろぉー!!!」
と今の全力の声で叫ぶ。
すると、その声に反応して、まだ眠たそうなそうな目と声で話す。
『…んぁ、 あ、起きたんだ。おはよ。』
「うん。おはよ、ばに。」
まだ眠たいのか、すぐに目を閉じて寝ようとする。
「ばに。いたい。」
『あー。大丈夫、じゃないね。おけおけ。朝ごはん作ってくる。』
言葉通りにすぐにベッドから立って出ていき、数分後に美味しそうな匂いをした2人分のトーストとコップを持って来てくれた。
「ん。ありがと。」
お礼を言って2人で「『いただきます』」をして、食べ始める。
しばらくしてばにが先に食べ終わって暇なのか俺を見つめてくる。
『体だいじょーぶ?昨日音鳴頑張ってくれたし。気持ち良かったね。音鳴えろかったなー。』
昨日のことを思い出して、顔に熱が集まるのを感じる。
いや、ご飯中にそんなこと話すなよ。
思い出しちゃったやん。
普通に吹き出しそうになったわ。
「…急に話し出すなよ。まあ、気持ちよかった…ばにもえちくて可愛かったよ?」
『…まあ良かった。いや、音鳴があんなに甘えてくれる日がくるなんてな。』
めっちゃにやけて言ってくる。
確かに。なんで俺あんなに発情してたんだ?
なんかしたのかな…
返事をせずに1人で考え込んでしまう。
『笑、そういえばあれ、なんだと思う?』
テーブルの上の瓶を指さして聞いてくる。
「えー、わからん。なんか薬やろ?見た事ないわ。」
『じゃあ教えてあげる。媚薬だよ。』
「…はあ!? び、びやくって…あの…?いや、なんでうちにあんねん。」
『うん。気持ちよく感じるやつね。まあ、ここまで言ったら気づいてるかもしれないけど、音鳴が昨日飲んだやつだよ。』
「…へ? え? お、俺飲んだの…?これ…」
…何を言ってる?こいつは。
俺が、飲んだ…?媚薬を?
『うん。俺が昨日ジュースに混ぜた。美味しかった?
だから音鳴が昨日発情してたのは薬だから、音鳴の体がおかしくなった訳じゃないから、安心しな。』
いや、ばにのせいなんかい。
めっちゃ怖かってんけど?
普通にやめてくれ?
「…まあ、体がなんか変やったから、おかしくなったんじゃなくて良かったわ。てか、何してくれてんねん。」
『だってぇー、音鳴から甘えてくれないんだもん。レダーに相談したら、ぐっさんが作ってくれたやつくれた。』
「それは…ごめん。」
『うん。もっと俺を求めて?』
「まあ、気が向いたら。頑張る。」
おい、レダー。何してくれとん。
その行動のせいで一日中動かれへんくなるんやぞ。
まあその行動のおかげで、自分から誘うことは出来てんけど。感謝は別にできへんよ。
なんか俺だけ薬飲まされて、辛くなって、さらに体も痛くなって。
おかしくない?ズルくない?
ばにもやるべきじゃない?
「じゃあまた今度おれが飲んでって言ったらばにも飲もう!そしたら許したるわ。」
『…それ自分で首絞めてない?』
「別にいいわ。それより薬で溶けてるばにが見たい。」
『音鳴がいいならいいけど。俺が悪いしね。また音鳴が誘ってくれるってことでしょ?』
「うっ、ま、まあ。」
『やったぁー!楽しみにしてるね。』
なんかばににやり返そうとしたのにちょっとだけカウンターされた。
「っ…じゃあ次は今日よりもばにを気持ちよくさせてあげる。いっっぱい攻めてあげるから、かわいい声でいっぱい鳴いてね。」
開きなおったように言うとばには予想してなかったみたいで、顔を赤らめて目をそらす。
かわいいな。俺の彼氏は。
楽しみと嫌な気持ちが同時に流れ込んでくる
その日は一日中俺の看病とお世話をしてくれた、最高に優しくて、かわいくて、かっこいいばにに惚れ直しながら、楽しく過ごした。
ばにと一緒に過ごせるこの生活がずっと続いてほしい。
『もっと求めて欲しい』?
俺の愛を舐めちゃいけないよ。ばによりもずぅっとばにのことが大好きだよ。
これから先まだまだあるんだから。
きっと未来の成長した俺は未来のばににいっっぱい求めてるんじゃない?
俺の方こそ。
───ばに
────もっと求めて
【もっと求めて欲しい】完結
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後書き的な場所
ここまで読んで下さりありがとうございます。
ついに終わりましたね。長かった。
キャラ崩壊がえぐいですね。あと関西弁忘れがち。
最後音鳴重たくなってしまいましたね。
適当で申し訳ないです。
終わり方が思いつかなかったので、とりあえず題名言わせときました。
とりあえずvnotはこれで完結です。気が向けばrdrgtとかvnot2回目とかの番外編も書くかもしれないです。
ですが、とりあえず次は雑談でかいていた作品とか、書きたいと考えているものを書いていくと思います。
(今の予定ではssi受けのお話、joaJD、猫ちゃんのお話の順で書こうと思ってはいますが、気分です)
投稿はまだ先になると思います。
投稿したらそちらも読んでいただけると喜びます。
雑談とかで近況報告とかするので良かったら見に来てください。次の投稿予定とかはそこで分かります。
夏休みの間に貯蓄をしたいのですが、すぐに投稿してしまって、全然貯蓄が出来ていない。
1話で1500♡↑押してくださってるものもあってありがたいです。
累計♡5000↑もありがとうございます。
自給自足なので投稿ペースとかもバラバラですが、これからも読んでいただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
♡、フォロー、コメントして下さるととても喜びます。
10025字お疲れ様でした。
コメント
16件
初コメ失礼します(:3[___] もう好きすぎて泣きそうでした…泣(?) 素敵な作品をありがとうございます0(:3 _ )~
めっちゃいい!最高! こうなるとレダーとぐち逸も ちょっと気になる、、、
普通に死にそうなぐらい最高なんだけど?