「ん、ぅ…」
時計を見ると6時を指していた。休日の朝にしては早く起きてしまった。横を見ると、狐さんが眠っている。かわいいな、とか思ってトイレに行こうとして気づいた。
「え…や、ば…」
真っ白なシーツが赤く染っていること。そして、気づいた瞬間にお腹が痛くなってきた。
「はぁ…とりあえずトイレ…。シーツは気づかれないように起きてから替えておこう…」
そう思いながらトイレに行き、汚れた下着を洗う。洗濯機に放り込んで、もう一度寝室に戻ると、狐さんがシーツを替えていた。
『おはようございます』
「あ…ごめんなさい…」
『それは、シーツのことですか?それとも、俺に…ですか?』
「えと…どっちも、です…。汚してしまったし、休日なのに朝早く起こしてしまったし…それに、替えてもらって…」
モゴモゴと話す私を見てクスッと笑いながら近づいてくる。
『そんなこと気にする必要ありませんよ。それに、”それ”は女性にとって仕方ないことです。予測できませんからね。だから、気にしないでください。』
そう言いながら、私の頭を撫でてくれる。その手と狐さんの暖かい心に、私は無意識に抱きついていた。
『ほんとは、気を遣うと思って〇〇さんが戻ってくる前に替えたかったのですが…作戦失敗ですね』
顔を上げると、眉尻を下げて笑う狐さんと目が合う。そして、突然私をお姫様抱っこして布団まで連れていかれる。もう一度戻る布団の中は暖かくて心地いい。
『お腹や腰は大丈夫ですか?』
そう言いながら、私の腰をさすり狐さんのお腹と私のお腹がピタッとくっつく。
「はい、大丈夫です。狐さん、暖かいから…」
『それは良かった。今日は休日ですから二度寝しちゃいましょう。起きるにしても、まだ早いですからね』
さらにぎゅっと包み込んでくれるおかげで、私は瞼が重くなるのを感じる。
「そ、ですね…きつね、さん…」
『なんですか、〇〇さん』
眠る前にこれだけは伝えたい
「だいす、き…です…」
『…俺も大好きですよ。おやすみなさい』
額に柔らかい狐さんの唇を感じる。こんな日があっても悪くないな…そう思いながらまた眠りについた。
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こんにちわ!油揚げです!
夢小説、4シリーズ見ていただきありがとうございました!
今後のことに関しては、「お話会・報告」をご覧下さい。
それでは、ばいばい!
コメント
8件
めっっっっっちゃ好きです、、、、😭💗こんな彼氏が欲しい😭
ちょうど昨日来たからほんとやばい😇
もぉ狐さんはほんとに紳士♡