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ご本人様とは関係ありません。
渡会雲雀にはセコムがいる。
本人は気づいていないようだが守られている。
「えぇ?そんなことないと思うんですけど…。」
雲雀は俺の言葉に首をかしげた。
「ひばが気づいてないだけでしょ?」
「うーん?例えば?」
「例えば…。」
―――――
あれは確か、先月の終り頃。
カフェに遊びに行った時のことだった。
「あれ?イブさん!お疲れ様です‼」
「おつ~」
カウンター席に座り、コーヒーを頼む。
店内にいる客は自分を含め4人程度だった。
…なぁんかひばのこと変な目で見てるおっさんいるなぁ。
俺ですらわかるような視線を送るおっさん。
雲雀はとっくに気が付いてるだろう。
「大丈夫?」
「あー。はい。まだ変なことされてないんで…。」
ふうん、「まだ」ね…。
これは注意した方がいいかな?
カラン、とお店のベルが鳴る。
「やっほぉ」
「お邪魔しますね。」
「‼‼せらお!アキラ!」
入ってきた二人は俺もよく知る雲雀の同期。
俺の存在に気が付いたのか、会釈をしてくる。
「イブさんがいるなんて珍しいですね。」
「そう?」
二人もカウンター席に腰かけ、注文する。
なんか、めっちゃ恋してる顔してね?
ふと横を見た時にダズガーが雲雀に送ってる熱い視線に気が付いた。
アキラ君もダズガーほどわかりやすくはなかったが、愛おしいものを見るような目で雲雀を見ている。
モテんなぁ。
コーヒーを飲みながらしみじみとそう思う。
あの怪しいおっさんが席を立ちレジを頼む。
雲雀が行こうとしたが、誰かに止められた。
「奏斗。」
「僕がやってくるから雲雀は二人の用意してあげて。」
「おん。ありがと」
「いいえ~」
奏斗がレジに立つ。
おっさんがしどろもどろになりながら料金を払っていた。
「…凪ちゃん。俺行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。」
「え?」
ダズガーが立ち上がり、会計が終わったおっさんについていく。
奏斗もそれと一緒に行った。
「ちょ、大丈夫なん?それは。」
「はい。ご心配は無用ですよ。塵を消すだけなので。」
にこやかにそういうアキラ君。
2人が戻ってきたときそのおっさんはどうなっていたのか…。
―――――
「とか。」
「えぇ?よくあることじゃないっすか?」
「よくあるんだ。」
それはそれで心配だ。
雲雀可愛くていい子だもんな。
「あとほかにも…。」
―――――
一緒にバンドで集まった時。
「なぁひば~」
「どうしたんすか?」
「今日なんか元気ない?大丈夫?」
「え!?元気っすよ?」
ふわっちが雲雀のことを心配してた。
それだけならまだいい。
おいホスト。
雲雀の腰にさりげなく手を回すな。
「イブイブイブ、あれどういう状況?」
「俺もわからん。」
雲雀が元気ないなぁとは思ってたけど、あれはやりすぎ。
「あ、あの、わっちさん…?」
「ひば…。俺、ひばが心配なんよ。もっと頼って?」
「ひぅ、」
さすがに。
「アウト~」
「アウトだなこりゃ。」
雲雀を回収し、ふわっちから遠ざける。
「俺は心配しとっただけやん。」
「距離近すぎ。」
「ホストなんで☆」
「はいはい」
ふわっちの話を聞き流し、雲雀の様子を見る。
「まぁ、無理すんな。」
「俺飴もってるから舐める?」
「ろれナイス」
「ありがとうございます‼」
「いいって。喉は大事にしな。」
「うす。」
―――――
「とかあったじゃん。」
「それは別にセコムじゃないのでは…?」
「途中からそれは思った。」
お店に長居してしまったため、そろそろ出ようかと席を立つ。
伝票をサラッと取り、レジに向かう。
「ほかにもさぁ、ヒーローズとかにも守られてたでしょ?」
「え、なんで知ってるんすか??」
「葛葉が宇佐美と話してるときに聞いた。」
人質に取られたのを助けてもらったとか。
雲雀のことだから自分で抜けられただろうけど。
「まぁとにかく。無理はしないでね。」
「うす。」
会計を済ませ、店の外に出た。
「うわ、さむ。」
日が落ちるのが早くてもう暗くなってきていた。
「イブさん、これどうぞ‼」
「え?」
雲雀から渡されたのは、可愛い手袋。
「今日のお礼です。」
いつの間に買ったのだろうか。
「ありがと。」
頬が緩むのを感じる。
ほんとにいい子だな雲雀って。
だからいろんな人に狙われていろんな人に守られるんだろうな。
「じゃ、またね。」
俺も含めて、ね。
リクエストありがとうございまぁぁああす‼‼‼‼
ご期待に添えているかは不安ではありますが、本当にありがとうございます。
セコムっていいですよねぇ…。(´艸`*)
口調を間違っていたらごめんなさい。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それではまた次回のお話で。
コメント
1件
リクエスト大雑把になってしまったのですが、凄く素敵な作品にしていただいて感謝です!! 本当に最高でした😭👏✨ ありがとうございます!!