テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺は仲間を庇い死んでしまった
後悔はない、何度生まれ変わっても同じ事をする
仲間が目の前で傷つく様を黙って見ていられる訳がない
ただ、気がかりがある真澄隊長だ、俺の愛しい恋人だ
真澄隊長とは数ヶ月前付き合った
やっと思いが通じあった
お互い忙しく、中々会えてなかった
やっと会える筈だったんだ
真澄隊長!ごめん
真澄隊長!もっと貴方の傍に居たかった
置いて行ってごめん
でも、真澄隊長ならきっと大丈夫だ!
俺なんかが居なくても
俺が無理やり真澄隊長に迫って付き合ってくれたようなもんだから
真澄隊長!どうか、幸せになって……
「一ノ瀬!てんめぇ俺を置いていくな!戻ってこい!許さねぇ!俺はどうなるんだよ!!!どうやって生きればいい!一ノ瀬!応えろ」
え?真澄隊長が俺に抱きついて泣いてる
あぁ俺は愛されてたんだな
あぁ……死にたくない
真澄隊長!貴方を抱きしめたい
嫌だ!もっともっと貴方と一緒居たい
でも、もうお迎えが来た
行かないと……
ツ!真澄隊長!!!ぐずっ
今迄ありがとう、ずっと愛してる
目が覚めたらあの世じゃ無かった
にゃんだ?
え?肉球?
鏡をみる!猫?
にゃんだと?
俺は猫になっていた
何で猫なんだよ
青みがかった毛並みにホクロの位置迄俺だ
俺の猫バージョンだな……
何なんだよ
歩き辛いし
視線が低いし
はあ〜
これからどうすればいい
ハッ!
「む、無陀せん?」
「にゃ〜にゃ〜にゃあにゃあ〜」
(無陀せん!俺だ四季だ!助けてくれ、猫になっちまった!)
「猫か?人懐っこいネコだな?
……なんか四季に似てるな……!」
無陀せんは俺の喉を触る
ゴロゴロゴロゴロ
気持ちいい♡
じゃなくて!
「にゃ〜にゃ〜にゃ」
(俺だ!四季だ!気づいてくれよ!無陀せん!)
「本当に人懐っこい、本当に四季見たいだ!俺とくるか?」
(ダメだ、俺の声はとどかない)
俺は無陀せんに抱き上げられ
連れていかれた
だが、拾われたのが無陀せんで良かった
真澄隊長に会える!
一目真澄隊長を見たい!
抱きしめたい!
真澄隊長……
「なぁ!四季、あいつの大切な人が居なくなってな、慰めてやってくれないか?」
「にゃ〜?」
(え?)
視線を向けると真澄隊長がいた
見た事がないくらい悲しそうだ
真澄隊長!
「にゃ〜にゃ〜にゃあ」
俺は無陀せんから飛び降りて真澄隊長に駆け寄った
真澄隊長!悲しまないで、大丈夫だよ
真澄隊長!真澄隊長!
「にゃ〜にゃ〜にゃあ〜」
俺は真澄隊長の足に擦り寄る
「チッ!んだよ!」
真澄隊長は俺に見向きもしない
ツ!真澄隊長!
「にゃ〜にゃあ〜にゃあ〜」
(悲しまないで!元気出して、真澄隊長〜)
俺は真澄隊長の足に頭を擦り付けた
「チッ!……んだよ」
「……?四季?」
え?
「……似てるな!お前」
「……にゃあ〜にゃあにゃあ〜」
(そうだよ!俺だよ一ノ瀬四季だよ〜真澄隊長〜」
真澄隊長は俺を抱き上げて俺の身体に顔を埋めた
真澄隊長〜!!!
「……お前も一人か?俺と来るか?」
「にゃあ〜お」
(真澄隊長〜行く〜!)
あぁ、もう貴方の腕に抱かれる事なんてないと思っていた
嬉しい!真澄隊長の匂いだ
真澄隊長の温もりだ
ツ!暖かい!嬉しい!ずっとここに居たい
真澄隊長!貴方の傍に
俺は隊長室に連れていかれた
久しぶりだな、ここ
また、真澄隊長とこれて嬉しい
馨さんにも又会えた
「にゃあ〜」
「?お前泣いてるのか?どうしたよ?」
真澄隊長は俺を優しく撫でてくれた
「真澄隊長?その猫は?」
「あぁ……拾った!」
「珍しいですね……真澄隊長が猫を、しかも隊長室に入れるなんて、よっぽど気に入ったんですね」
「……あぁ……なんかあいつに似てて……」
「……真澄隊長……」
俺は真澄隊長の顔を舐めた
涙は出てないが
俺には泣いてるようにら見えたから
「……にゃあ〜にゃあ〜!にゃ」
(真澄隊長!俺はここに居るよ!)
「……お前は優しいな……」
真澄隊長は抱きしめてくれた
夜、真澄隊長は魘されてた
「にゃあ〜にゃあ〜にゃあ〜にゃ」
俺は真澄隊長の顔を揺すって起こすが起きない
肉球をペタペタ真澄隊長の顔面に叩きつけた
所謂猫パンチを炸裂させても起きない
寝汗か酷い!真澄隊長!起きて!大丈夫だよ
俺ここにいるよ!真澄隊長!もう苦しまないで
「……し、四季……何で俺を置いて行った……四季……四季……ツ!」
ツ!真澄隊長!ごめん、真澄隊長!ぐずっ
「……はぁはぁ」
真澄隊長が起きた
「……にゃあ〜」
「真澄隊長!」
「……俺、怖い夢見た……四季が……はぁはぁ」
「にゃあにゃあにゃあにゃあ〜」
(真澄隊長!真澄隊長!)
俺は真澄隊長の胸の上に飛び乗った
「……ツ!んだよ……」
おれは真澄隊長の涙を舐めた
ぺろぺろ
「……くすぐったいな……本当にそっくりだな……ホクロまで同じだ、お前は俺を置いて行かないよな、傍にいてくれるか?ずっと」
「……にゃあにゃあ〜」
(ずっと真澄隊長の傍にいる!もう離れない)
真澄隊長はまた寝息を立てた
俺を抱きしめながら
俺は真澄隊長にこんなにも愛されて居たんだな
ありがとう、真澄隊長!
俺はそれだけで幸せだ
また、真澄隊長は隊長室へ俺を連れて行った
任務以外ずっと一緒だ
嬉しい!真澄隊長!ゴロゴロゴロゴロ
「……チッ!てめぇは本当に甘えただな……」
そういいながら俺を優しく撫でてくれる
「……にゃあ〜にゃん」
(真澄隊長!大好きだ)
また、真澄隊長が魘されていた
俺はまた、猫パンチで起こすも中々起きない
こんな身体じゃ、この人を助けられない
「にゃあにゃあ……にゃあ……にゃああ」
(真澄隊長!大丈夫!ずっと俺が傍にいる!真澄隊長!大好き)
俺の気持ちが伝わったのか、真澄隊長はスースー規則正しい寝息を立て出した
よかった……真澄隊長!もう苦しまないでくれ
俺は真澄隊長の首元に丸まって眠った
俺は四季と名前をつけられた
まんま四季だが
真澄隊長との毎日は幸せだった
時々真澄隊長は遠くを見て辛そうにする
真澄隊長……ずっと傍にいるから……