燕帝山 高校 排球部 の 日常　　68話～

和泉 咲多郎  sid

みんな、この一点にかけてる。

あと一点で勝つ。あと一点で負ける。

そうやってしてるから試合は面白い。

今のこの緊張感と快感がやみつきになってしまった。

リベロは直接攻撃にはならないし、点を決める事にはならない。

だけど、強烈サーブを上げた時、拾えないようなボールを上げた時。

その快感はバレーボールでしか感じれない。

そして、一言。大きな声で言う。

「　さっこーい…！！！　」