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1 - 日曜日の夜。

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2025年05月11日

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ご本人様には関係ありません。

完全な創作です。












大森 side

たまには、こんな夜があってもいいのかな。

小さく呟く。暗い部屋に僕の声が響く。


返事は聞こえない。

だから自分で答える。「たまには、ね。」と。


今日は落ち着いた夜。

日曜日の夜に さようなら を言わなければならない。


o 「おやすみ。日曜日。」


さっきよりも小さく呟く。


用事の帰りに本屋さんに寄った。

気になった小説を1冊手に取ってはペラペラ、とページを捲る。


結局3冊の小説を手にして家へ帰る。


家について明日の支度まで終わらせたら部屋の明かりを小さくする。


小さな丸いテーブルにアロマキャンドルと買ってきた小説と、温かいココアを置く。


マグカップからは湯気がたっているのを横目にアロマキャンドルをたく。


一応窓を開けると、思ったよりも風が強くカーテンがゆらゆら、と揺れている。


椅子に腰をかけてアロマキャンドルでリラックスしながら本を1冊手に取る。


暗い部屋には紙の擦れる音が響く。


1冊目に読んだ本はミステリ小説。

そこら中に伏線が張り巡らされていて最後の伏線回収は読んでいる僕まで登場人物になったようだった。


少し冷めたココアを啜ると窓から冷たい風が吹いてきた。


ブランケットを持ってきて膝にかけ、2冊目の本を手に取る。


暗い部屋にはアロマキャンドルの香りとココアの甘い香りが広がっている。


2冊目に読んだ本は恋愛小説。

2人の男女のすれ違いと、駆け引きが甘酸っぱいあの頃を思い出させた。


映画化も決定しているらしく今度見に行こうとスマホで上映日を確認する。


3冊目の本を手に取る。


その瞬間スマホから2つの通知音が鳴った。

画面に目をやるとメッセージが。


3冊目の本の表紙とスマホの画面を交互に見詰める。


スマホの通知は見ていないフリをした。

3冊目の本と向き合う。


3冊目に読んだ本はホラー?ミステリ?小説。 その本は5つの話が短編集としてまとめられているもので、1つ1つの話の中に違和感が散りばめられていて読み進めていくうちにその違和感が解明されていく。


読み終わったとき気が付いた。

もう朝日が昇っていることに。


カーテンの隙間から陽の光がもれている。


ココアはとうに冷めきっていて、アロマキャンドルはパチパチ、と音をたてているがもう燃え尽きる寸前だった。


時計を見ると午前7時をさしている。


o 「たまには、こんな夜もあっていいよね。」


o 「おはよう。月曜日。」









たまにはね。__________









日曜日の夜。






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