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初めはちょっとした好奇心だった。ウチのアジトの近くでラーメン屋が開店したと聞いて話しかけた、そこで働く白市民がどんな奴なのか知りたかった、只それだけ。なのに、気付いたらアイツの全てに魅了されていた。誰にも渡したくない、自分の手篭めにして他の人間の目に止まらぬよう、監禁したいと考えるようにいなったのは、何時からだろう。そんなことをアイツに話せばきっと避けられる、最悪この街を去るだろう。それだけは避けたい一心でアイツの前では、近所の優しい兄貴分を演じている。今日も、ラーメン屋に足を運ぶ。


「いらっしゃいませー…ウェスカーさんじゃないすか!」


「よおツルギ。餡ブレラーメンとビール10ずつ」


「餡ブレラーメンとビール入りました!!

ところで、ウェスカーさん最近良いことありました?」


「あー…気付いちゃった?」


「いや笑気付くも何も、めっちゃくちゃアピールしてたじゃないですか笑」


「…実はな、新たな性能の薬の開発に成功したんだよ」


「ええ”それ俺に言って大丈夫なんですか!?」


「ツルギは餡ブレラだから」


「ウェスカーさん、俺入ってないっす笑

それってプロジェクトaよりもすごいんですか?」


「プロジェクトaなんか、もう比にならん」


「え、どんな性能なんですか?筋肉増加?」


「違う」


「え~…?出血抑えるとか?」


「違う。今回のは今までの性能と色々変えた」


「教えて下さいよ~!」


「もうギブか?ツルギw」


「はい!笑」


「発情を促す薬だ。」


「…はい?」


「はい?じゃねえよw」


「いやちょっと今、聞き間違えたみたいで」


「大丈夫だ、それであってる」


ウェスカーさんの口から、その単語が出てくるなんて…って顔してるなw分かりやす笑


「ほんとっすか、」


「うん」


「え、何に使うんですか?どうやって?」


「まあツルギだし、良いか。…最近、痛みに耐えて情報吐かない奴が増えて、一回だけ放置プレイさせたんだよ。ほら、良くあるじゃん。痛みが効かないなら辱しめで対処するヤツ。そしたら、結構効いたみたいで、すぐ情報教えてくれてな。面倒減らしたいし、そっちの方向で使えるなって」


話し終わると同時に、時が止まったかのように、二人だけしかいない店内が静まった。


「…聞かない方が良かったっす…。」


「ふふw後悔してる?」


「はい笑」


その後もダラダラと話して気付いたら、三時間も経っていた。


「じゃあそろそろ帰るわ。またなツルギ」


「はい!またのお越しを、お待ちしております!!」


チリンチリーン



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