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運命だと思った。(後編)

(ガーナ、リックカップリング)(過去捏造)

私はガーナ!今、私はお母さんと1ヶ月という期間、この街に住むという任務をしている。そして今からターゲットと接触をするの!

「ねぇお兄さn」

そこまで言って、私は突き飛ばされた。私がターゲットに近付いた時いた場所は河原で、土手から川の方へ私は一気に投げ飛ばされた。

「ぎにゃああああっ、、」

私はそこから記憶がない。気付けば普通の病院にいて、医者がいて、看護師がいて、そそくさと何かをされる。そして看護師さんが私に話しかけてくる。

「実はね、隣の病室にガーナちゃんよりお兄ちゃんな子がいるの!話しかけてみるといいかもねー!」

それを聞いて、私は話しかけてみる事にした。友達作りたいし、。入院は大変だし。話しかけてみると、その子は優しかった。その子の名前はリックといい、生まれた時からこの病院を入退院しているらしいの。リックはとっても頭が良くて私にたくさんの事を教えてくれた。骨折のこと、算数のこと。算数はテストや問題集を作ってくれて沢山やった。一緒に看護師さんにイタズラをしたりもした。でも…楽しい時間も終わりを告げる。私はただの骨折。しかも、アルカラムであり受け身をとっていたことから1ヶ月という期間で退院が出来てしまう。離れたくないなと、少し思う自分が居た。リックと話すのは楽しいし、勉強も出来た。このままずっとリックと居たい。なんて、思ってはいけないことを思ってしまった。そしてついに退院の日。私は夜眠れなかった。悲しいし苦しい。そんな思いばかりで。寝不足のせいもあり少しフラフラしながら看護師さん達にお礼を言い、お母さんについて行く。お母さんは「全く!たかが骨折で1ヶ月も無駄に過ごさなくちゃいけなくなったのよ!帰ったらおしおきだからね!」

そんな言葉も聞こえない。だって会いに行きたいから。約束をしたんだ。

「また絶対会いに来るからね〜っ!」

「…待ってる。約束、な?」

お母さんのため息。正気に戻った私は少し元気な振りをして歩き出した。だけど

「5日後には引っ越すからね」

お母さんのそんな言葉。ショックと驚き。言葉も出なくて、。

「そ、そんな…」

「そのうち3日はここで修行として時間を使うからね!4日は最後の自由時間。」

「…はーい」

私は4日後に会いに行くことを決め、家に入った。

ついに来た。最後の日だ。気合いを込めて少し可愛い服装にしてきた。何をしに来た訳でもない。好きだとか思ってるわけじゃない。…はず。

「あ、、」

看護師さんが私を見て、ニコニコ手招きしてくれた。

「リックくんの部屋に連れて行ってあげるわね。」

私は看護師さんに着いていく。そして着いた懐かしい部屋。鼻につく消毒のような薬の香り。全てが懐かしい。そして、別れの寂しさ。色んな感情が入り交じる。だけど…

「ガーナ?!」

リックをみた。変わらない優しげな顔。ドキドキして、顔が火照るのが分かったけど、顔に出さないようにする。

「ひ、久しぶり。」

話しかけるけど、リックは無視。リックは何かを決めたような顔をして私の方を見た。

「ガーナ、俺、お前の事が…っ、好きだ。」

一言。そう告げられる。火照った顔が爆発した気がした。私は嬉しくて舞い上がりそうだった。けど、お母さんの言葉を思い出す。明日には引っ越す。もう準備もしなくちゃいけない。終わりを感じた。本当は一緒にいたいのに。無意識に、本当に無意識に涙が零れ落ちた。私は元気な振りをして、リックに伝えた。

「…っ、ごめんにゃさ、、い」

そう言って、恥ずかしくて悲しくて切なくて逃げ出してしまった。これが最後だと分かっていたのに。無駄にしてしまった。

今、顔は覚えてないし名前も覚えてないけど、アペルピシアのリックと何だか似てる気がするの、。

後編END

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