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東方影麓郷

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東方影麓郷

1 - 第1話「黒いなにか」

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2022年07月09日

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のほほんと綺麗な郷、幻想郷。

そんな青空を襲う一日前………


慧音「よし、みんな遅刻せずに来たようだな。」

大妖精「あ、先生。」

慧音「そうか、今日日直なのか、なら学級名簿を職員室から取ってきてくれ。」

大妖精「分かりました!」

この平和な会話を最後に………

慧音「早く教室にはいれよー!」

ドガァァァンッ!

子供1「きゃぁぁっ!」

子供2「耳が痛い!」

慧音「みんな!伏せて机の下に!」

慧音「(この音、近くに落ちたな。大妖精は無事か?)」

大妖精の安否を確認するため、慧音は一人で職員室へとむかった。

そこで見たのは………

慧音「!!」

黒い………なにかだった。

今まで見たことある人たち。それの偽物か真か、それは分からなかった。

紅い目と、黒い洋服に体。まるで「影」のようであった。

その後、子供たちは親のもとへと帰らせた。

慧音「他の被害はなしなのか、良かった。」

慧音「しかし……不自然だ………」

大妖精だけ………一部の人しか覚えていない………


柊儺「妖怪先生、何に悩んでるんです?今回の異変ですか?」

慧音「正解だよ。私は妖怪なのになにも出来ないしね。」

柊儺「もうできてるじゃん」

慧音「?」

柊儺「みんなを守るってこと。」

慧音「………」

慧音「遥………だったか。博麗神社へ行ってくれ、そこでお前の、みんなの救いが居るから。」

 慧音はすがる思いで、言った。

柊儺「分かったよ、せっかくいい思い出ができそうなときに断るわけないじゃん。」

 柊儺は知っていた。

 これは私の生命(いのち)が最後に梢に咲くことを。

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