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のほほんと綺麗な郷、幻想郷。
そんな青空を襲う一日前………
慧音「よし、みんな遅刻せずに来たようだな。」
大妖精「あ、先生。」
慧音「そうか、今日日直なのか、なら学級名簿を職員室から取ってきてくれ。」
大妖精「分かりました!」
この平和な会話を最後に………
慧音「早く教室にはいれよー!」
ドガァァァンッ!
子供1「きゃぁぁっ!」
子供2「耳が痛い!」
慧音「みんな!伏せて机の下に!」
慧音「(この音、近くに落ちたな。大妖精は無事か?)」
大妖精の安否を確認するため、慧音は一人で職員室へとむかった。
そこで見たのは………
慧音「!!」
黒い………なにかだった。
今まで見たことある人たち。それの偽物か真か、それは分からなかった。
紅い目と、黒い洋服に体。まるで「影」のようであった。
その後、子供たちは親のもとへと帰らせた。
慧音「他の被害はなしなのか、良かった。」
慧音「しかし……不自然だ………」
大妖精だけ………一部の人しか覚えていない………
柊儺「妖怪先生、何に悩んでるんです?今回の異変ですか?」
慧音「正解だよ。私は妖怪なのになにも出来ないしね。」
柊儺「もうできてるじゃん」
慧音「?」
柊儺「みんなを守るってこと。」
慧音「………」
慧音「遥………だったか。博麗神社へ行ってくれ、そこでお前の、みんなの救いが居るから。」
慧音はすがる思いで、言った。
柊儺「分かったよ、せっかくいい思い出ができそうなときに断るわけないじゃん。」
柊儺は知っていた。
これは私の生命(いのち)が最後に梢に咲くことを。