偽物

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約束の日、、、。

行きたくない。

でも行かないと。

怖い。

何が怖いんだろう…？       分からない。

…行こう…。

駅の時計の前。

着いた。

周りがざわざわしていて、何故か緊張してくる。

「あ！優雨ちゃん！おまたせ〜」

にこっ

とりあえず笑顔を作っておく。

他の人たちも、玲奈(れな)ちゃんにつづいてやってくる。

みんな私は来ないと思っていたみたいで、驚いてる。

当たり前だよね。きっと。

今まで誘われても断ってたんだから。

「優雨ちゃん！この電車乗るよ〜」

「わかった」

電車は苦手。

人が沢山いて、ざわざわしていて。

人が沢山いるのが、少し気持ち悪いと思ってしまう自分がいる。

そんな自分が大嫌いだ。